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【アルバムレビュー】ましまろ/ましまろ

ヒロトマーシー情報館(@HirotoMasima)です!

 

2015年に結成が発表された、マーシー&旧知の仲である真城めぐみ、中森泰弘の3人による『ましまろ』。

 

94年の『人には~』以降、表立ったソロ活動はしてこなかったため、旧来からのマーシーファンにとってはまさに歓喜の出来事でした。

 

曲の大半はマーシーの作詞作曲によるもので、クロマニヨンズでは決して見せない、これぞマーシーといったノスタルジックな世界観を見せてくれます。
まさに実質上のマーシーソロの続きと言っても過言ではありません。

 

3人の出会いについては、遡ること30年以上、ブルーハーツ以前に、マーシーがブレイカーズとして活動していた頃に遡ります。

 

ボーカルの真城さんは、その頃一ファンとして見に来ており、演者と客という関係から始まった仲。
中森さんについては、同郷の友達繋がりで、同じ時期に知り合った模様。

 

なんなら真城さんはヒロトがやっていたコーツの大ファンでもあったようですね。
当然何度もライブを見てるようで、うらやましい限り。

 

そしてクロマニヨンズではバリバリのロックンロールギターをエレキでかき鳴らすマーシーですが、ましまろではアコギに徹底してるのも聴きどころ。

 

エレキは専ら中森さんに任せてるワケですが、中森さんのギターがとにかく素晴らしい。
あくまで歌を邪魔しないように、必要最低限の彩りを加えるスタンスなのですが、音の存在感が圧倒的。

 

管理人も中森さんはましまろで初めて聴きましたが、ギタリストとしての圧倒的な力量を感じましたね。

 

ちなみにましまろ結成は、共通の友人『水島君』がいなければ実現しませんでした。
彼が「真島と真城でましまろだ~!」みたいな発言をお酒の席で何度も何度もしたようで、それ故に「じゃあやってみるか」という運びになったそうなんですね。

 

ましまろが聴けるのは、水島君さまさまということで、皆さん感謝しましょう(笑)

 

ということで前置きが長くなってきたので、本題に入ります。

ましまろ 楽曲解説

体温

作詞・作曲/真島昌利

 

シンプルなリフなのに、猛烈に耳に残るのが流石。
歌詞の内容は、『自転車に2人で乗って、君の体温を感じている』といった具合ですが、情景描写が本当に天才的ですよね。

 

文学的な言葉が映えわたり、マーシーにしか書けない歌というのを、強く感じます。

 

ちなみに管理人はアラバキロックフェスでのましまろのデビューライブを見てるのですが、最初に演奏されたのが、こちらの曲。
春風が舞う中、マーシーがアコギをかき鳴らす光景が今でも目に焼き付いてます。

したたるさよなら

作詞・作曲/真島昌利

 

先の体温もそうですが、これほどまでに美しい言葉を紡いでくれるのは、感動の一言。

 

マーシーが多作なのは有名ですが、クロマニヨンズに出してる曲の裏で、ノスタルジックな作品群を大量に作っていたんだなと思うと、本当に嬉しくなってきますよね。

 

かなり抽象的な歌詞ですが、得も言えぬ空気感が漂ってくると感じるところ。

 

「したたる」という言葉は、「液体が雫になって落ちる」という意味で、まさに液体に対して使われる表現ですが、「さよならが滴る」というのが、常人の発想ではないですよね。

 

言葉に出し、「さよなら」と言いたかったのに、ついに最後まで口に出せす、こぼれ落ちてしまった「さよなら」ということなんでしょう。
恐るべきマーシーの詩。

はだしになったら

作詞・作曲/真島昌利

 

真夏の光景が浮かぶ、いかにもマーシーらしい一曲。

 

知ってることと分かってることがすれ違って

 

という一節が大好きで、「知る」と「分かる」は通常、同義語として捉えられますが、あくまで違うものとして捉える視点が、常人とは違うと感じます。

 

中森さんの鳴らすシンプルな単音リフも良いですね。

いつかどこかできっとまた

作詞・作曲/中森泰弘

 

アルバム唯一の中森さんソング。
歌ってるのは真城さんですけどもね。

 

本人のインタビューによると、統一感を出すために、マーシーの出すノスタルジック感を意識して作ったそうです。

 

たしかに、中森さんの曲と知った上で聴くから、そう思えるのであって、知らないで通しで聴いたらほぼ溶け込んでいると思えます。
「果実が割れる」といった表現なんか、まさにマーシーが使いそうですよね。

僕と山ちゃん

作詞・作曲/真島昌利

 

アルバム初登場のマーシーボーカル。
しかし、ましまろで初めてマーシーが歌ったのは、シングル『ガランとしてる』B面に収録されている『公園』です。

 

