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ブギ連を聴く前に知っておきたい「ブルース」と「ブルースを題材にした曲」の違い

ヒロトマーシー情報館(@HirotoMasima)です!

 

唐突ですが、みなさんが急に「ブルースって何?」と質問されたら、なんと答えますか?

 

おそらく正確にこの質問に対する答えを説明できるのは、楽器奏者としてブルースを演奏したことがある人だけだと思います。

 

僕も実際に自分で演奏するようになってからブルースを理解でき、それまでは大きく誤った認識をしていました。

 

過去の僕も含め、大半の人は「ブルース」と「ブルースを題材にした曲」を混同しており、「ブルースを題材にした曲」をブルースと呼んでいたりします。

 

ヒロトが憂歌団の内田勘太郎さんと『ブギ連』を結成しますが、2人とも大のブルース好きなので、ゴリゴリの本格的なブルースを聞かせてくれるのは間違いありません。

 

そこでブルースをきちんと理解していた方が、間違いなくブギ連のCDやライブも楽しめると思ったので、今回楽器をやらない人にも分かるように説明しようと筆を取った次第です。

 

ぜひこの記事がきっかけで、少しでもブルースに興味を持ってもらえると嬉しいですね。

そもそもブルースとは

「まずブルースって何?」というところから説明します。

 

ものすごく端的に説明すると、『19世紀後半にアメリカ南部のアフリカ系アメリカ人から生まれた音楽様式』と言えるのですが、正直この一言だけでは語り尽くせない歴史があります。

 

「黒人奴隷」という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、アフリカ系アメリカ人たちの祖先は、アメリカ南部の農業の労働力として、アフリカから連れ去られ、商品として売られてアメリカに連れられて来たという、悲痛な歴史があるのです。

 

現代では考えられない話ですが、たった数百年前にはこのような非人道的なことが当たり前のように横行していたことを考えると、恐ろしくなりますよね。

 

この辺を掘り下げていくとあまりに長くなるので割愛しますが、興味がある方は『黒人差別・奴隷制を扱った映画』という記事を書いてますので、参考にしてみてください。

黒人差別・奴隷制を扱ったおすすめ映画を紹介【覚えておきたい歴史】

このような経緯がありながら生まれて来たブルースですが、音楽的に決まった型があります。

 

『4×3の12小節を繰り返し、シャッフルのリズムで演奏する』というものなのですが、楽器をやらないと意味が分からないと思うので、実際に聴いてもらいましょう。


小節の区切りなどよく分からないかも知れませんが、なんとなく同じパターンを繰り返しているのは、分かってもらえたのではないでしょうか?

 

一応これが基本型でして、もっと細かく言うと様々な変則的なパターンや別の型も存在しますが、話をややこしくしたくないので、ここではあえて説明しません。

 

上記で動画を載せたのが、現代においてもっとも人気のある戦前ブルースマンである「ロバート・ジョンソン」ですが、僕個人としては、戦前ブルースは入り口としては非常に分かりにくいと思っているんですよね(^^;)

 

聴きなれたバンドサウンドからあまりにも乖離してますし、英語の意味が分かる人ならまだしも、日本語しか話せない人が初めて聴いて気に入るというのは、本当にごく稀だと思います。

 

そこで最初のブルースの入り口として勧めたいのは、いわゆるエレキ化してからの白人ブルースですね。

 

とくに一番分かりやすいのは「エリック・クラプトン」でしょう。

 

白人ブルースの父とも評される人物で、ブルースの間口を白人リスナーへも広げた功績は何度も語り尽くされているほど。

 

白人だけでなく、日本人でもクラプトンがきっかけでブルースを知ったという人がものすごく多く、クリーム時代の『クロスロード』で衝撃を受けブルースにのめり込んでいく人が後を立ちませんでした。


同曲は先に紹介した「ロバート・ジョンソン」の名曲をアレンジしてカバーしたものですが、冒頭のリフからもうカッコイイのなんの。

 

いかにもなロックサウンドですし、今までブルースに興味が無くても気に入る人も多いはず。

 

同じくブルースの大衆化という点では、「ローリング・ストーンズ」も外せません。

 

ストーンズは元々ブルースバンドとして始まっており、数多くのブルースのカバーを残しています。

 

とくにハウリン・ウルフのカバーである『リトル・レッド・ルースター』は、イギリスの音楽チャートで、唯一1位になったブルース曲として有名。


原曲に忠実なアレンジであるため、若干の分かりにくさはあるものの、グッとくるカッコよさを感じるはず。

 

ここまで読みながら聴いてもらえば、少しづつブルースへの興味が沸いて来たのではないでしょうか?

