音楽の天才と言っても過言では無い、天賦の才を持ったマルチプレーヤーであるスティーヴィー・ワンダー。
主として演奏するのはキーボード類ではありますが、他の楽器も専門のプレイヤーと言っても不思議では無いほどのレベルの高さ。
スティーヴィーが演奏する楽器の一つにハーモニカがありますが、これも抜群に素晴らしく、「可愛いアイシャ」初め、数多くの楽器で哀愁の音色を聴く事ができます。
今回はそんなスティーヴィー・ワンダーが使用しているハーモニカと、吹ける曲について簡単に紹介をしてこうかなと。
スティーヴィー・ワンダーのハーモニカはクロマチックハーモニカ
スティーヴィー・ワンダーの使用しているハーモニカは、クロマチック・ハーモニカという種類です。
具体的な機種は時期によって異なっているようで、主に使用しているのはホーナーの『super64』シリーズとのこと。
正確なところは分かりませんが、『Chromonica 280』なども使用しているそう。
因みにクロマチック・ハーモニカについてのざっくりの説明ですが、全ての音階が出せるハーモニカと解釈して貰うと分かりやすいです。
ブルースハープなどでは、出せる音が限られている為、曲のキーに合わせてハーモニカを変える必要があります。
しかしクロマチックは、相当な練習は必要なものの、一種類のハーモニカでどんな曲でも演奏ができるというもの。
ですので「Chromonica 280」はじめ、クロマチック・ハーモニカはキーCしか存在しない機種も多いです。
とはいえ、演奏性等々の都合もあり、クロマチック・ハーモニカでも色んなキーが使い分けられることも。
故に「Super Chromonica (270/48)」などは、キー毎のバリエーションもありますね。
それを踏まえた上で、実際にスティーヴィー・ワンダーの曲が吹けるキーを見ていきます。
キーE
Isn’t She Lovely
キーE♭
I Was Made To Love Her ( 愛するあの娘に )
キーF
Work Out Stevie, Work Out(がんばれスティーヴィー)
Hey Harmonica Man
とまあざっくりと羅列してはみたのですが、先ほども書いたようにクロマチック・ハーモニカはどのキーであっても基本演奏はできます。
最初はCのキーから手に入れてチャレンジするのが無難なように感じますね。
かなーり難しいのは言うまでも無いですが、ぜひ縦横無尽なキーで吹けるように練習してみてはどうでしょうか。
因みに自分はクロマチックは吹けませんが・・(汗)
クロマチック・ハーモニカにおすすめの教本
ハーモニカの教本はたくさんありますが、クロマチック・ハーモニカに関するもので評判が良いのはこちら。
近くに習える人もおらず、独学で始めるという方には非常に参考になるはず。
ハーモニカの種類は違えど、自分も教則本で独学しました。
「スティーヴィー・ワンダーと同じハーモニカについて!」まとめ
ということで、ざっくりとスティーヴィー・ワンダーのクロマチック・ハーモニカについて見てきました。
同じハーモニカと言えども、ブルースハープとはワケが違うクロマチック・ハーモニカ。
難易度は高いですが、スティーヴィー・ワンダーの曲を是が非でも吹きたいという方は、鍛錬に励むしかありませんね・・・。