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ハイロウズはなぜ活動休止したのか

2005年11月に突如活動休止を発表したハイロウズ。

 

白井さんが抜けた穴を埋めるように、ド迫力でシンプルなツアー『The★MUSTANG 04-05』を敢行し、その後も立て続けにフェスに出演と、4人組となった新しいハイロウズの力を見せつけた矢先の出来事であった。

 

ブルーハーツの解散時はメンバー全員でじっくりと相談を重ね、総意の元に出した結論であることが分かるが、今回はメンバーも関係者も含め、あまりに突然の出来事であったことが分かる。

 

さらには、ブルーハーツ時は各種雑誌インタビューや、会報誌などで本人らの口から色々と出来事や心情など語られているが、ハイロウズに限ってはほぼ何も無いのだ。

 

ただ会報誌であるFAN-JETや、いくつか残っている映像、参照元は不明だがwikiの記述などが存在するので、それらを踏まえて少しばかり事の背景について考えてみたい。

ハイロウズ活動休止

メンバー・関係者など、ごく近しい人物にとっても突然の出来事であった

ハイロウズの会報誌・FAN-JET最終号を読むと、いかに唐突な事象であったかがよく分かる。

 

最初に発行当初からインタビューを担当していた甘美ちくろ氏の文章を見てみよう。

 

まず冒頭に次のような記述がある。

 

「急なことだったので、さぞびっくりされたことと思います。私自身もほぼ同時期にこの知らせを聞き、気分的に体育座りから立ち直れない日々を送ってしまいました。」

 

会報誌の担当者ですら、公の発表と同じタイミングで知らされたことが分かる。

 

さらに休止の原因が仲違いとは思えない旨の記述も。

 

「休止の原因が仲間割れとかなら、このさい4人で掴み合いの暴言バトルでもしてくれるとかなり面白いのでやらせましょう。でもそんな空気はぜんぜんナシです。」

 

さらに体調面などの問題では無いことも補足。

 

「とにかく突然だっただけに、さまざまな憶測や噂が飛び交ったとしても仕方のないことでしょう。ただひとつだけ言えることは、メンバーのだれかが病気だとかのネガティブ要因はありません。そのへんは安心してもらって大丈夫。むしろまだまだ元気いっぱいだからいろいろやってみたい、いろいろ違う場所にも行ってみたい、という感じかもしれません。」

 

最後の方には改めて、今後の不透明さを語る部分も。

 

「活動休止が、[一旦解散]なのか、[無期限活動休止]なのか、現時点ではメンバーを含めてだれもわかりません。」

 

このように、これだけ近い立場にいた人ですら、「なぜ?」というのが残るのですから、ファンからすれば尚更に疑問を解決するのは不可能に思えるところ。

リズム隊の文章

FAN-JETには『頗る』という、メンバーによる散文のコーナーがあったのだが、リズム隊の二人の文章が、最終号はこれまで以上に文量が少なく、読むとなんとも言えない悲しみを感じる。

 

一部紹介すると、次のような感じだ。

 

(調)「もうおしまいでお別れみたいだけどそうじゃないですよ。ベースは弾き続けていきますよ。音楽やるのは楽しいからね。どこかで見かけたらまた、よろしくお願いしますね。」

 

(大島)「突然の活動休止にびっくりしてると思いますが、僕もびっくりしています。いまだにびっくりです。が、決まってしまった事は、しっかり受け止めなければ・・・これですべてが終わったわけでも無いし、どんな形であれ僕は、音楽をやり続けていきます。」

 

一方、ヒロトとマーシーの同コーナーは対照的であり、ヒロトは日常的な話題をつらつらと書き連ねたのち、最後に2行ほど今までのお礼を述べるといったもの。

 

マーシーに至っては最初から最後まで日常的な話題で貫き通しているのである。

 

こうしたあえて何も話さずいつも通りというのが、彼ららしい部分なような気もするところだが、いささか怖さを感じる。

ヒロトマーシーの談

参照元の記述が無いが、wikiに記載の発言が参考となる。

 

なお余談だが、wikiは誰でも編集できるサイトであるため、ソースをよく確認しないと誤情報が乗ることも多々であり(ヒロトマーシー系に限らず)、闇雲に信じるのではなくきちんと確かめることが必要だ。

 

(ヒロト)「三谷幸喜の映画のために書き下ろした曲を、ハイロウズでやるために準備をしていた矢先にバンドが活動休止になった。大島や調が決定権を持って辞めようと言ったわけじゃない」

