スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
ヒロトもマーシーもテレビに好んで出ないので、内面を知るための手段と言えば、雑誌かラジオに限られますよね。
今回はインタビューが掲載されている雑誌を紹介していきますが、一口に雑誌と言えど多種多様なものがあります。
色々と読んで来た人なら分かるのですが、得てしてヒロトとマーシーが2人で受けたインタビューの場合、マーシーがろくに言葉を発しないこともしばしば・・・
ということで、「マーシーのインタビューを読みたい」という場合は、単独でインタビューを受けている雑誌か、ヒロトと一緒であっても別々にインタビューされているものを選ぶと間違いないです。
ということで、そんなおすすめインタビュー雑誌を紹介していきましょう。
マーシーのおすすめインタビュー雑誌
ギター・マガジン 2014年 10月号
表紙のカッコよさから度肝を抜かれてしまいますが、何よりインタビュー内容がとにかく濃い、垂涎ものの内容。
不思議に思えるくらい、マーシーが色々と話をしており、とくにブレイカーズのくだりで『だって篠原太郎がベース弾いて、大槻敏彦がドラム叩いてるんですよ。もう鉄壁ですよ。』の一言に涙しないブレイカーズファンはいません。
インタビュアーの方がとにかくマーシーに詳しく、並みのインタビュアーとは異なり、まさにコアなファンが聞きたい事を的確に質問し、上手く話を引き出してくれた印象を受けます。
自身のルーツに関しても非常に丁寧に語られており、マーシーの根幹を形作った音楽への知見が深まります。
マーシー・ブレイカーズが好きな方は必携とも言える一冊でしょう。
ギターマガジン 1999年7月号
ハイロウズの大きな転換点となったアルバム『バームクーヘン』時のインタビュー。
同作はミックスまで全て自分たちで行った作品として有名ですが、その辺の経緯も詳しく語られています。
同ツアーで使用されている機材も紹介されているため、ギターキッズにとっては一石二鳥の内容。
アルバムナンバーからいくつかピックアップして採譜もされており、一見の価値アリ。
その他 ギターマガジン
ギターマガジンは基本的にマーシー1人のインタビューな上、インタビュアーが音楽の知見が深いので、とくにアルバムのアレンジに係る濃い話が読めます。
この曲では何を使ったかなど、詳しく知れますので、雑誌の発売時期に限らず、まさに必見と言えるでしょう。
音楽と人
具体的に何年の何月号ということもないのですが、音楽と人のインタビューはハズレが無いです。
というのも、基本的にヒロトマーシーが別々にインタビューされてますし、何より質問が他雑誌とは明らかに角度が異なるのが至高。
大半の雑誌、とくにフリーペーパーがそうなんですけど、決まりきってるかのような質問しかしないので、当然ヒロトマーシーが答えるのも似たり寄ったりになってるんですよね。
「今回のアルバムのイメージは?」「タイトルの意味は?」などなど・・・
その点、インタビュアーのレベルの圧倒的な高さを感じるほど、話の引き出し方が音楽と人はとにかく上手いです。
僕はアルバム発売後の雑誌で買うのは、近年は音楽と人だけですね。
ROCKIN’ON Japan 1989年 10月号 vol.29
1stソロアルバム『夏のぬけがら』発売時のインタビュー。
インタビュアーの渋谷陽一さんがグイグイと突っ込んで聞くのもあり、幼少時代~青年期のリアルな話が次々と飛び出す珠玉の内容です。
杉浦光治さんや篠原太郎さんの話も出たりと、ブレイカーズファンにとっても聡明期の空気感が感じられ、食い入るように読み入ってしまいますね。
古い雑誌ということもあり、amazonには扱いが無いので、欲しい方はヤフオクやメルカリで地道に探す他ありません。
ロッキング・オン・ジャパン 1991年4月号 VOL.47
2ndソロアルバム『HAPPY SONGS』時のインタビュー。
山崎氏のグイグイとした突っ込み具合もあり、マーシーの内面を掘り下げていく濃厚な内容。
「大衆さ」と「マニアックさ」という異なる二つの地点についてのマーシーの考えを読むと、非常に納得させられますね。
『ロックンロールが嘘である』という発言にも視座の高さが伺えます。
ロッキング・オン・ジャパン 1992年11月号 VOL.66
3rdソロアルバム『RAW LIFE』の頃のインタビュー。
いつもは落ち着いた感じでインタビューを受けているマーシーが、こちらではやけにテンションが高いというか、興奮状態なのが文章から伝わってきます。
落ち着いたフォーク調から、攻撃的なロックサウンドへの転換を果たしたと言えるアルバムの背景にあるものを、マーシーの言葉が物語ってますね。
ロッキング・オン・ジャパン 1994年 11月号
4thソロアルバム『人にはそれぞれ事情がある』発売時のインタビュー。
いつも通りの山崎氏による、内面からアルバムが産み出されてきた背景を抽出しようとする質問のスタンスが素晴らしき。
特筆すべきは後半で語られる『TRAIN-TRAIN』の頃のヒロトとのいさかいであり、『BUST WEST HIP』のマーシー曲がなぜ打って変わったようになった理由が分かります。
表には出さないものの、ヒロトもマーシーも大衆というものを意識していたことが、暗に示唆されていますね。
ロッキング・オン・ジャパン 2003年 3月号
ザ・クラッシュのボーカリスト『ジョー・ストラマー』の追悼号に、マーシーのインタビューが掲載されているんですが、どれだけクラッシュ、ジョーに影響を受けたかがよく分かるんですよね。
最後にはマーシーが泣いてしまうくらいですから、こんなインタビューは最初で最後かもしれません。
マーシーのインタビュー以外にもクラッシュのことが深く掘られてる号なので、ルーツミュージックに興味がある人は一石二鳥と言えるでしょう。
Amazonで扱いが無いので、中古を探してみてくださいね。
VANDA全般
そもそもVANDAの名前すら聞いたことが無い人がほとんどだと思うので、簡単に説明しますと1991年から刊行されていたマニアックなカルチャー雑誌といったところ。
編集長の佐野邦彦氏が熱烈な音楽好きであり、さらにヒロトマーシーへの知見も深く、他では読めない濃いマーシーへのインタビューが展開されているのが見物。
さらにはブレイカーズ時代の盟友・篠原太郎氏へのインタビューも多く、同氏のバンドブリックストーン(旧・B-JACKS)の特集も多く組まれるなど、ブレイカーズ好きにとっては珠玉の内容と言えます。
古い雑誌であり、かつメジャーな雑誌でも無いため、入手難易度は高いですが稀にオークションに顔を出すので、ぜひ一度は読んでおきたいですね。
現在はwebVANDAと形を変更し、編集長の意思を継ぐ方々が今もなお更新を続けています。
ちなみに同サイトにおけるヒロトマーシー記事は、マッシーデモに関する唯一とも言えるもの。
「マーシーのおすすめインタビュー雑誌」まとめ
ということで簡単ですが、おすすめのインタビュー雑誌を紹介してきました。
そもそもここまで血眼になってマーシーのインタビューを読み漁る人は多くはないでしょうけども、同じように好きな方は雑誌探しの指標にしてもらえればと。
情報は随時追加・更新していきますので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。
こうゆうインタビュー雑誌は集めだすとキリが無いですが、雑誌でしか手に入らない貴重な話などもありますので、読むと色々楽しめるはず。