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黒人差別・奴隷制を扱ったおすすめ映画を紹介【覚えておきたい歴史】

ヒロトマーシー情報館(@HirotoMasima)です!

 

アメリカの歴史と切っても切り離せないのが、黒人差別・奴隷制の歴史。
いわゆるアフリカ系アメリカ人という方たちの祖先は、アメリカ南部の労働力としてアフリカから連れ去られて来たという過去があります。

 

また当サイトは音楽のブログですが、「なぜ黒人差別の映画を紹介するの?」と思う人もいると思います。

 

しかし音楽の歴史とアメリカ黒人の歴史というは密接に結びついており、奴隷という終わりの見えない苦しみの中で産み出されたブルースという音楽が無ければ、現代音楽は無かったと言っても過言では無いのです。

 

詳しくはこちらのブルース映画の記事を参考にどうぞ。

【音楽狂が選ぶ】おすすめのブルース映画を紹介!

そして、黒人差別・奴隷の歴史はタブーとされがちだからこそ、真実を伝えたいと思う熱い思いにより、このような題材の映画は数多く作られてきました。

 

生々しい描写に見るに辛い映画も多くありますが、過去を正しく認識するために、ぜひ見るべき映画を紹介していきます。

黒人差別・奴隷制を扱った映画

マンディンゴ


おすすめ度
(5.0)

得てして黒人差別を描いた映画は衝撃的なものが多いですが、その中でも本作は群を抜いています。

 

アメリカ南部の大規模農場において、黒人奴隷がどのような扱いを受けていたかが鮮明に分かる内容。

 

物語としても一級品で、愛と憎悪にまみれた人間模様が、通常の映画では避けがちな汚い部分を細かに描いていると思うところ。

 

ラスト30分くらいは瞬きする間も無く物語に惹き込まれ、俳優の高い演技も相まって緊迫感を自分事のように感じましたね。

それでも夜は明ける

おすすめ度
(4.5)

1841年にワシントンで誘拐され、奴隷として売られた自由黒人『ソロモン・ノーサップ』の自伝を元に作られた伝記映画。

 

幸せな日々から一転地獄のような12年間を過ごす日々を描き、目を覆いたくなるようなシーンも山ほど。

 

現代の自由に生きられる人間がどれだけ幸せか痛感する良作です。


おすすめの視聴方法

ルーツ

おすすめ度
(5.0)

映画ではなくいわゆる海外ドラマですが、グイグイと惹き込まれる素晴らしい作品なので紹介。

 

1977年制作と古いものの、アメリカで社会現象まで引き起こした人気ドラマで、今見ても全く色褪せません。

 

アフリカ系アメリカ人作家『アレックス・ヘイリー』の先祖の実話に、脚色を施した同名小説を映像化したもの。

 

黒人差別を扱った映像作品はいくつかありますが、本作はドラマということもあり細かな描写が特徴で、黒人がどのように奴隷として扱われていたのかが体系的によく分かります。

42~世界を変えた男~

 

おすすめ度
(4.5)

アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなった『ジャッキー・ロビンソン』の伝記映画。

 

先に紹介した『マンディンゴ』を見た後だと、彼の祖先がどのような扱いを受け脈々と血筋を残してきたか分かるはず。

 

メジャーに行った当時は1947年でしたが、まだ黒人差別が多く残っており、メジャーリーグも白人だけのもの。

 

酷い差別を受けるものの、彼の必死にプレーする姿が、徐々にチームメイトや観客を変えて行く感動ヒストリー。


おすすめの視聴方法

大統領の執事の涙

 

おすすめ度
(4.0)

奴隷の息子であった主人公が、紆余曲折を経て大統領の執事という職に就き、見て来た光景を描いた伝記映画。

 

オバマ大統領が黒人初の大統領ということは、誰しも知っていることですが、それがいかに歴史的な転換点なのかが、よく分かるはず。

 

公民権運動が分かりやすく描かれているのもあり、アメリカの歴史についても理解が深まります。


おすすめの視聴方法

ジャンゴ 繋がれざる者

おすすめ度
(3.0)

物語としてはめちゃくちゃ面白かったのですが、黒人差別を描いた映画というよりは、西部劇的なニュアンスの入った創作映画。

 

上記までで紹介して来た、史実を忠実に描いてる映画を見た後だと、黒人であるジャンゴが白人を次々と撃つシーンは痛快そのもの。

 

しかし劇中歌でラップが入るのが超絶な違和感で、黒人映画だったらブルースだろうと強く思ったところ。

 

純粋にストーリーを楽しんで見るのがいいですね。


おすすめの視聴方法

リンカーン


おすすめ度
(3.5)

奴隷解放の父と呼ばれる、第16代アメリカ合衆国大統領『エイブラハム・リンカーン』の最後の4か月を描いた伝記映画。

 

奴隷を開放させる憲法修正案を通すためにつき動く様子と、様々な苦悩が色濃く描かれています。

 

2012年に公開され、世界中で一躍評判の作品となりましたが、いかんせん予備知識が無いと疑問符だらけ。

 

