昨年の夏に、お国からの全国民への10万円給付金を投入してdiscete4を買いました。
それまではザ・入門機と言えるfocusriteを使ってたので、当然ながら機能が大幅に向上して本当に買って良かったなと感じてます。
現在使い始めて8ヶ月くらい経った事で、良い点が見えてくると共に、ちょっと後悔している点もあったりするので、併せてまとめて行きたいと思います。
Discrete 4 Synergy Coreを買って良かったこと
入力が4チャンネルある
まず第一点は、入力が4チャンネルあること。
詳しくは別記事でまとめてますが、10万前後の価格帯で4チャンあるインターフェイスってdiscrete4くらいなんですよね。

打ち込みオンリーな人なら関係無いですが、自分はガッツリ生録するので入力が多いと本当に役立ちます。
とくにアコギを録る際に、オンマイク+オフマイク二本+ボーカルみたいな事も一台で出来ちゃうので捗りますね。
FPGAが良い
FPGAの詳しい説明は公式サイトに譲るとして、ざっくり言うと「ハードウェアベースのエフェクト」のこと。
参考
ANTELOPE AUDIO の FPGA FX とは一体何なのか?ANTELOPE AUDIO
PCの処理能力に関係無く、コンプを掛け録りしたりできるので、めっちゃ使ってます。
ビンテージのプリアンプのエフェクトも良くて、質感を揃えるような意味でも自分は基本的に生録する時に、同じプリアンプのエフェクトを使ったりするほど。
唯一難点としては自分のような旧式PCでThunderbolt接続の無いWindowsユーザーでは、DAWの中でプラグインのように使えないので、いちいちルーティングして掛けなきゃいけないこと。
Macユーザーの方がより便利に使えるのは間違いありません。
PCでインターフェイスを操作できるソフトウェアがすこぶる便利
以前focusriteを使っていた際は、当然ながら機器のツマミやボタンを操作してゲインを弄る等々してましたが、disceteはPC上のソフトウェアでも操作出来るんですよね。
自分の場合防音室があり、中に入ってから「あの操作するの忘れてた!」みたいな事がしょっちゅうあるんですが、モニターから操作できるので万事解決という。
これが出来ないと、またわざわざ外に出て操作しなきゃなかったりと面倒くさいことこの上無いので、個人的に一番役立っている点でしょうか(笑)
防音室が無い方でも、複数の部屋で操作するような環境の方はソフトウェアで操作できるインターフェイスの方が間違い無く便利です。
とはいえ、ソフトウェアで操作できるのはbabyfaceでもapolloでも出来るので、discreteだけの利点ではありませんが。
Discrete 4 Synergy Coreを買って後悔していること
discrete8にすれば良かった(苦笑)
discete4と8の差異は幾つかありますが、今になって8にすれば良かったと思うのは次の二つの理由から。
- 8チャンネル入力あった方が良かった
- リアンプ端子が欲しかった
それぞれ見て行きます。
①8チャンネル入力あった方が良かった
自分でドラムも叩いて録音するので、8チャンネルあればdiscrete一台だけで用が足りたんですよね。
当然4チャンでは少なすぎるので、ADATで接続する為に後から多チャンネルのプリアンプを買ったんですが、結局トータルの金額から考えれば「8買っておけば良かったじゃん」という・・。
もし仮に8でも外部プリアンプでチャンネル増設するにしても、元となるインターフェイスの入力が多い方が当然合計の入力数が増えるので、多いに越した事は無かったなと。
②リアンプ端子が欲しかった
買った当初はリアンプをする気はさらさら無かったのですが、最近になってリアンプの便利さに気づきやってみようと思ったものの、リアンプ端子は8にしか付いてなかったという。
リアンプボックス単体で1〜2万するので、他の点を加味しても8の方がコスパ良かったよなと後悔したのです・・。
とはいえ8にしてたら10万前後という予算からそれなりにオーバーしてたのですが、今思うと多少無理してでも8の方が結果的にお金掛からなかっただろうなと(汗)
「Discrete 4 Synergy Coreを買って良かった点と後悔したこと」まとめ
ということでdiscrete4の良かった点と後悔している事をまとめて来ました。
自分は後悔している点がありますが、そもそもドラム録らない人だったら8チャンいらないですし、ギター弾かない人ならリアンプ端子も不要でしょう。
もし自分と同じような状況の方であれば、後から「8にしておけば・・」と思うことになりかね無いので、人柱になった自分が多少なりとも参考になれば幸いです。