スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
管理人は14歳の時にブルーハーツに出会って以来10年以上ヒロトマーシーのファンで、聞ける作品は全部聴きました。
一回聞いて終わりではなく何度も何度も聴き込み、辛い時に励まされること数知れず。
先日ヒロトマーシー全作品レビューと題した記事を書きましたが、今回はマーシーソロ&ましまろの全作品レビューをしていきたいと思います!
「マーシーソロやましまろはとっつきにくい」
といった方はまずはここで紹介したおすすめのアルバムを手に取ってもらえれば嬉しいです。
真島昌利ソロ作品~マーシーソロ~
夏のぬけがら
89年に発売されたマーシーの記念すべき1枚目のソロアルバム。
マーシーソロを聴き始める方はまずはこのアルバムですね。
ブルーハーツのイメージとは違い、アルバム全体がノスタルジックななんとも言えない雰囲気を漂わせています。
マーシーソロ作品屈指の名盤であり、スピッツの草野マサムネ氏は夏のぬけがらを自身が一番好きなアルバムと語っています。
特にラストの「ルーレット」が名曲中の名曲で、諸説ありますが友人との別れのことを歌った涙無しには聞けない曲。
【アルバムレビュー】夏のぬけがら/真島昌利HAPPY SONGS
前作から一転、モータウンビートやボサノヴァなど多種多様な楽曲群が収められているアルバム。
シングルカットもされたキャッチーな「オーロラの夜」や、日常の小難しいことなど気にしなくてもいいと思えるような「HAPPY SONGS」など、マーシーの楽曲群の幅広さには感服です。
【アルバムレビュー】HAPPY SONGS/真島昌利RAW LIFE
全2作は若干の違いはあるもののアコースティックな音が中心なアルバムでした。しかし3作目はうって変わってロックテイスト。
激しいバンドサウンドに社会風刺が効いた歌詞が載せられている楽曲が中心です。
これぞ詩人マーシーという世界観があるのは、唯一テイストが違う「こんなもんじゃない」という曲。
1930年代にアメリカのアンチヒーローとして名を馳せた「ボニーとクライド」をモチーフとして、反骨心を前面に押し出した楽曲です。
マーシーソロの中で僕がトップクラスに好きな楽曲のひとつ。
【アルバムレビュー】RAW LIFE/真島昌利人にはそれぞれ事情がある
2019年現在、マーシーが最後に出したソロアルバム。
ブルーハーツ解散間際の94年に発表されています。
マーシーのソロアルバムでは「夏のぬけがら」がもっとも人気が高いですが、僕が一番好きなのはこのアルバム。
特に1曲目から2曲目の流れが大好きなんです。
「月のウサギ、太陽のカラス」というインスト曲からマーシーソロを代表する名曲「空席」に繋がるのですが、この流れがなんとも言えない心地良さがあってたまりません。
シングルB面曲
数は多くは無いですが、シングルB面曲も一通り紹介してます。
アルバムに収録しなかったのが勿体ない曲が山ほどありますので、改めてマーシーの底知れぬ作曲センスが分かりますね。
マーシーソロのB面曲まとめ!ましまろ
ましまろ
やっぱりマーシーは変わらず詩人であった、、、そう感じさせてくれるアルバム。
ブルーハーツ以降、とくにクロマニヨンズになってからは、ソロ作品で見せてきたようなノスタルジックなマーシーらしい世界観を覗かせる曲はごくごく僅かでした。
しかしこのアルバムはどうでしょう?まさにマーシーソロと同じ世界観です。これで全てマーシーが歌っていたら5枚目のソロアルバムと言えるでしょうね。
なによりハイロウズのマスタング期の「64,928-キャサディ・キャサディ」以来、マーシーは一切歌わなかったマーシーが、ましまろではボーカルを取っているのです。
このアルバムでは「僕と山ちゃん」、「山の師匠」の2曲でマーシーの歌声が堪能できます。
【アルバムレビュー】ましまろ/ましまろましまろに
2枚連続評価10で誇張しているのかと思われるかもしれませんが、そうではありません。
ましまろのアルバムは有無を言わせない名盤揃いなんです。
特に1曲目を飾る「朝」はアルバム唯一のマーシーボーカルですが、歌詞がかなり短いにも関わらずこれぞマーシーと感じる言葉回しの曲。
アルバム随一の名曲は「ローラーコースター」。大好きなことに人生が連れて行かれているという表現がまさにマーシーらしいなあと感じ涙が止まりません。
【アルバムレビュー】ましまろに/ましまろシングルB面曲
マーシーソロ同様、ましまろのB面曲も珠玉の名曲揃い。
アルバムと合わせてシングルも漏れなく聴いておきたいですね。
ましまろのB面曲まとめ!「マーシーソロ&ましまろ全作品レビュー」まとめ
以上、概要になりましたがマーシーソロ&ましまろ全作品レビューをしてきました。
今後は各アルバムを掘り下げたレビュー記事を随時追加していきますので楽しみにしていてください!
マーシーの楽曲と歌声はなんとも言えない魅力がありますよね。
今ではマーシーが死ぬほど大好きな僕ですが、ブルーハーツを聴き始めた頃は声を受け付けることができず、聞き飛ばしていました。
今思うと考えられませんね・・・。
決して万人受けする声ではありませんが、それが理解できた人はたまらなく好きになってしまうというのがなんとも不思議。
最初からマーシーの声が好きであったという人の話はあまり聞きませんね。
そんな聞けば聞くほどハマってしまうマーシーの声、そして日本随一の文学的歌詞のマーシーの楽曲の良さに気づくために、まずは聴いてもらえると嬉しいですね!