上記までで紹介してきた映画で黒人奴隷の歴史を掴むと共に、南北戦争が起きた経緯、アメリカの議会制度あたりを把握してると、すんなり映画が入ってくるでしょう。

 

個人的には面白い作品でしたが、内容が難しすぎるという意味で、抑え気味の評価にしました。


おすすめの視聴方法

ドゥ・ザ・ライト・シング


おすすめ度
(4.5)

アメリカ・ブルックリンを舞台に、黒人のありのままの日常を描きながら、現代の人種差別問題に警鐘を鳴らした屈指の名作。

 

平凡な日々が、とある事件を発端に人種間の暴動に発展するまでをリアルに描いています。

 

映画が公開された3年後に人種問題による暴動が現実となることから、いかに監督が社会の空気を捉えていたのかが分かりますね。

 

時代設定的には、おそらく映画が製作・公開された1980年代後半だと思われます。

 

先まで紹介してきたものは時代設定が古いものが多く、本作は珍しく近代が舞台ですが、それでもなお黒人差別が蔓延っていることに、なんとも言えない悲しさを感じますね。

 

セリフに『クンタ・キンテ』が登場したり、主人公が42番の野球ユニフォームを着てるなど、先に紹介した映画を見ておくと、いかに細かいところまで凝っている映画かよく分かりますよ。


おすすめの視聴方法

ダーク・スティール


おすすめ度
(4.5)

1992年に実際に起きた事件『ロス騒動』をモチーフにした作品。
騒動の引き金として有名な『ロドニー・キング事件』の実際の映像が挿入されているなど、創作ながら史実としての当時の社会状況を掴むにはうってつけの映画でしょう。

 

腐敗した警察組織やそれに納得いかない職員など、人間味がまざまざと出ており、実際にこんな人物がいたかどうかは別として、グイグイと惹き込まれる魅力があります。

 

描かれる暴動の世紀末感はすざまじく、張り詰めた空気感が画面越しでもリアルに伝わってきますね。

 

奴隷制がとうの昔に無くなっているものの、90年代の近代においても黒人差別が蔓延っていたことを知ると、いかにアメリカ社会は深い闇を抱えているか実感するところ。

ヤコペッティの残酷大陸

モンド映画(猟奇的ドキュメンタリー)というジャンルを確立したことで有名な、イタリアの鬼才『ヤコペッティ』による作品。

 

100年前の奴隷制が行われている時代のアメリカにタイムスリップし、当時の人々を取材するというストーリーで、そこで描かれる様相や人物は、本や資料を元に忠実に描いてるとのこと。

 

ルーツやマンディンゴのように強いストーリー性が無いため、個人的にはやや単調に感じましたが・・・。

 

とはいえ、それらの作品では描かれなかった闇の部分を包み隠さず映像化しているとは感じるところではあり、アメリカ黒人の歴史をきちんと把握しておきたい場合は一見の価値はあるでしょう。

 

なお各種宅配レンタルサービスにも取り扱いが存在せず、唯一見れる方法が『TSUTAYA 渋谷店』でのレンタルでした。
地方在住の人は高騰してるDVDを買う他ないですが、正直そこまでして見る作品では無いかなと(^^;)

マルコムX


おすすめ度
(5.0)

1960年代の公民権運動の代表的な人物の一人である『マルコムX』。
同氏の自伝を基に、先に紹介した『ドゥ・ザ・ライト・シング』の監督でもある『スパイク・リー』が映画化したもの。

 

なお原作の自伝はルーツの作者である『アレックス・ヘイリー』が共著しており、映画化にあたっても協力しました。

 

三部構成に分けて、マルコムXの生涯を丁寧に描いた作品であり、悪童から目が覚め、多くの人々に影響を与えて来たことがよく分かります。

 

純粋な物語としても非常に面白く、食い入るように見入ってしまいました。
とにかく人間としてのマルコムに惹かれますし、間違いなくオススメできる名作ですよ。

ミシシッピー・バーニング

おすすめ度
(4.5)

1964年に実際に起きた、公民権運動活動家3人が殺害された事件をモデルに描いた、ノンフィクション映画。

 

タイトル通り舞台はミシシッピで、事件の捜査に来たFBIが、KKK(白人至上主義団体)と対立しながらも、事件の解決を図っていく様が描かれます。

 

一部史実とは違う部分もありますが、基本的には当時の空気感がリアルに伝わってくる内容。

 

1865年、すなわち約100年前に奴隷制廃止により認められた「法の下の平等」が、機能してないも同然の程遠い状況であったことがよく分かります。

 

止まらない憎しみの連鎖、黒人住宅の燃え盛る炎など、色々と考えさせられる名作。

 

FBI捜査官の溢れる人間味も見どころのひとつ。

アミスタッド

おすすめ度
(4.5)

1839年に実際に起きた、奴隷輸送船の乗っ取り事件と、それに関してアメリカで行われた一連の裁判を描いた作品。

 

ルーツやマンディンゴしかり、黒人奴隷に焦点を当てた映画は負の側面が強いものが多いですが、本作は尺度が異なり『自由を手にする様』を映し出すのが特徴です。

 

