スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
「EP?LP?SP?何が違うの?」
「33回転、45回転ってなに?」
レコード初心者はほぼ間違いなく、このような疑問を抱くことでしょう。
この記事では、そんな方に向けて分かりやすくレコードの種類を解説していきたいと思います。
機器のセッティングも分かりにくいですし、レコードは躓くポイントがたくさんなのが難点(^^;)
ぜひ疑問を一つずつ解消して、楽しいレコードライフが送れることを願っています。
レコードの種類は基本的に3種類
特殊なものもあったりしますが、基本的には3つの種類を覚えればOK。
それは『LP』『EP』『SP』の3つです。
それぞれ大きさや回転数が違うのですが、そもそも回転数の意味が分からないと思うので、そこから説明していきましょう。
レコードの回転数とは?
端的に言うと、レコードが1分間に回転する回数のこと。
ほとんどのレコードプレーヤーは、ボタン一つで回転数を切り替えることができ、レコードの回転数とプレーヤーの設定を合わせて、正しく再生ができるのです。
ちなみに回転数の設定を間違った場合、例えば45回転のレコードを33回転の設定で再生したら音は鳴りますが、妙にスローな音になります(笑)
間違えて再生したら壊れるということも無いので、焦らず停止して設定を直しましょう。
細かいレコードプレーヤーの使い方は、『レコードの再生方法』(後日更新)という記事で説明してますので、こちらもあわせて読んでみてくださいね。
ではひとつずつの種類を見て行きましょう。
LP
レコードと聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのがLP盤。
CDで言うところのアルバムと考えてもらうと分かりやすいです。
例えるならば、表裏のA面・B面でそれぞれ6曲ずつ、合計12曲といった感じ。
Longの『L』と覚えておくといいですよ。
最も一般的と言えますし、曲数も多いので、最初に手に取るレコードはLPがオススメ。
- CDで言うところのアルバム
- 33回転で再生
EP
CDで言うところの、いわゆるシングルにあたります。
A面・B面で1曲ずつ入っており、合計で2曲ですね。
EPの方がLPより安いものの、曲数で考えるとLPの方が得なので、昔の音楽少年は小遣いをためてなるべくLPを買おうとしてたとか。
なお非常に紛らわしいのですが、EPと直径が同じで、レコード中央の穴の大きさが違う『シングルレコード盤』と呼ばれるのもありますが、間違いなく混乱するので割愛します。
とりあえずそうゆうものもあるんだなと、頭の片隅に置いといてもらえれば。
- CDで言うところのシングル
- 45回転で再生
SP
最も古いタイプの円盤型のレコードがSP。
それゆえに数も多くなく、これからレコードを聴く人が手に取ることはまず無いとは思いますが、特殊なので一応簡単に紹介したところです。
大きさがLPと一緒もしくはやや小さいといった違いもありますが、特に違うのは回転数。
唯一78回転になっており、とくに入門機のプレーヤーの場合、78回転に対応していないこともあるので、もし聴きたいレコードがSP盤ならば注意が必要です。
今はSP盤を聴く予定が無いという人でも、今後長くレコードを楽しんでいきたいのならば、78回転対応のものを買った方が良いでしょう。
- 一番古いタイプのレコード
- 78回転で再生
- 特殊なので非対応のプレーヤーがある
「レコードの種類を分かりやすく解説」まとめ
以上簡単でしたが、『LP』『EP』『SP』の違いをまとめてきました。
最後まで読んでいただけたならば、それぞれの違いは分かってもらえたはず。
冒頭にも書いてますが、とにかくレコードは機材がたくさんあって、初心者だと何を揃えればいいのか分からず、結局買わず仕舞いになってしまう人も多いです。
そんな人を極力減らして、レコードが身近にある楽しい生活を送ってもらえるように、なるべくかみ砕いて解説記事を書いています。
実際にレコードプレーヤーを買って、使っていくことでそれぞれの機器の役割が分かってくる部分もありますので、ぜひ楽しみながら学んでいって貰えると嬉しいですね!
『アナログレコードの教科書』に戻る。
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