とはいえ、『公園』は一部分のみであるため、フルボーカルはこの曲が初。

 

ハイロウズ時代の『岡本君』のような、少年時代の思い出を歌った曲ですが、こっちの場合純粋な明るい内容。

 

マーシーがハーモニカを吹くのは『空席』以来ですし、往年のファンにとっては涙腺が緩むばかり。

ガランとしてる

作詞・作曲/真島昌利

 

同アルバムからシングルカットされた一曲。
個人的にシングルにするのは、別の曲が良かったんじゃないかと思うんですがね。

 

ちなみにシングルカットを選んだのは、冒頭で書いた水島君で、「プロデューサーかよ」とツッコミたくなるような立ち位置(笑)

 

かなり抽象的な内容ですが、色々な解釈ができるところが、面白みでもあるところ。

ずっと

作詞・作曲/真島昌利

 

アルバムのハイライトとも言える、屈指の名曲。
実は2006年に松たか子に提供していた曲で、セルフカバーした格好。

 

言うまでもないですが、圧倒的にましまろバージョンの方が良く、切ない歌詞といい、もうたまりません。

 

恋愛ソングになるんでしょうけども、マーシーの描く恋愛ソングは、唯一無二のリアルさがあると思うんですよね。
過去にマーシーが発表した恋愛ソングとなると、『君のため』や『完璧な一日』などが挙げられますが、『ずっと』も含め、全て甲乙つけ難い良さ。

 

『君のそばにいる時はなぜか 嬉しいのに 泣きたくなるんだ』という一節が、突き刺さります。

水色の風船

作詞・作曲/真島昌利

 

水島君が泣いてしまう曲として有名な曲(笑)
「3時のおやつ ロールケーキ」という一節があり、実体験として思い出があるのか、その部分で必ず涙を流すそうで。

 

歌詞の内容は、夏の空に浮かび飛んでいく、水色の風船が眼前に浮かぶような、美しい内容。

 

印象的な言葉として「トマト」が出てきますが、夏とトマトというと、まさに昭和といった光景が浮かんできますよね。

しおからとんぼ(シトロンソーダver)

作詞・作曲/真島昌利

 

マーシーと真城さんが交互にボーカルを取る一曲。
『ガランとしてる』B面にも収録されていますが、アレンジ違いですね。

 

アルバムverの方が、エコーが掛かっていたりと、少しインスト音楽的な匂いを出しています。

 

「夏の夕暮れ」というマーシーが一番好きな光景が浮かぶような内容で、歌詞中には一回も出てこないのに、タイトルで『しおからとんぼ』と表現するのが、天才的なセンス。

山の師匠

作詞・作曲/真島昌利

 

ほぼアコギ一本弾き語りのマーシー曲。

 

『山の師匠』というのが何を指しているかはっきり分からず、動物かもしれませんし、植物かもしれませんが、絶妙な雰囲気が漂っているのが良いですよね。

 

当初は真城さんに歌わせようとしたそうですが、これはマーシーが歌いなよと真城さんが言ったそうで。
たしかに内容を見ても、やや異質な感じはありますもんね。

「【アルバムレビュー】ましまろ/ましまろ」まとめ

 

同アルバムのレコーディングでは、ゲストミュージシャンも多数参加。
特筆すべきはブレイカーズでドラムを叩いていたヒコさんこと、大槻敏彦。

 

1,2,4,5,7,8,10曲目のドラムはヒコさんが叩いており、好みの問題もありますが、楽曲に絶妙にマッチした叩き方は他の曲と比べても秀でています。

 

ブレイカーズファンからすれば、ベースで太郎さんこと篠原太郎氏を呼んで欲しかったなと思うところですが、欲張ってはダメですね。

 

また、ヒコさんが叩いてる曲でベースを弾いてるのは伊賀航氏。

 

ましまろのツアーにも同行し、ステージ上では華麗なるウッドベースを弾いていたのが印象に残っています。

 

その他、7曲目の『ずっと』では唯一キーボードが入ってますが、弾いているのは日本屈指のキーボーディストである伊東ミキヲ氏。

 

なおレコーディングエンジニアの川口さんの勧めで、3,6,7曲目ではオカモトズのベース「ハマ・オカモト」、黒猫チェルシーのドラム「岡本啓佑」が入ってるのもポイント。

 

このように多様な人物が入り交じり、出来上がったのが同アルバムということが分かりますね。

 

クロマニヨンズのバンドサウンドに慣れ親しんでおり、マーシーソロも聴いたことが無いという人にとっては、近づき難い部分もあるかもしれません。

 

しかしマーシーの世界観の入り口としては、聴きやすい部類だとは思いますので、ぜひ一度手にとって聴いてもらえると嬉しいですね。

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