スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
1987年にメジャーデビューし、圧倒的な人気を誇りながらも1995年に解散したブルーハーツ。
解散から20年以上経った今でも、その圧倒的な言葉の力で、今もなお多くの人の心を掴んで離しません。
この記事では、ヒロトマーシーファン歴10年以上、彼らの曲を全て聞いてきた管理人が、名曲を15つ厳選したいと思います。
選定にあたってはなるべく個人的な趣向は入れず、まだブルーハーツを聴いたことが無い人に向けて選びました。
きっとお気に入りの一曲が見つかるはずですよ。
ぜひブルーハーツの圧倒的な楽曲群に酔いしれてみてください。
ブルーハーツの人気名曲ランキング15
1位 リンダリンダ
作詞・作曲/甲本ヒロト
ブルーハーツと言えば『リンダリンダ』というくらい有名な一曲。
頻繁にCMなどで使われており、ブルーハーツを全く知らない人でも一度は聴いたことがあるはず。
メジャーデビューした際の1stシングルとして発売された曲でしたが、楽曲の良さもさながら、TV出演した際のヒロトのパフォーマンスがさらに大きな話題を呼びました。
ヒロトマーシーの全楽曲において出だしのインパクトが一番すざまじく、『ドブネズミみたいに美しくなりたい』と歌いだした瞬間から、多くの人は衝撃と畏敬の念を感じるのです。
しかもこんな曲を一晩でササッと作ったと言うんですから、改めてヒロトは天才だと思うところです。
甲本ヒロトは天才であるという話【ロック界の伝説】なお同曲はシングルとアルバムがテイク違いで、アレンジもかなり異なります。
アルバムバージョンの方が断然カッコよく、本人たちも気に入っており、常にライブでは同バージョンで演奏されていました。
2位 TRAIN-TRAIN
作詞・作曲/真島昌利
『リンダリンダ』と甲乙つけ難い有名な一曲。
3rdアルバム『TRAIN-TRAIN』に収録されており、同アルバムのタイトルにもなっています。
『リンダリンダ』が爆発的にヒットしたのを見て、こうゆう曲がウケるんだなと意識して作った曲だと、のちにマーシーが語ってますが、意識したところで普通の人は売れる曲を作れないワケでして。
ヒロトマーシーどちらも圧倒的な作曲の才能を感じざるを得ません。
ライブバージョンでは白井さんのキーボードが映えわたり、聴き比べると新鮮な面白みがありますよ。
3位 人にやさしく
作詞・作曲/甲本ヒロト
『気が狂いそう~』という印象的な言葉で始まる同曲。
インディーズ時代に自主制作シングルで発売され、長い間CDにはなっていませんでしたが、ベスト盤発売の折に、再度マスタリングが施されCD化されました。
元々はヒロトの前バンド『THE COATS』で『がんばれのうた』として歌われていましたが、歌詞やアレンジに変更が加わり、現在の形に。
今でもCMで使われるなど非常に人気の高い一曲。
真っすぐに『がんばれ』と叫ぶバンドは当時ものすごく衝撃的だったそうで、多くの人の度肝を抜きました。
4位 青空
作詞・作曲/真島昌利
詩人マーシーを世に知らしめた、ブルーハーツを代表する名作。
人種差別に真正面から立ち向かい、語りかけてくる同曲は、日本のロック界においても異質であり、永遠と語り継がれていく曲になると確信しています。
ヒロトマーシーのルーツミュージックの根底にあるのは、ブルースであり、黒人差別とは切っても切り離せない関係性があります。
おそらくそういったところからインスピレーションを受けたと考えられますね。
マーシー自身も大変気に入っている曲であり、ブルーハーツ時代のソロライブでは頻繁に歌われていました。
5位 1000のバイオリン
作詞・作曲/真島昌利
ブルーハーツ後期の名作と言われる凸凹。
そのうち早い曲を集めた方が『STICK OUT』ですが、同アルバムのラストを締めくくる珠玉の名曲が『1000のバイオリン』。
「ヒマラヤほどの~」という出だしで有名ですが、日常を超えた境地を、このような比喩表現で表せるのは、マーシーくらいしかいないでしょう。
末恐ろしい文学性を感じます。
なおアレンジ違いの『1001のバイオリン』があり、ストリングスアレンジが映えわたりこっちもオススメですね。
6位 ラブレター
作詞・作曲/甲本ヒロト
ブルーハーツを代表するラブソングの一つ。
暖かみのある楽器の音とともに、ヒロトの優しい言葉が胸に突き刺さります。
ベース河ちゃんの高音ファルセットも映えわたり、楽曲において象徴的な役割を果たしていますね。
ヒロトが作るラブソングは、実直な感じと言いますか、真面目な印象がひしひしと伝わってくると思うところ。
7位 TOO MUCH PAIN
作詞・作曲/真島昌利
詩人マーシーを思う存分感じさせてくれる、ブルーハーツきっての名曲であり、別れの歌です。
もともとはインディーズ時代に頻繁に演奏されていましたが、メジャーデビューと共に一時お蔵入り。
