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アメリカの歴史を学べるおすすめ映画

スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!

 

以前から黒人音楽の発展と密接に関係している、黒人差別を題材にした映画を色々と見ていました。

 

そしで最近気づいたのが、結局はアメリカの歴史全体が音楽に強い影響を及ぼしていること。

 

例えばボブディランや、彼が影響を受けたウディガスリーなどの歌は、政治的抗議を含んだ歌であるプロテストソングとしてよく言われます。

 

1960年代前半の公民権運動や、ベトナム戦争介入などそういった時代背景があり、国民各々が抱えていた不満があったからこそ、より広く歌が受け入れられていきました。

 

別のジャンルであっても、その時歌われている歌詞の内容や、「その曲がなぜヒットしたか」といった部分を考えるには、多かれ少なかれ時代性を考慮して考えなければ、その本質は見えないはず。

 

そういった意味では、アメリカ経済に影響を及ぼす世界規模の出来事ですら、間接的には音楽に影響を与えている部分もあると考えることができますが、そこまで行くと中々キリがない話になってくるところなので、他国については割愛。

 

ということで、この記事ではロックンロールを生んだ国、アメリカの歴史を学べる映画を色々と紹介していきたいと思います。

 

音楽のサイトなので、切り口が音楽になってますが、純粋に歴史を学びたい人や映画好きな人も楽しめるはずですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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アメリカの歴史を学べる映画

J・エドガー


おすすめ度
(3.5)

初代FBI長官にして、就任から死去まで実に8代の大統領に仕えた人物である『ジョン・エドガー・フーバー』の伝記映画。

 

今や世界中の誰しもが知る巨大組織を育て、科学的な捜査方法の導入など偉大な功績が多いものの、権力乱用で賛否の分かれる人物であります。

 

様々な人物のスキャンダルを徹底的に集め、時の大統領ですら、フーバーの報復を恐れて手が出せなかったというほど。

 

逆に自分の情報は全く残さないという徹底的なやり方でしたが、彼が同性愛者であったという噂が後を絶ちませんでした。

 

作中では同性愛の様や、いわゆるマザコンぶりが描かれており、推測の域をすぎないでしょうけども、優秀な仕事の影に隠れていた私生活も映し出されます。

 

物語の題材や俳優の演技は文句無しに良いものの、映画の構成が散漫で、分かりにくい作りでしたので評価は抑え気味。

 

とはいえ、フーバーという人物を知るにはうってつけの映画ですので、興味があるならば見ておくべきと言えるでしょう。


おすすめの視聴方法

JFK


おすすめ度
(4.0)

アメリカの歴史上、最大のミステリーと言っても過言では無い、『ジョン・F・ケネディ暗殺事件』。

 

あまりに不可解な点や矛盾点の多い事件に疑問を持ち、大統領暗殺をめぐる唯一の訴訟、通称『クレイ・ショー裁判』を起こした地方検事、『ジム・ギャリソン』を主人公とした、伝記的映画です。

 

実に3時間という超大作の内容ですが、謎にぐいぐいと惹き込まれ、時間を忘れて没頭させられる内容。

 

アメリカを理解する上では欠かせない事件であることは間違い無いので、目を通しておくと間違いありません。

おすすめの視聴方法

スノーデン


おすすめ度
(5.0)

アメリカ国防機関「NSA」の盗聴監視システムを暴露し、世界中を騒がせた「エドワード・スノーデン」の半生と暴露までを描いた作品。

 

「正義」とは何か?「正しさ」とは何か?を改めて考えさせられる内容であり、物事の見方は人によって簡単に変わってくると思ったところ。

 

あまりに近代の内容なので、音楽の歴史とはほぼ関係無いですが、前半で紹介してきた映画で見てきたように、自由の象徴であったアメリカが、一大監視社会になっている現状に、先人たちの精神性が希薄になっているのを感じずにはいられません。

 

現代におけるアメリカを正しく認識したい人にオススメ。

おすすめの視聴方法

ファーストマン

おすすめ度
(5.0)

人類で初めて月に降り立った人物として著名な、宇宙飛行士『ニール・アームストロング』を主人公とした伝記映画。

 

宇宙開発の歴史と言えば、アメリカとソ連が双璧を成す国であり、アメリカの歴史においても、とりわけ重要な事柄のひとつ。

 

あくまで物語の主軸はニールに置かれ、彼の人間性を掘り下げた深い内容となっています。

 

アポロに関連する事象は、とりわけ栄光の面が表に出て、偉大なる功績ばかり取り上げられがちですが、その裏で多大なる犠牲があったことも痛感させてくれますね。

 

「セッション」「ララランド」で有名なライアン・チャゼル監督が手掛けただけあり、視点が一味二味も違います。

市民ケーン

おすすめ度
(3.0)

