日本屈指のロックンロールギタリストである真島昌利ことマーシー。
力強いロックギターから繊細なギターソロまで、実に多彩な表情を持つギターを弾く人物であり、音楽界に与えた影響はの大きさはつゆ知れず。
先日「甲本ヒロトのルーツになってるハーモニカプレイヤー」という記事を書きましたが、それに引き続き今度は「マーシーのルーツになってるギタリスト」を紹介していきたいと思います。
ただ広い意味で捉えていけばキリが無いので、ある程度人数を絞らせて貰いますのでご了承ください。
ルーツとなっているギタリストを知ることで、フレーズの元ネタや根底にあるものが見えて来ますので、ぜひ楽しんで貰えると幸いです。
マーシーのルーツになってるギタリスト
ジョン・レノン
マーシーがビートルズの「ツイスト・アンド・シャウト」を聴いてロックに目覚めたのは有名な話。
ビートルズと言うとリードギターに「ジョージ・ハリスン」もいるギター2本のバンドですが、ブレイカーズ時代にリズムギターを担当していたりと、ジョンからの影響がかなり強いはず。
昔発刊されていた「VANDA」という雑誌でも、ビートルズの好きな曲ベスト5として、すべて初期のジョンの曲を挙げているくらいなので、ものすごく大好きなのは間違いありません。
佐野 邦彦さんの投稿 2015年10月7日水曜日
キース・リチャーズ
ブルーハーツ時代のソロライブで「Jumpin’ Jack Flash」をカバーしていたり、シンプルでカッコいいギターフレーズはやはりキースからの影響が色濃いでしょう。
「史上最高のリズム・ギタリスト」の異名を取るキースのプレイを聴くことで、マーシーのリズムギターの血肉となっている部分が見えてくるはず。
エディ・コクラン
なんの雑誌で読んだかうろ覚えなんですが、初期ロックンロールを代表する人物のひとり、「エディ・コクラン」もかなりコピーしたと語っています。
実際マーシーのプレイには随所にロックンロール的なフィーリングが見られ、そうした根底には少なからずコクランの影響があるはず。
コクランを含めたロックンロールの名曲を別の記事で紹介してますので、興味がある方はぜひそちらもどうぞ。
チャック・ベリー
言わずと知れたジョニー・B・グッドのリフはロックの代名詞的な存在であり、数多くのギタリストが自身の楽曲でインスパイアしたフレーズを使うほどであり、マーシーも例外ではありません。
色んな曲でチャック・ベリー風のフレーズが聴けますので、ぜひ探してみてはどうでしょうか。
スティーヴ・ジョーンズ
とくにピストルズの1stにおける切れ味鋭いギターは抜群にかっこよく、多くのギタリストが今も憧れ続けています。
本来は単独で取り上げるべきでしたが、同じ系統のギタリストとしてジョニー・サンダースもいますので、そちらもぜひ聴いてみてもらいたいです。
ミック・ジョーンズ
クラッシュからミックが脱退した際、「本気でロンドンに行こうと考えた」と語っているほどクラッシュ好きであり、その影響の大きさは計り知れません。
同じパンクのギタリストといえど、ピストルズのスティーヴ・ジョーンズとはまた違ったタイプでカッコ良いのです。
ピート・タウンゼント
基本的にリズムギターに徹し、派手なギターソロは弾かないなど、ギターの一本のバンドのにおける役割的なところは、ピートからの影響があるのではないでしょうか。
フーを聴いたことが無いという人がいましたら、まずは「マイ・ジェネレーション」から聴いて貰えれば、そのカッコよさにぶっ飛ぶはず。
ジョニー・ラモーン
ダウンストローク一辺倒でコード弾きを貫き通し、ソロらしいソロを断じて弾かない姿勢がシンプルにカッコいいです。
「Blitzkrieg Bop」をカバーしていたり、ブルーハーツ時代に思いっきりラモーンズ風なアレンジをした曲を作っていたりと、その影響は大きいでしょう。
バディ・ホリー
ヒ―カップ唱法などボーカルも特徴的ですが、ギターの方も卓越した技術を持っています。
真面目に見える風貌ですが、弦をかき鳴らすワイルドなリズムギターが鮮烈であり、先に紹介したジョンレノン含め、その影響の大きさは計り知れません。
「マーシーのルーツになってるギタリスト」まとめ
ということでギタリストをざっと10名ほど挙げて来ました。
広義の意味で捉えればそれこそ際限がありませんし、あくまで自分の観点で絞ったので、異論がある方もいるでしょうけども、何卒ご了承ください。
マーシーに限らず、ミュージシャンのルーツを掘って行くことは非常に面白いものであり、その過程で今まで知らなかった音楽を発見できます。
ぜひ自分が好きなミュージシャンのルーツまで遡って音楽を聴いて貰えれば、さらに楽しみが増すはずですよ。