DTMを初めて手に取って約二年、本格的に初めてからは8か月とかそんな感じの自分ですが、ずっとヘッドホンでミックスをしてきました。
しかしやはり色々と勉強したり制作をしているうちに、「モニタースピーカーの必要性」というのもよく目にするようになり、考えた結果導入するに至ったという。
食うや食わずの貧乏音楽家ゆえ、中々に手痛い出費ではあったものの、実際に使ってみると心底買って良かったと感じている次第です。
ただ実際に自分の自宅に置くとなった際に、真っ先に思ったのが「地震で落ちるんじゃないか?」という心配。
調べてみると「地震で落ちた」という話をちらほらと見つけ、大枚はたいて買ったスピーカーを地震で壊してはならぬと、色々と調べて地震対策を施したところ。
ということで早速、実際にどんな作業をしたのか見て行きたいと思います。
スピーカーの地震対策にあたり買ったもの
スピーカースタンド
最初に買ったのはスピーカースタンド。
実際販売されているスタンドで無くとも、レンガや木箱など色々なもので代用されている方も多く、自分も安上がりに済ませるために、最初はそうしようと思ってました。
ただ後述するように、「スタンドとスピーカーを紐で固定する」という形を取る以上、土台が堅牢であり、縛りやすい形じゃなきゃいけなかったんですよね。
加えて自分は身長が高めだったので、耳の高さまで上げるとなると、それなりの土台の高さが必要で、仮にレンガなどで積み上げても逆に何段にもなってバランスが悪くなって逆効果じゃないかと。
このような検討を経て、「スタンドをケチって地震で壊れた」なんてことにならぬよう、既製品のスタンドを買った次第です。
一番安かったサウンドハウスによる安価メーカー「クラシックプロ製」を導入したのですが、他の方もレビューでおっしゃってるように、この値段とは思えない頑丈な作りで安心して使えてますね。
因みにペア売りが無く、2台準備が必要なのでご注意を。
PPバンド
縛り付けるための紐としては、「チューニングベルト」なる、スピーカーや音響機器に使う専用のものもあったんですが、如何せん高い。
他に代用する方法として、荷物梱包用のベルトもしくはPPバンドがあったので、取り急ぎ安く済むPPバンドにした次第です。
難点としては、後で掲載する写真を見て貰えればよく分かりますが、見た目がとにかくチープ。
「これじゃやる気が落ちて曲が作れない・・・」なんて方は、ベルトで手を打っておいた方がいいかもしれません。
ちなみに自分が検討していたベルトはこちら。
防振マット
最後は100均にある防振マット。
もちろん地震対策的な意味合いもありますが、どちらかと言うとスピーカーが発する方の振動対策という方が大きいです。
多くのDTMerが悩まされるであろう、アパート環境でもモニタースピーカー問題。
実際僕も手狭いアパートに住んでいるので、とても大音量でモニタリングはできません。
しかし音の特性上、低音は遠くまで伝達しやすいので、「モニタースピーカーを導入したことで苦情が来たらどうしよう」と思ってるところはあったので、考えうる対策は先にしておこうと考えた次第。
貼り付け時に写真を取り忘れたので非常に見にくいですが、防振マットがインシュレーターとスピーカーの間にあるのが確認できるはず。
ちなみにインシュレーターは「A3X」に付属していたものを使っているんですが、全体的にスピーカーの位置がまだちょっと低いのもあり、追々検討していきます。
スピーカーの地震対策完了
ということで、こちらが完成した写真。
案の定PPテープが非常にちゃっちいのでありますが、背に腹は変えられないので、当分このまま使います。
テープの余りの部分は後で切るんですが、使い始めたばかりで再度微調整をするかもということで、とりあえずそのままに。
ポジティブにとらえるなら、リボンツィーターと同系統の色なので、配色的なバランスは悪くないはず(笑)
以下、様々な角度からのギャラリーです。
地震対策の効果
参考にならない微弱なものではありますが、モニタースピーカー環境が整って早々、本記事を書いている2020年6月16日に震度1の地震が発生。
人間が感じるくらいの揺れはありましたが、スピーカーは全く問題無かったです。
言うまでもなく怖いのはもっと震度が大きい際なので、実際これから使っていく過程で現状の対策で大丈夫なのか見て行きたいです。
とりあえずガシッと固定はされているので、よっぽどでなければ大丈夫だとは踏んでいるのですが・・・。
「モニタースピーカーに地震対策をしてみた」まとめ
ということで、なるべく安上がりにスピーカーに地震対策をしてみました。
先にも書いたように専用のベルトもあったりと、拘るならばもっと良い方法もあるかもですが、過剰にお金をかけるのは避けたいところなので、現状はこれでいいかなと。
実際付けてみて手で揺らしてみても、当然のごとく何もしないのと比べれば雲泥の差。
多少の手間とお金はかかりますが、大事なスピーカーを守るために、この機会に地震対策を施してみてはどうでしょうか。
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