スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
一般的に音楽映画と聞いてイメージするのは、『音楽ドラマ映画』ではないでしょうか。
当サイトではドラマでは無く、史実を描いたマニアックな音楽映画ばかり紹介してきましたが、今回は音楽ドラマ映画を紹介していきます。
実話をヒントにしたものもありますが、基本は完全な創作。
そういった意味では伝記やドキュメンタリーとはまた違い、物語として深い感動を味わうことができます。
完全に音楽がテーマなものから、話の一要素が音楽のものまで、幅広く選びました。
珠玉の名作がたくさんありますので、ぜひ楽しんで見てもらえると幸いです。
創作音楽ドラマ映画
セッション
2014年に大ヒットした音楽映画のド定番。
19歳の偉大なジャズドラマーを夢見る青年が、一流の音楽学校に進学しプロを目指す、というのが簡単なストーリーですが、よくある青春映画とは全く異なります。
「狂気と狂気のぶつかり合い」と言わんばかりの強烈な師弟関係を描いた本作は、映画史を塗り替えたと言っても過言では無いほど。
音楽映画という範疇を超えて、純粋に映画史に残る名作と言えるでしょう。
ラストの10分間は、息すらできないほど圧倒されますよ。
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スクールオブロック
コメディ的な要素がありつつも、とにかくロック愛に溢れ、最初から最後まで惹き込まれてしまう傑作。
バンドをクビになった売れないギタリストの主人公が、お金欲しさに友人に成りすまして学校の臨時教師となり、生徒たちとバンドを組んでコンテストに出場するというのが、ざっくりのあらすじ。
あらすじを聞くと「そんな無茶な」と思うかもしれませんが、とにかく絶妙にストーリーがまとまっているんですよね。
しかも劇中歌でロックの代表的な曲が多く流れ、ざっと挙げても、フー・クラッシュ・クリーム・モダンラヴァーズ・レッドツェッペリン・ラモーンズなど、しっかりとロックを理解している人の選曲なのが分かります。
終始ワクワクさせられる雰囲気で、あまり音楽に詳しくない人でも十二分に楽しめるのは間違いなく、稀に見る傑作と言っても過言では無いでしょう。
無論、ロック好きに見ない理由はありませんね。
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デトロイトロックシティ
舞台は1978年、キッスのコピーバンドを組む高校生4人組が、ロックを嫌悪する母や様々な困難を乗り越え、キッスのライブを見に行く奮闘劇を描いた作品。
キッスのリーダーであるジーン・シモンズも制作に関わっているなど、とにかく最初から最後までキッス愛に溢れています。
ストーリーの完成度も非常に高く、キッスに詳しくない僕でも楽しく見入ってしまいましたね。
楽し気なロック映画というテーマ性は、先に紹介した「スクールオブロック」と似たものを感じ、片方の作品が好きなら、もう片方も好きになること間違いありません。
映画のラストにはタイトルにもなっている楽曲『デトロイトロックシティ』のライブシーンが、本物のキッスの演奏で、ド迫力で見られます。
「何が何でもライブに行かなければならない」と強い意志で動かされる主人公たちの思いは、ロック好きなら誰しも共感するものがあるはず。
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はじまりのうた
失意に沈む女性シンガーソングライターが、音楽プロデューサーと運命的な出会いを果たし、人生に光が差してくる、というざっくりの内容。
これだけ聞くと「ありがちなサクセスストーリー映画か?」と思うかもしれませんが、ところがどっこい、他の音楽映画とは一線を画した泣けるヒューマンドラマ。
登場人物がとにかく人間味が溢れているのが良いんですよねえ。
公開当初全米で5館だけで上映されていたにも関わらず、口コミで人気が広がり1300館での上映になったというエピソードを聞くと、一度見れば皆が気に入るのがよく分かるはず。
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アンコール
物語の軸が「愛」なので、音楽映画という括りは少し疑問ですが、名作なので紹介します。
主人公はロンドンで暮らす老夫婦、夫アーサーと妻マリオン。
マリオンは病気で車椅子生活なものの、趣味である合唱団でコンクールに出ることに。
コンクールに至るまでの過程と、本番当日が描かれるのですが、ラストシーンは涙無しには見れません。
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オーケストラ
天才指揮者と言われながらも、ソ連の共産主義時代に解雇され、楽団の清掃員として働く中年男『アンドレイ』が主人公。
ひょんなことから偽のオーケストラを結成し、パリ公演を行うことを画策。
成功に至るまでの奮闘を描く、愛と感動の物語です。
当時のソ連がどのような状況であったかを理解してると、さらに物語が楽しめるはず。
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スタンドバイミー
厳密に言うと音楽がテーマの映画では無いのですが、ベン・E・キングの名曲『スタンドバイミー』が主題歌として起用され、リバイバルヒットしたことで知られるので紹介。
映画史に残る青春映画の金字塔であり、国も世代も違えど、少年時代のワクワク感を強く感じさせてくれる名作として根強い人気を誇っています。
少年時代のノスタルジックさと、繊細な心をつぶさに描き出した物語の奥深さに、誰しも心の奥底に眠る、童心の琴線に触れること間違いありません。
忘れていた心を取り戻したい大人こそ見ておきたい作品ですね。
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エンパイアレコード
レコード店で繰り広げられる、青春ドタバタ喜劇といったところ。
あまり映画的な深みは感じられませんが、頭を空っぽにして見られる、小難しく無い作品を探している時はオススメ。
90年台の時代感がギュッと詰まってるそうですが、あまり思い入れも無く、個人的にはあまり入り込めませんでした・・・。
とりあえず音楽を題材にした映画であることには変わりないので、音楽好きは見ておいてはいいのでは。
ちなみに主演女優の「リブ・タイラー」は、エアロスミスのボーカルの娘。
「『誰が見ても面白い』創作音楽ドラマ映画を紹介!【名作厳選】」まとめ
個人的には史実としてのドキュメンタリーや伝記映画が好きだったりするのですが、創作ドラマの映画はまた違った良さがあると感じるところ。
事実だと何とも言えない終わり方をすることってありますが、創作だからこその気持ち良いストーリーが作れるのだと思います。
気持ちの良い音楽映画を探している時には、ぜひ今回紹介した映画を見て、安らぎのひと時を過ごしてみてはどうでしょうか。
僕のように史実モノが好きな人も、騙されたと思って見てみると案外楽しめるものですよ!
また、これらの作品は『amazonプライムビデオ』・『DMM月額レンタル』のいずれかで見れます。
それぞれどっちで見れるかは、作品ごとの「おすすめの視聴方法」を参考にどうぞ。
→『 おすすめ音楽映画『ロック好き必見』』に戻る。
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