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【VHSレビュー】ワンダーランド・ロック・フェス WITH THE BLUE HEARTS

頭にタオルを巻き、無精ひげを生やし、さながらブルーハーツの着飾らないカッコよさを体現するかのようなヒロトの表紙姿が目に入ってくる、ビデオ『ワンダーランド・ロック・フェス WITH THE BLUE HEARTS』。

 

同VHSは、音楽誌である月刊宝島の創刊15周年企画のイベントの模様であり、イベントはブルーハーツを含め、宝島が取り上げていたバンドを集め開催されたライブである。

 

1988年8月1日と2日に開催されたこのライブは、ブルーハーツのアルバムで言うところの、『TRAIN-TARIN』発売前の時期であり、人気がピークに達する直前の貴重な時期を切り取っている。(TRAIN-TRAINは同年11月発売)

 

販売戦略的な都合もあってか、ブルーハーツがVHSの外見上前面に押し出されているものの、イベントの記録映像と言った方が適切であり、出演したバンドが順を追って取り上げられた内容。

 

さほど濃い内容とは言えないものの、多少の珍しさもある、このVHSについてレビューをしていこう。

ワンダーランド・ロック・フェス WITH THE BLUE HEARTS

出演者

出演バンドはブルーハーツの他に6バンドおり、その内容・曲目は以下の通り。

 

THE GROOVERS/HEAVEN
THE POGO/しあわせになりたい
NEW ROTEeKA/アンジェリーナ
THE BELL’s/MERIDIAN HIGHSCHOOL
MAD GANG/BACK STREET(悪夢)
SHADY DOLLS/好きと云わせたい
THE BLUE HEARTS/キスしてほしい・少年の詩

 

このうち現在も活動が続いているバンドは、「NEW ROTEeKA」「THE GROOVERS」だけと言うのを見ると、否応無しに時代の流れを感じさせるものがある。

 

ブルーハーツ以外のバンドは、名前を聞いたことがあるバンドも無いバンドも様々であったが、個人的には「NEW ROTEeKA」が他の出演バンドには無い独自の色があり、興味を抱かされた。

 

ロックンロールへのリスペクトがあるサウンドもさながら、トレードマークのボーカルのアツシ氏のピエロメイクも非常にキャッチーである。

 

さらにはギターの修豚氏のダミ声とも言えるような声が妙に印象に残り、まだまだ知らない良いバンドが多くいると、改めて気づかされた。

ブルーハーツ出演部分

基本的な映像の内容構成は先に紹介した順番・曲目での演奏なのだが、途中にオマケ的な楽屋映像が流れる。

 

とくに特別なにかあるわけでもない、何気ない映像であり、弁当を食べながら漫画を読みふけるヒロトや、卵焼きを食べるマーシーなどがさりげなく映るのである。

漫画を読みながら弁当を食べる甲本ヒロト

卵を食べる真島昌利

若い頃の河ちゃん

集中する梶くん

ちなみに改めて書くことでもないが、この時期の河ちゃんはまだまだ痩せているのがよく分かるところ。

 

さて、肝心のライブ部分について見ていこう。

 

前項の通りビデオに収録されているのは「キスしてほしい」「少年の詩」の2曲だけであったが、セットリスト全体は以下のようであった。

 

1.ブルーハーツのテーマ
2.世界の真ん中
3.街
4.スクラップ
5.青空
6.チェルノブイリ
7.無言電話のブルース
8.僕の右手
9.風船爆弾
10.英雄にあこがれて
11.僕はここに立っているよ
12.キスしてほしい
13.人にやさしく
14.ラインを越えて
15.ブルースをけとばせ
—–アンコール—–
16.少年の詩
17.ダンス・ナンバー

 

何故、先の2曲をチョイスしたかは定かでは無いが、改めてセットリストを見ると青空は収録して欲しかったと感じる。

 

ただ、そもそも『TRAIN-TRAIN』も発売されておらず、新曲披露的な段階であり、販売側の都合としては、やはり既に人気を得ている曲をチョイスせざるを得ない部分があっただろう。

 

そういった意味では、「リンダリンダ」を演奏しなかったのは、主催者側にとって誤算だったのではないだろうか。

 

映像はとくにもの珍しいものでもなく、普通のライブ映像であるため、他のブルーハーツのDVDを見慣れていると、正直とくに感嘆する要素は見当たらないのが致し方ないところ。

 

画像でなんとなくこんな感じなのか、という雰囲気は掴めるのでは。(ヒロトの後ろにマーシーが付いていくシーンはちょっと面白かった)

ブルーハーツのライブ風景

並んで歩くヒロトとマーシー

叫ぶ河ちゃん

曲芸を披露する梶くん

「【VHSレビュー】ワンダーランド・ロック・フェス WITH THE BLUE HEARTS」まとめ

特に変わった内容でもなく、ブルーハーツの出演部分もさほど長く無い事から、そこまで特筆すべきこともなく、レビュー泣かせと言わんばかりの内容であった。

 

単純に見るとしても、今や『ブルーハーツonTV』などの充実した映像群があることから、正直さほど買う理由も見たらない。

 

VHSという、手軽に見れない形態であるのに加え、同じく未DVD化作品である『MEET THE BLUE HEARTS』『エンドレス・ドリームス』よりも内容が薄いため、あまりオススメできないのは確かだろう。

 

ちなみに会場となっている「よみうりランドオープンシアターEAST」も2013年に閉鎖しており、今やライブの面影を残す物すら無いのが現状である。

参考 よみうりランドオープンシアターEASTが閉鎖SKiCCO REPORT

主催者であった月刊宝島も、ビデオの制作期にはバンドブームの波に乗り一時代を作ったものの、2015年に惜しまれつつ休刊。

 

そうした背景も踏まえ、単なるブルーハーツのビデオということで手に取るのではなく、日本の音楽シーンの一時代としての鑑賞ならば、また違った角度での見方も増え、楽しめるのかもしれない。

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