スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
2015年に衝撃のデビューを果たしたましまろ。
ブルーハーツ時代の1994年以降、公式なソロ活動は一切して来なかったマーシーでしたので、ほぼソロ活動の続編とも言えるましまろは、マーシーファンにとっては待望の出来事でした。
今回はそんなましまろ曲の中から、アルバム未収録となっているシングルB面曲を紹介していきたいと思います。
マーシソロ時代もそうでしたが、シングルB面に留めるのが勿体ない名曲ばかり。
マーシーソロのB面曲まとめ!これぞマーシーという美しい言葉が聴ける楽曲群に、ぜひ舌鼓を打ってもらえると嬉しいですね。
ましまろのB面曲
公園
作詞・作曲/真島昌利
1stシングル『ガランとしてる』に収録。
サビでマーシーが歌うという、ましまろ初のマーシーボーカルが入る曲であり、バンド活動も加味すると、ハイロウズ時代の『キャサディ・キャサディ』以来にマーシーの声が聴けるというもの。
ましまろの初ライブは2015年4月のアラバキロックフェスでしたが、その場で『公園』を聴いた際の感動を、今でもはっきり覚えています。
リアルタイム世代では無く、後追いでマーシーボーカルを生で聴いたことが無かった僕にとっては、天地がひっくり返るほどの出来事でした。
歌詞はいかにもマーシーらしいノスタルジックな内容で、住まいの近くにあった公園の思い出を歌い上げるものです。
マイナー調でマーシーには珍しい音使いに感じますが、それがまた雰囲気を増長させていて最高。
しおからおんぼ
作詞・作曲/真島昌利
アルバム『ましまろ』に収録されている『しおからとんぼ(シトロンソーダver)』とは、バージョン違い。
テンポやミックスなど、いくつか異なる点がありますね。
ボーカルも含めて別で撮ったものかどうかですが、聴き比べましたが判断が付きませんでした(^^;)
先ほどの『公園』とは逆で、サビだけ真城さんが歌い、後はマーシーというアレンジ。
出だしからもうマーシーソロ的な雰囲気が満載の一曲で、夏の情景がはっきり浮かぶ美しい内容です。
ハートビート
作詞・作曲/バディ・ホリー 日本語詞/真島昌利
ロックンロールの始祖の一人として知られる『バディ・ホリー』の楽曲に、マーシーが訳詩を付けたもの。
『うな重』『I FOUGHT THE LAW』などと同系統の、お馴染みの訳詞シリーズですね。
2014年10月号のギターマガジンで、マーシーが表紙を飾りインタビューが組まれた際、「洋楽に自分が作った訳詞で歌い、録音して遊んでいる」旨の発言をしていましたが、ましまろで陽の目を浴びていたく感動しました。
一部真城さんだけ歌う部分もありますが、基本的にツインボーカルで歌うので、マーシーの声が聴けて嬉しいところ。
原曲に忠実なアレンジで、強いリスペクトを抱いているのがよく分かります。
ぜひ原曲も聴いてみてください。
海と肉まん
作詞・作曲/真島昌利
典型的ゴリゴリのブルースな一曲。
12月の夕暮れに海へ向かった思い出を歌った内容ですが、実話かどうか定かではありません。
季節は違いますが、ブルーハーツ時代の『夜の盗賊団』も車に乗って海に行ったという点で、どこか通じるところがあって嬉しくなります。
ちなみに当初ライブで歌われていた際、後半の歌詞は「巨大な月と低気圧」と歌われていましたが、CD収録にあたり「巨大な月と空っ風」に改変されていました。
天国の扉
作詞・作曲/ボブ・ディラン 日本語詩/真島昌利
フォークの神様ボブ・ディランの超有名曲のカバーですが、そもそもソロ活動時代にアコースティック編制でライブをやっていた際によく歌っていた曲。
当時と歌詞は違うものの、まさか20数年越しで陽の目を浴びるとはと、発表当時はいたく感動しました。
とはいえ、同じ日本語訳だとしても、昔のバージョンの方がカッコ良かったと個人的には思うところですが、また歌ってくれたのですから贅沢は言えませんね。
原曲も素晴らしいのでぜひ聴いてみてください。
「ましまろのB面曲まとめ!」まとめ
ましまろのB面曲について紹介してきました。
人それぞれ好みがあるのは勿論ですが、個人的には『公園』が断トツで好きなので、聴いてもらえると嬉しいですね。
常人からすると多作であるヒロトが『マーシーは多作』と語るほど、圧倒的な数の曲を作っているマーシー。
クロマニヨンズで出してる曲の裏に、本来の持ち味である文学的な曲が山ほどあったことを、ましまろを通じて実感できます。
2016年以降、沈黙を保っているましまろですが、また気楽に次作を発表してくれるのを願うばかりですね。