先日オーディオインターフェースを新調し、antelope audio discrite4を導入しました。
他にも候補はあったんですが、決め手はキャンペーンでマイクが付属すること。
でもって、そのマイクが「Edge solo」なんですが、最たる特徴にマイクエミュレーションが挙げられます。
しかしかなりバリエーションがありますし、元ネタが分かってないと使いにくいところもあったので、調べがてら記事にして行こうかなと。
エミュレーションマイクを手に入れたは良いけど、それぞれの使い所が分からないと悩んでいる自分のような人は、ぜひ一緒に勉強してみましょう!
Edge soloのモデリングマイクの元ネタを全部調べてみた
ここから個別にマイクを見て行きますが、記載方法は左がantelope側の名称、右が元ネタの名称としていきます。
tokyo 800T/SONY C800G
ホンモノはもう中古でしか手に入らないっぽいソニーのマイク。
ビンテージチューブマイクの伝説とのこと。
たしかに使ってみると、独特な質感は感じられます。
Berlin 47 FT/NEUMANN U47 fet i
ベルリンって頭にあるのはノイマンマイクだそう。
70年代に47の後継機として発売されたのが、47 fet iで、それをモデリングしているっぽい。
うーむ、ややこしいですね。
ノイマンは種類が多すぎるかつ、実機を使ったことも無いですし、モデリングを実際に使いながら自分に合うのを探すのが良いんでしょうか。
参考 コンデンサーマイクの夜明けsinple studioBerlin 67/NEUMANN U67
60年代サウンドそのものと言える、ノイマンU67のモデリング。
この年代の音楽が好きというのもあり、自分の曲のレコーディングではとりあえず67を中心に使ってみてます。
エンジニアさんのインタビューなど読んでみても、「歌にすごく合う」と語ってたりするので、万能に使いやすいのでは。
参考 完全復刻 NEUMANN U67 最速試聴レポートロックオンBerlin 87/NEUMANN U87
ド定番のノイマンマイクのモデリング。
オールマイティに使えるマイクとのことですし、エミュレーションも汎用的に使えるのでは。
使用感としても、変な癖も無く使いやすい音です。
Berlin M103/NEUMANN TLM103
元ネタのTLM103は10万ちょっととノイマンにしては廉価な部類。
収録できる帯域のバランスも良く、使いやすマイクとのこと。
アコギを色々録り比べて見たんですが、個人的に好みな感じの音でした。
Berlin 49T/NEUMANN TLM49
49と47に使われたカプセルを使用しているノイマンマイクがTLM49とのこと。
原音そのままをクリアに撮ってくれるらしく、汎用的に使いやすそう。
Berlin 57/NEUMANN UM57
ノイマンモデリング多すぎ問題(笑)
沢山あるのは嬉しいんですが、選択肢が多すぎると逆に迷うんでですよね〜。
57に関しては日本語情報がほとんど見当たらず、50年代のノイマンマイクとしか分からず。
ニートビーツのツイートが検索に引っ掛かったんですが、一体PANさんは機材にどれだけお金を使っているのでしょう(汗)
で、マイク。50年代のノイマンのUM57、KM56、U47がやって来たので色々試す。アビーロード仕様に改造されたアンプ。50年代のRCA、GATESのリミッター。そろそろ動き出したい我々の録音。次回も更に凄い変態的なモノラル音にしたいねんな。(PAN)
— THE NEATBEATS (@theNEATBEATS) August 8, 2012
Vienna12/AKG C12
Viennaのモデリング名は全部AKGです。
王道中の王道のチューブマイクAKG C12のモデリングだそう。
上品な音とのことなので、アコギやピアノに良さそうです。
Vienna414/AKG C414
AKGの定番マイクC414のモデリング。
高域がグッと上がった感じで録れるので、確かにアコギや管楽器に多用されるというのも肯けます。
男性ボーカルにも使えそう。
Berlin V563/NEUMANN CMV563
ノイマンU47に迫る質感のマイクがCMV563とのこと。
中古でしか出回ってない、お高いマイクなよう。
暖かみのあるサウンドが特色だそうです。
lllinois57/SHURE SM57
lllinoisの名称はシュアー のモデリング。
すなわち57のモデリングですが、廉価なマイクですしモデリングでは無く実機を使う人の方が多い気が・・・。
自分は58しか持ってなかったんで、場合によっては楽器収録に使ってみるかもしれません。
lllinois7B/SHURE SM7B
実機は知らなかったんですが、ナレーションに最適なシュアー のダイナミックマイクだそうです。
YouTubeの撮影や音声収録などに使ってみると良さそう。
実機はギターアンプに使う人もいるっぽい。
minnesota20 /エレクトロボイスRE20
これだけ元ネタを見つけられないとこでしたが、エレクトロボイスというメーカーのダイナミックマイクだそうです。
初めて聞きましたね。
バスドラやギターアンプに向いてるとのこと。
Vienna112/AKG D112MK2
いつぞやバスドラのRECで使ったマイクにそっくりでしたが、やっぱりそうでした。
バスドラの定番マイクなので、antelope社はモデリングすることでドラムレコーディングに使うことまで想定しているんでしょうか。
低音用マイクはボイスパーカッション系でも使われるとか聞いたことがあるので、色々と使いどころはるかも。
Berlin K86/ NEUMANN KM86
あまり聞いたことのないノイマンですが、海外だとポピュラーで、モータウン系アーティストやエルトン・ジョンが愛用してたとのこと。
スネア録りでも名盤に使われてるみたいです。
このモデリングはまだ試して無かったので、色々と調べたら使って見たくなりましたね(笑)
Berlin 47TU/ NEUMANN U47 tube?
あんまり確証が持てませんが、調べた限りではU47のtubeタイプのモデリングなのかなと。
丸みを帯びたフォルムがカッコ良いですね。
Berlin M251/TELEFUNKEN M251
調べたところによると、元々ノイマンの代理店をやっててその後に同社が自社開発したマイクがM251とのこと。
名だたるアーティストが使用している名機なので、ぜひ試してみたいところ。
参考 TELEFUNKENマイクロフォンの歴史TELEFUNKENHamburg 441 /SENNHEISER MD441
ダイナミックマイクですが、普通のダイナミックマイクとは一線を画すMD441のモデリング。
実際にモデリングを使ってみても、ダイナミックマイクとはとても思えない音で録れます。
コンデンサーマイクよりもこちらの方が断然良い場合もあるので、ぜひ使ってみてはどうでしょう。
参考 ELA-M251と同パーツを採用した単一指向性コンデンサー・マイクサンレコ「Edge soloのモデリングマイクの元ネタを全部調べてみた」まとめ
ということで、Edge soloのマイクモデリングの元ネタをザザッと見てきました。
正直元ネタを分かってないと選ぶにも難しいなと自分自身思ったので、同じように困ってた方の参考になれば幸いです。
マイク選びは個人個人の好みだったり、何を録るかによっても異なるとこなので、選ぶのが難しいですよね。
実機は無理ですが、せっかくモデリングで色々試せるので、自分に合うマイクを探すために色々と試してみてはどうでしょう。