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甲本ヒロトは天才であるという話【ロック界の伝説】

スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!

 

甲本ヒロトは日本を代表するロックボーカリストとして、ブルーハーツ・ハイロウズ・クロマニヨンズと形を変えながらも、30年以上第一線で活躍してきました。
作曲はヒロト・マーシー双方が行っていますが、どちらの作った曲も素晴らしく、今もなお多くの人の心を捉えて離しません。

 

管理人も14歳の頃に心を鷲掴みにされ、今もなお魅了されて止まない日々が続いています。

 

そんな甲本ヒロトですが、ファンの間ではしきりに『天才』という言葉で形容されます。
しかし天才という言葉はものすごくありふれており、一体何がすごいのか、これだけでは分かりませんよね。

 

ということで、この記事ではヒロトが天才と言われる所以について、分かりやすく解説していきたいと思います。

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作曲センスが突出している

ここで言う作曲とは、詩と曲、両方のこと。
ヒロトマーシーがこれまでやってきたバンドは、基本的にヒロトとマーシーが半分ずつ曲を作っています。

 

これまでのキャリアでヒロト作の有名曲ざっと挙げると、こんな感じ。

 

【ブルーハーツ】
リンダリンダ
キスして欲しい
ラブレター
情熱の薔薇
月の爆撃機
夕暮れ

 

【ハイロウズ】
日曜日よりの使者

 

【クロマニヨンズ】
タリホー

 

ではこれらの曲をヒロトが頭を悩ませて、やっと産み出したかというと違います。
ヒロトだけでなくマーシーもそうなんですが、彼らは作ろうと思って曲を作るのではなく、日常的にメロディが浮かんで来る瞬間があり、頻繁に曲を作っているんです。

 

そしてリンダリンダ誕生のエピソードは有名なところで、簡単に説明すると以下の通り。

 

・バンド練習があるのに、ヒロトがアニメを見るから待ってくれという

・マーシーがキレて、テレビを捨てる

・自分もバンドに対して本気であるという誠意を見せなければと思い、作ったのがリンダリンダ(「ブルーハーツのテーマ」という曲も、この時に同時に作った)

 

リンダリンダのような曲を、深く考えず一瞬で作り上げるのは、人間業ではありません。
この一瞬で名曲を作り上げる能力があることを天才と言わずして、誰を天才と言うのでしょうか(^_^;)

 

ちなみにヒロトの作曲能力は経験で培われたものではなく、本当に最初から備わっていたように思います。
というのも、ヒロトが最初に作った曲として有名な『Jump’inJap 3-3-7』という曲があるのですが、すごくキャッチーで良い曲なんですよね。

 

著作権の問題でサイトには貼れないので、興味がある方はyoutubeで調べて見てください。
キャッチーな曲を作る天賦の才があることを、まざまざと感じますよ。

 

次の項で作詞面について語っていきましょう。

唯一無二の日本語表現

メロディーがキャッチーなのもさながら、ブルーハーツがなぜ社会現象にまでなったのかというのは、ひとえに『言葉の力』です。
ブルーハーツの文学性というのは、高く評価され、普通のロックバンドではありえませんが、NHKの番組で取り上げられるほど。

 

「自分たちの思っていることを、日本語ではっきり歌うバンド」というのは、それまで日本の音楽界に無く、そのインパクトたるや、すざまじいものでした。

 

ブルーハーツが出る前と後では日本の音楽界が変わった、と言われるほどであり、影響力は計り知れません。
そしてブルーハーツから影響を受けた若者たちが、2000年代に入り「青春パンクブーム」を巻き起こすなど、日本の音楽界を語る上で、ブルーハーツは切っても切り離せない存在。

 

歌詞に話を戻すと、僕もそうでしたが、聴いた人が一瞬で脳裏に焼き付くような言葉が印象的ですよね。
有名どころでいくと、リンダリンダの冒頭の一節ほどインパクトがある歌を、未だかつて聴いた事はありません。

 

ドブネズミみたいに 美しくなりたい 写真には映らない 美しさがあるから

 

ですからね。
常人ではこんな歌詞は普通出てこないと思うところであり、ヒロトの脳内がどうなってるのか不思議でなりません。

 

マーシー曲と対比をすると、ヒロトは「素直な言葉」、マーシーは「文学性」と感じます。
もちろん一概に言えるものではないのですが、ざっくりと2分すると、この表現が適切なのかなと。

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誰よりも力強い太い歌声

曲が良いのもさながら、ヒロトの声が無ければバンドは成功しなかったと、常々思います。
僕はマーシーが大好きで、曲はもとより、特徴的な声も含めて好んでいますが、正直マーシーの声は万人ウケするものとは言えません。

 

バンドではヒロトの声と対比させるために、あえて極端にガナっており、本来は違う歌い方というところは、さておきとして。

 

記事を読んでるみなさんもよく分かるはずですが、ヒロトの声って、一度聞いた時のインパクトがすざまじいんですよね。
特にブルーハーツ初期の頃の野太い歌い方は、真似事はできても、そう簡単にあのような声は出せません。声質もあるでしょうし。

 

またバンドは掛け算であると感じるところであり、得意なこと、長所を持った人が集まり、協力し合って、バンドという集合体を大きく見せるものです。

 

たとえ話ですが、一人一人の力が10だとすると、4人集まれば10,000になります。
それだけ大きな可能性をバンドは秘めています。

 

そう考えると、ヒロトの声というのはバンドにおいて一番重要な役割を果たしているといっても過言ではありません。
もちろん楽器奏者が揃ったうえでの話ですが、バンドの顔はボーカル、すなわち声に他ならず。

 

楽器奏者にとっては悲しい現実ですが、楽器を演奏できる人以外の普通の人って、ほぼ歌しか聴いてないんですよね。
逆に言うとそれだけバンドにおいて、歌が重要ということ。

 

例えばマーシーが作った有名曲となると、

 

青空
TRAIN-TRAIN
1000のバイオリン

 

などが挙げられますが、これらをマーシーが歌ってたら、今のような知名度になっていたかと考えると、なんとも言えないところ。
僕はマーシーの声が大好きなので、むしろマーシーが歌ってくれたら泣いて喜ぶのですが、多くの人はそうではないでしょう。

 

つまるところ、ヒロトの力強い歌声があってこそ、素晴らしい楽曲がさらに多くの人に受け入れられるように、なっているということ。

 

楽器というのは練習すれば基本的に誰でも上手くなりますが、ボーカルは元々の声質などもあり、トレーニングではどうしようも無い部分があります。
まさにヒロトの声こそ、才能と言えるでしょう。

甲本ヒロトの歌い方は天性のもの!現役ギタリストがその理由を解説。

「甲本ヒロトは天才であるという話【ロック界の伝説】」まとめ

ヒロトが天才と言える理由についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?
いくつも常人離れした能力がありますが、なんと言ってもやっぱり曲の良さが一番重要と思うところ。

 

いくら歌が上手くても、中身が無く、共感も得られない歌を歌っていたら、人気は出ません。

 

つまり

 

『作曲能力 × 歌声』

 

という部分で、ヒロトは唯一無二の天才性を持っていると言えるでしょう。

 

作曲が凄い人、歌が上手い人、といったように、片方だけ優れた人は、音楽界を探せば沢山いるでしょうけども、両方を兼ね備えてるのは、ほんの一握りの天才だけ。
その一人こそが、甲本ヒロトなのです。

 

改めてヒロトの天才ぶりを理解したところで、ぜひ彼が産み出した名曲をゆっくりと聴き、心を癒してみてはいかがでしょうか?

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