革新的な撮影技法・過去と現在の交錯などの新たな手法により、後の映画に多大な影響を及ぼし、アメリカ映画の金字塔と言われる作品。

 

しかし現代的な映画に慣れた人には、面白みを感じることができない人も多く、僕自身も飽きながらもなんとか最後まで見た次第。

 

いわゆる映画通の人は別にして、一般的な映画に慣れている人にはおすすめしにくいのは間違いありません。

 

内容としては、実在のアメリカの新聞王である、『ウィリアム・ランドルフ・ハースト』の半生を描いたもの。

 

アメリカ映画、という歴史を理解する上では欠かせない作品でしょうから、映画史に興味があれば見てみましょう。

おすすめの視聴方法

エレファント


おすすめ度
(4.0)

1999年に実際に起きた、『コロンバイン高校銃乱射事件』をテーマにした映画。

 

生徒は全てオーディションで選ばれた素人であり、セリフも台本があるわけではなく、撮影現場で即興的に作られていることから、異様にリアルな高校生活を映し出しています。

 

流石HBOと言わんばかりのハイクオリティな映像も魅力的であり、人物ごとに交錯する画面の作りには圧巻。

 

様々な要因から銃規制が進まないアメリカの銃社会の闇を的確に捉えており、アメリカで幾度となく起こっている銃乱射事件の一端を理解したい人はぜひ見ておきたい作品。

おすすめの視聴方法

パッション

おすすめ度
(4.0)

「イエス・キリストが処刑されるまでの12時間を描く」という、なんだか恐ろしいテーマの作品。

 

キリスト教が圧倒的多数派を占めるアメリカかつ、音楽的な観点からも、西洋音楽の発展においてキリスト教は切っても切り離せないものな為、知見を深めたくて手に取ったところ。

 

アメリカではショックで死んだ方がいるくらい、過激な映像描写が多いので要注意。

 

僕は「ゲーム・オブ・スローンズ 」などで耐性が付いてたので、そこまでの衝撃は受けませんでしたね。

 

とくに特定の宗教を信ずる身では無いものの、「圧倒的にリアルな受難」を見せつけられると、改めて「人間」について色々と考えさせられるものが。

 

キリスト教を知らずとも、映画を見れば何となくでも理解は深まるので、見ておいて損は無いでしょう。

アメリカン・ニューシネマ

アメリカの映画史においては欠かせない一時代である、ニューシネマ。

 

題材として伝記モノや、世相を切り取ったものが多く、国柄を知るために大いに役立つ作品ばかりですよ。

アメリカン・ニューシネマおすすめの名作

戦争系

アメリカの戦争と一口に言っても、所謂内戦の部類に入るようなモノから、世界大戦まで様々。

 

膨大な数の映画が存在しているため、別項でまとめています。

おすすめのアメリカ戦争映画

黒人差別系

あまりに数が多いので、別記事にまとめてます。

 

奴隷制時代、南北戦争など、大きな時代別に分かれてますので、気になる時代を参考にしてみてください。

黒人差別・奴隷制を扱ったおすすめ映画を紹介【覚えておきたい歴史】

西部劇

アメリカの西部開拓時代の空気感を学べるという点で、西部劇映画は非常におすすめ。

 

題材が題材なだけあって、壮大な物語と派手なアクションが魅力であり、古い映画が中心ですが夢中になって見れるものばかり。

【金字塔】おすすめの西部劇映画を紹介!

インディアン系

西部劇でもインディアンが登場しますが、一方的な敵として登場するだけなので、物語の主軸にインディアンが置かれている映画を紹介。

 

こちらも本数が多いので別記事でどうぞ。

インディアンを題材にしたおすすめ映画を紹介

「アメリカの歴史を学べるおすすめ映画」まとめ

以上、アメリカの歴史を学べる映画を淡々と紹介してきました。

 

僕自身まだまだ見れてない作品があるので、随時内容は更新していきます。

 

現状のトピックとしては黒人差別系がやたらとボリューミーになっているので、他の側面についても知見を深めていきたいなと。

 

一般的にはビートルズやローリング・ストーンズの出身であることから、イギリスが音楽の一大産地として捉えられますが、全ての根源はアメリカから生まれています。

 

ブルースを産み出し、ロックンロールに発展させるといった、歴史的な事象はまさにアメリカあってこそであり、アメリカの歴史を学ぶことは音楽の歴史を学ぶこととほぼ同義になると言っても過言ではないでしょう。

 

学生でも社会人でも、歴史は音楽に繋がってくると認識すると、さらに興味をもって学べることは間違いありませんので、ぜひ楽しく映画を見てもらえると嬉しいですね。

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