スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
近年どんどん人気が増してきているアナログレコード。
純粋に音としての魅力を感じる人が多くなっていることは、レコード好きにとっては非常に嬉しいことですね。
またストリーミング再生の市場もうなぎ登りに広がっているのも知られるところで、そう考えると便利なデジタルに突き進む層と、アナログ回帰の層の2極化に進んでいるように感じられます。
個人的にはレコードに限らず、CDやカセットテープなど、所有物があってこそさらに愛着が湧いてくるのが音楽と思うところであり、さらに言えばレコード、ひいては蓄音機の音は決してデジタルでは味わえない音が聴けると断言してもいいでしょう。
ということでこの記事では、より多くの人にレコードを手に取ってもらえるよう、初心者向けに徹底解説していきたいと思います。
僕自身、最初は完全なる無知の状態で調べ、機器を買い集めていったので、レコードを聴き始めるハードルの高さはよく理解するところ。
なるべくかみ砕いて説明して行くので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。
レコードの仕組み
ものすごく端的に言うと、レコードに刻まれた溝を、針でなぞって振動を拾い電気信号に変換して聴くというもの。
しかしながら、「音楽信号」「位相」「記録方式」などなど、そんな細かいことは理解しなくても聴けますし、まずは考えなくていいと思います。
むしろ一度も聴いたこと・使ったことが無い段階で理解するのが無茶なので、最初はスルーしましょう(^^;)
僕もこのあたりの理論は後から何となく理解しました。
一応、後日分かりやすく解説した記事を追加しますね。
レコードの種類
実は一口にレコードと言ってもいくつか種類があります。
ざっくり分けると『LP盤』『EP盤』『SP盤』の3種類。
本当はもっと細分化できますが、話をややこしくしたくないので、とりあえず3種類と覚えてもらえれば。
「これらは何が違って来るの」ってところは、こちらの記事で詳しく解説しています。
【3分で分かる】レコードの種類を分かりやすく解説レコードの再生方法
基本的には『レコードプレーヤー』『フォノコライザー』『アンプ』『スピーカー』の4つの機器が揃っていれば再生できるのですが、ここが一番混乱を招くポイント。
というのは、それぞれの機器が一体になっているものが存在するからです。
『レコードプレーヤー+フォノコライザー』、はたまた全てが一体になったものまで存在し、それゆえに初心者は迷宮に迷い込み、いらない機器まで買ってしまう恐れがあるという。
これについては図解で解説している記事がありますので、参考にしてみてください。
読んでもらうとなんとなくイメージが沸いてくるはずですよ。
おすすめのレコードプレーヤー
ここまで読んでもらった人は何となく想像がついていると思いますが、4つの機器それぞれピンキリの商品があり、聴く人によってどの程度まで求めているのかが違います。
初心者の人で考えても、「とりあえず手軽に聴ければいい」、「最初からある程度しっかりした物を揃えたい」の2パターンに分かれるでしょう。
よって少し強引な区分ですが、全てが一体になったものだけの『初心者向け』と、別個に買い揃えるタイプの『中級者向け』として、それぞれ紹介していきます。
初心者におすすめのレコードプレーヤー5選!『買えばすぐ聴けるものを紹介』 中級者におすすめのレコードプレーヤー5選!【安定した音質】レコード鑑賞に拘る
アナログの上質な音を楽しむならば、当然聴き方も拘りたくなってきますよね。
楽しみ方をより良く変える方法としては、『スピーカー』『ヘッドホン』に拘るのがオススメです。
とくにスピーカーに関しては最終的な音の出口になるので、上位機種に変えるだけでまるで違う音になるのもよくある話。
ヘッドホンについては、よくある安価なものだと低音が異様にブーストされており、正直レコードの原音を損なうためオススメできません。
本当に純粋なレコードの音を楽しむならば、多少値は張りますが、モニター用ヘッドホンを使うべきだと断言できます。
スピーカー・ヘッドホンそれぞれ別個の記事で紹介してますので、参考にしてみてくださいね。
レコードを聴く際のおすすめスピーカー5選!【圧倒的高音質】 レコードを聴く際におすすめのヘッドホンを厳選して紹介レコード収納方法
当然のようにレコードの大きさはCDとは異なり、いわゆるCDラックや棚には入りません。
一枚二枚だったらどこかに立てかけておくのでもいいかもしれませんが、数が増えてくると棚やボックスは必須。
縦積みで単純に置いてたらレコードを痛めるので、くれぐれも注意しましょう。
レコード収納におすすめのラック・棚・ボックスを紹介!またDJなどで持ち運びをする人は、専用のバッグが必須。
おすすめのものを紹介してますので、参考にどうぞ。
サウンドの追及
アナログは機材一つ変えれば音が変わり、様々な形で自分の好みの音を追求できるのが面白さの一つ。
際限の無い世界ですが、この試行錯誤のし甲斐がデジタルには無い点であり、楽曲制作と似たような音作りのあれこれが、唯一無二の楽しさ。
色々な点でサウンドの変化を実感することができ、項目ごとに記事にしてますので参考にどうぞ。
【音質向上】おすすめのターンテーブルマットを紹介インテリアとしてのレコード
もちろんレコードは音楽を楽しむのが第一目的ですが、せっかくなら部屋の見栄えもお洒落に整えたいですよね。
僕も実践している、プレーヤーを台に設置することと、レコードを壁にディスプレイする方法を紹介しました。
とくに壁へのディスプレイはレコード屋みたいにカッコよくなるのでオススメ。
ぜひ試してみてくださいね。
レコードのメンテナンスなど
レコードはCDと違い、クリーナーを使って掃除などをしないとノイズの原因になり、音質に影響をしてきます。
面倒だなと思うかもしれませんが、この面倒さも含めてレコードなので、きちんと覚えておきたいですね(^^;)
おすすめのレコードクリーナー3選!【音質も見た目も蘇る】 おすすめのレコード内袋を紹介!【ポリ製・紙製】 レコードのノイズ・雑音を除去する4つの方法レコードをPCに取り込んだり、CDにしたい
外出先で「レコードの音を聴きたい」、「レコードしか存在しない音源なので、デジタルでも保存しておきたい」など、様々な理由でレコードをデジタルに変換したいという人は多いです。
USB付きのレコードプレーヤーを使うなど、色々な方法を次の記事で詳しく紹介してますので、参考にしてみてください。
レコードをCDに変換・録音する簡単な3つの方法「【初心者必見】アナログレコードの教科書」まとめ
以上、アナログレコードについて詳しく紹介してきました。
最後まで読んでいただけたならば、もう自宅にレコード環境がある光景が浮かんでいるはずです!
自分がどんな風にレコードを楽しみたいのか考えたうえで、ぜひ買い揃えていってみてくださいね。
繰り返しになりますが、レコードにはデジタルでは決して味わえない魅力が確実にあります。
僕は過去に一度、蓄音機の音を聴いたことがあるのですが、その音の生々しさが忘れられず、以来絶対的なアナログ派になりました。
その時の体験談もありますので、興味があればあわせてどうぞ。
奥深いマニアックな世界でもありますが、まずは入り口として気楽にアナログの音を楽しんでもらえると嬉しいですね。
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