 

この発言から情報を整理すると、消去法でマーシーが活動休止の発端では無いかという、推測は立つ。

 

ヒロト→ハイロウズの新曲の準備をしていた=活動休止する気など無い
リズム隊→そもそも決定権は無い

 

そして本件に関し唯一とも取れるマーシーの発言が以下だ。

 

(マーシー)「(バンドが)活気を失った感じがした」

 

そもそものハイロウズの成り立ちを考えると、マーシーが主導してメンバーを集めており、そしてハイロウズをハイロウズたらしめるサウンドの根幹は、白井さんによる部分が大いにあったのは事実だ。

 

真実は分かるものでは無いが、『angel beetle』のツアーで白井さんが脱退し、初の4人体制でアルバムからツアーと行ったものの、バンドの発起人であったマーシーだけは唯一、勢いを失ったような複雑な感情を抱きながら動いていたのかもしれない。

 

もしくはツアーを通じて、その感情を確たるものにしたのだろうか。

 

ラストアルバムとなった『Do★THE MUSTANG』を聴いても、マーシー作の名曲である『ザリガニ』に、マーシーが弾いたと思われるピアノが寂しげに入っているのが、アレンジでどうしてもピアノが欲しかったのかなと感じ、妙に切なくなってくる。

 

さらに、「甲本ヒロト、解散を語る」というyoutubeで見られる動画でヒロトが語る言葉には、なんとも言えない重みを感じる。

 

(ヒロト)「ロックンロールの素晴らしさを知ってしまった人たちというのは、やっぱり、やりたいことだけをやり続ける風な生き方しか、できなくなっちゃうんだと思う」

 

拡大解釈は重々承知だが、この「ロックンロールの素晴らしさを知ってしまった人たち」の中には、もしかするとマーシーも含んでいるのかもしれない。

なぜ解散ではなく活動休止であったのか

振り返ってみれば、事実上の解散であったことは間違い無いが、なぜ活動休止としたのかは、ブルーハーツ解散時のインタビューが参考になる。

 

ブルーハーツの際は、メンバーとしては「解散」とするとやけにお大袈裟になり、今後どうなるか分からないんだから、ひとまず活動休止でいいじゃん、という感じであった。

 

しかし諸々の業界の都合も相まって、「解散」としたようなニュアンスがマーシーの口から出ている。

メンバーのインタビューから紐解く、ブルーハーツの解散理由

その点、ハイロウズでは自分たちをマネジメントする会社である『HAPPY SONGS』を作っており、とくにしがらみも無く「活動休止」とすることができたのだろう。

 

このように過去の発言を踏まえると、活動休止としたことは非常にすんなりとした流れに思える。

「ハイロウズはなぜ活動休止したのか」まとめ

結局、ブルーハーツ解散時と同様に、何か明確なる理由は見えないのは致し方無いところ。

 

最後に、FAN-JET最終号のラストを締めくくる、ハイロウズのスタッフとして活動していた谷口博一氏(通称・谷ヤン)の文章がとてつもなく素晴らしく、心に刺さったので紹介して終わりにしよう。

 

何はともあれ、ロックンロールがすざまじいのは確かな真実だ。

 

「ハイロウズは文句なしに最高にカッコいいバンドです。
こんなバンドは他にないです。最高峰です。なのになぜ活動を止めるのか?
活動休止の理由があるとすれば、ロックンロールのせいです。
ロックンロールとは、はた迷惑なものです。けたたましい音を立てて、転がっていくのです。
この人たちは築き上げたものをぶっこわしたいんです。
ずっとそうやってきた人たちなんです。台無しにしたい人たちなんです。
安全な道と危険な道があったら危険な道を選ぶ人たちなんです。
そうやってまた次に行くのです。だからこのバンドを潰すのです。
すなわち、これはお休みではないのです。破壊です。
またハイロウズが活動する時が来たら、それは再開ではなくて、一からのスタートになるのです。
その時期が、近いのか遠いのかもわかりません。しかし、さびしい事ではありません。
ハイロウズは不滅だからです。ハイロウズは今日も明日もあちらこちらに感動や興奮や喜びや熱狂や喪失感や怒りを撒き散らしながら進んでいくのです。
そんなハイロウズが僕は大好きでした。ホントに楽しかった。そしてこれからも楽しみ。
いったいどんな事が起こるのか。
GO!ハイロウズ GO! ロックンロール OH,YEAH!
じゃーねー!」

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