 

紹介した曲のうち、どれを聴いてきても分かるように、簡単に言えばブルースは同じパターンの繰り返しなんです。

 

一般的にも聞きなれている言葉である「Aメロ・Bメロ・サビ」といった概念はありません。

 

裏返して言うと、「Aメロ・Bメロ・サビ」というものがある時点で、そもそも形式的な意味でブルースでは無いのは明白なんですよね。

 

ということで、次の項では「タイトルにブルースが付いてる曲」や「ブルースを題材にした曲」を説明していきましょう。

ブルースと思われがちだけど、ブルースじゃない曲

説明するにあたっては、知っている曲を取り上げた方が分かりやすいので、ヒロトマーシーの曲で説明していきましょう。

 

例えばクロマニヨンズの曲である、「底なしブルー」「ウォルターに一撃!」これらは典型的なブルースを題材にした曲であり、ブルースではありません。

 

ブルースハープも入ってたり、歌詞もいかにもな内容なので、どうしてもブルースと思ってしまいがちなんですよね。
実際僕もそうだったんですが.・・・

 

「逆にヒロトマーシーの曲でブルースと言える曲は?」という疑問が出ると思いますが、「12小節繰り返し・シャッフル・3コード」という基本的なブルースの曲って見あたらないんですよね。

 

「ブルースを早回しにして8ビートにしたものがロックンロール」と言われたりするのですが、そういった意味で元来的なロックンロールの曲は、特にバンドにおけるマーシーボーカル曲で頻出します。

 

急にシャッフルとか8ビートとか色々な単語が出てきて、混乱する人もいるかと思いますが、とりあえずリズムの違いと考えておいてもらえれば。
音楽的な要素を抜きにこれを説明するのは、至難の業なので(^^;)

 

話を戻し、該当するマーシーボーカル曲をざっと挙げるとこんな感じ。

 

「平成のブルース」
「俺は俺の死を死にたい」
「ガタガタゴー」

 

サビで別のメロディが入っている曲もありますが、このあたりが元来的なロックンロールに近い形で作られている楽曲です。

 

これは推測にしか過ぎませんが、ヒロトボーカル曲と対比させるために、あえてマーシーは自身でボーカルを取る曲はロックンロール調の曲にしてたのかなと。

 

ゆえにバンドにおけるマーシーボーカル曲はキャッチーな曲が少な目で、マーシーのしゃがれ声も合わさって、マーシーの声に抵抗感を感じる人が多いんだと感じます。

 

実際僕も昔は抵抗があったのですが、『夏のぬけがら』を聴いたのがきっかけで、むしろマーシーの声がたまらなく好きになったので、苦手と思ってる人もぜひ聴いてみてもらいたいところですね。

【アルバムレビュー】夏のぬけがら/真島昌利

話が逸れてきたので元に戻し、ここまで挙げた曲を改めて聴いてみると、なんとなく区別ができてきたはず。

 

またYoutubeで『のブルース』と検索すると、色々な日本の歌が出てきますが、ほとんどタイトルにブルースと入っているだけで、大半の曲はブルースとかけ離れた楽曲です。

 

具体的にここで動画を貼るのは妙に悪い気がし、文面だけの紹介にしたのであしからず。
気になる方は調べてみてくださいね。

 

このように言葉としてブルース自体が多用されているため、余計に「ブルース」の意味合いが分かりにくくなっているという部分もありますね。

「ブギ連を聴く前に知っておきたい「ブルース」と「ブルースを題材にした曲」の違い」まとめ

つらつらと説明をしてきましたが、何となくでもブルースについて分かって来たのではないでしょうか?

 

僕も偉そうに教鞭を垂れていますが、まだまだブルースに対する知見の浅さを感じており、今後も楽しみながら学びを深めていきたいと思っています。

 

先にも書いたようにブルースの歴史を語る上では、アフリカ系アメリカ人の歴史、ひいてはアメリカの歴史が切っても切り離せない存在に。

 

単に楽曲だけを聴くのではなく、そうした物語も含めて楽しむことができれば、間違いなくブルースの聴こえ方が変わってきますし、さらに特別な音楽に感じてきます。

 

現にヒロトもブルーハーツ時代の会報『ブルーパーツ』で、「ブルースはとっつきにくいから、ライナーノーツ(レコードに付属している文章)があった方が分かりやすい」旨の話をしているほど。

 

僕もブルースの世界を知ってまだ1年も経っていませんが、知れば知るほど深い音楽で、その物語性も含めてどんどん好きになって行っています。

 

最初のとっかかりとしては映画も非常にオススメなので、併せて『ブルースを題材にしたオススメ映画』記事を読んでもらうと参考になるはず。

【音楽狂が選ぶ】おすすめのブルース映画を紹介!

分かりにくい部分もあったかもしれませんが、この記事で少しでもブルースに関心を持ってもらえると、この上ない喜びですね。

 

本物のブルースを知り、心の底からブギ連を堪能しましょう!

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