『リンカーン』同様、巨匠スティーブン・スピルバーグが監督となっており、同氏が黒人奴隷問題に強い関心を抱いていたことが分かりますね。

 

裁判が物語の大きな軸になっていますが、それをとりまく人間たちも魅力的なのが至高。

 

黒人奴隷の歴史に関心があるならば、必ず見ておきたい作品のひとつです。

おすすめの視聴方法

アメリカンヒストリーX


おすすめ度
(5.0)

黒人差別を題材にした映画というのを抜きにしても、今年見た映画の中で一番心に残った名作と言っても過言ではありません。

 

物語のあらすじは、簡単に言うと白人至上主義に身を染めている兄弟の物語。
時代設定は、92年のロドニー・キング事件が作中の会話で登場するので90年代半ばというところ。

 

父親が黒人に殺されたことをきっかけに、過激な思想に走り、挙句黒人を殺害し刑務所行きの兄デレク。
そして兄を崇拝する弟・ダニーといった構図ですが、3年後に刑務所から出て来た兄は別人のように穏かになっていたというもの。

 

兄が変わった理由、そもそも何故に極端な思想に走るに至ったかなどが紐解かれて行く上で、色々と感ずるものがあるはず。

 

『怒り・憎悪・憎しみ』に動かされる人間の姿が克明に描き出され、『怒りは何も生まない』というのが映画の根源的な主張と感じますね。

 

世界最大級の映画データベースでトップ250にランクインしてるほどであり、誰しも認める名作と言えますので、ぜひ一生に一度は見て欲しい作品です。

おすすめの視聴方法

アラバマ物語


おすすめ度
(5.0)

アメリカの大ベストセラーである同名小説を原作に、映画化された作品。

 

舞台は1930年代、人種差別が色濃く残るアメリカ南部で、白人女性への暴行容疑で逮捕された黒人の担当弁護士『アティカス』が主人公。

 

成長した主人公の娘が回想するストーリー形式ということもあり、子供時代のノスタルジックな原体験と、問題に奮闘する父、という交錯する描写が印象的です。

 

ブルースなど黒人音楽に親しんでいると、黒人が不当に重い刑罰に科せられていたため、刑務所での録音などを聴く機会も多いですが、実際の不当な有様をより強く認識できる内容であり、物事の理解が深まるのは確かでしょう。

 

しかし同映画は単なる黒人差別を題材にした作品と形容はできず、リアリティに溢れる子供視点の世界観が強く感じられるのがなんと言っても秀逸。

 

未だに名作映画として語られる所以が、細部に息づいているのを強く感じます。

 

黒人差別への関心は抜きにしても、一生に一度は見ておきたい映画と断言しても過言では無く、ぜひ目を通して見て欲しい傑作ですね。

おすすめの視聴方法

グローリー/明日への行進


おすすめ度
(5.0)

公民権運動の指導者として有名なキング牧師を初めて映画化した作品。

 

1965年にアラバマ州セルマで実際に起こった『血の日曜日事件』を題材にした内容であり、公民権を求める人たちの苦悩・戦いをリアルに描いています。

 

非暴力の『キング牧師』、力で対抗する『マルコムX』と、公民権運動を語る上でよく対比されるのがこの2人であり、最低限の歴史をさらっておいた方が、より映画を深く理解できるのは間違いありません。

 

映画『マルコムX』と併せて見ると、双方がどのように公民権運動に貢献したかよく分かるはず。

 

奴隷解放から100年経った時点でも、非人道的な扱いを黒人が受けていたことをさらに強く認識し、改めて凝り固まった考えは人を簡単に狂気に陥れると感じたところ。

 

それにしてもキング牧師の圧倒的な言葉の力には、心から感服しますよ。


おすすめの視聴方法

「黒人差別・奴隷制を扱ったおすすめ映画を紹介【覚えておきたい歴史】」まとめ

 

つらつらと作品を紹介してきました。
まだまだ見れてない作品もたくさんあるので、随時内容は更新していきます。

 

1900年代以降の黒人差別を題材にした映画となると、そこまで過激な描写は無いですが、1700~800年代を描いた映画は過激な描写が多いです。

 

しかしそれは嘘偽りの無い事実であるということを認識すると、同じ人間が家畜同然の扱いをされていたことに、なんとも言えない憤りを覚えざるにはいられません。

 

先にも書いたように、この歴史があった上でブルースが生まれ、ひいては全ての現代音楽に繋がって行きます。

 

きっと音楽の聴こえ方が違ってくるはずですので、目を背けず見てもらいたい映画ですね。

 

また、これらの作品は『amazonプライムビデオ』・『DMM月額レンタル』のいずれかで見れます。
それぞれどっちで見れるかは、作品ごとの「おすすめの視聴方法」を参考にどうぞ。

 

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自分の見たい作品を確認したうえで、それぞれの記事を参考にしてみてくださいね。
僕は両方使ってますが、あまりの快適さに手放せない状態になっています(笑)

 

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