長い間幻の曲として語り継がれていましたが、5thアルバム『HIGH KICKS』にまさかの収録で、陽の目を浴びることに。
猛烈に切ない歌詞と、象徴的なハーモニカ音で、一度聴いたら耳から離れませんよ。
8位 情熱の薔薇
作詞・作曲/甲本ヒロト
ブルーハーツのアルバムは初期3作が伝説的名盤として語られることが多く、4th、5thは停滞期と言われます。
3rdアルバム『TRAIN-TRAIN』が売れすぎて、バンドの知名度が増し、世間の目によってメンバーはどんどん窮屈さに追いやられていました。
ゆえに4thアルバムでは一転、人気を得てきた言葉をあえて使わず、意味不明な楽曲が多く登場するのですが、同アルバムで一番光り輝いているのが『情熱の薔薇』。
シングルカットもされましたが、ブルーハーツ史上最も売れた曲で、唯一のオリコン1位を獲得しています。
カバーするミュージシャンも多く、後世に歌い継がれていく名曲と言えるでしょう。
9位 少年の詩
作詞・作曲/甲本ヒロト
アルバムにしか収録されていない曲ですが、非常に人気の高い一曲。
不器用で真っすぐな少年の叫びが詰まっており、自分の決意を『ナイフ』と表現する、深い言葉に胸が打たれます。
非常にシンプルな曲ですが、シンプルで良い曲というのが一番難しいと思うところであり、圧倒的な作曲センスを感じますね。
10位 夕暮れ
作詞・作曲/甲本ヒロト
ミドルテンポの楽曲の中では随一の人気を誇る一曲。
非常に優しい歌詞で、全てを包み込んでくれるような印象を受けます。
ライブの際にはヒロトがアコギを弾くのが見せ場で、ステージに彩を添えていました。
後期の名盤凸凹のスローテンポな方、『DUG OUT』に収録されていますが、当時ファンの人気投票でシングルカットが決められ、『夕暮れ』が選ばれました。
11位 ハンマー
作詞・作曲/真島昌利
インディーズで自主制作したシングル『人にやさしく』のB面に収録の一曲。
ここで言うところの「ハンマー」は、憂鬱がピッタリ当てはまるでしょう。
振り下ろされたハンマーを受けながら、孤独に耐える様相が感じられ、得体の知れない不安を感じる若者にとっては、これほどまでに共感できる曲はありません。
12位 君のため
作詞・作曲/真島昌利
ブルーハーツにおけるマーシー作のラブソングの金字塔。
間奏で「好きです・・」というセリフが入るのですが、語りかけてくるように心の中に入ってきます。
バッキングはアルペジオが中心ですが、その音合いが切なくてたまらないんですよね。
『ラブレター』も名曲ですが、『君のため』も必聴のナンバーと言えます。
13位 終わらない歌
作詞・作曲/真島昌利
「全てのクズのために終わらない歌を歌うんだ」というメッセージの詰まった、熱い楽曲。
ブルーハーツ最初期からあった曲の一つで、印象的なリフも含めて、一度聴いたら耳から離れません。
サビではマーシーもコーラスで入ってくるのですが、叫び気味に歌う様がめちゃくちゃカッコいいのです。
14位 キスしてほしい
作詞・作曲/甲本ヒロト
ブルーハーツ初期の人気曲のひとつ。
2ndアルバム『YOUNG AND PRITY』に収録されており、同アルバムを代表する一曲ですね。
ラブレターや君のためとは、また趣が違ったラブソングといったところで、8ビートの早いテンポが特徴。
イントロのコード一発だけで、何の曲か分かるというファンも多いはず。
15位 1985
作詞・作曲/甲本ヒロト
忌野清志郎を筆頭に、反核を掲げるミュージシャンも多いですが、ブルーハーツも初期においてはいくつかその類の曲を残しており、そのうちのひとつ。
『1985』はタイトルそのまんま、ブルーハーツが結成された1985年にのみ歌われていた曲で、86年以降歌われていない幻と言われていました。
しかし解散後に発売された『SUPER BEST』でようやく陽の目を浴び、聞けるようになったという。
「【歴10年超えのファンが選ぶ】ブルーハーツの人気名曲ランキングベスト15」まとめ
ブルーハーツの名曲を15つ紹介してきました。
本当はまだまだ紹介したい曲がたくさんあるのですが、全て網羅すると膨大な数になるので、なくなく絞りました・・・。
この他にも、ブルーハーツ曲のバラードだけに特化して選んだランキングもありますので、あわせて参考にどうぞ。
【玄人ファンが選ぶ】ブルーハーツのバラード曲ランキング!現在はクロマニヨンズとして活動しているヒロトマーシーですが、その人気は一向に衰えませんよね。
もちろんクロマニヨンズを聴いて好きになる人もいますが、大多数はブルーハーツがきっかけだと思います。
事実、僕も入り口はブルーハーツの『TRAIN-TRAIN』だったので。
解散してもなお、これだけ多くの人を惹きつけるバンドは本当に稀有な存在。
残念ながらブルーハーツはもう二度とライブで聴けませんが、クロマニヨンズとして現実に目の前で動くヒロトマーシーは見れます。
ヒロトマーシーを見たいと思ったら、ぜひ気軽にライブに足を運んでみて欲しいですね。