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【アルバムレビュー】flip flop2/THE HIGH-LOWS

スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!

 

今回はハイロウズのシングルカップリング&レアトラック集の続編である、『flip flop2』を紹介しましょう。

 

正直『flip flop1』の方とは違い、2にはバージョン違いに留まる曲が多く、あまり新鮮味を持って聴くことができないのが難点。

 

とはいえ、2枚組28曲という膨大な曲数が収録されていますし、細かな違いを楽しむのも楽しみ方の一つでしょうから、ぜひ持っておきたいところ。

 

ビートルズだとリマスター版の違いだけで、こと細かく比較して雑誌に掲載されるくらいなので、当サイトもマニアックな視点で紹介して行こうと思います。

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flip flop2楽曲解説

魔羅 ’69


作詞・作曲/甲本ヒロト

 

やたらとファンクっぽいアレンジの一曲。
アルバム『リラクシン』に収録されている『魔羅’77』のバージョン違いです。

 

69バージョンの方がアレンジの感じといい、よりファンク感が強め。

不死身の花 69 Mix


作詞・作曲/甲本ヒロト

 

同じく『リラクシン』に収録されているもののバージョン違いですが、リミックスが異なるのみ。

 

音色が違ったりと細部が異なる程度なので、どっちも大差はないと感じるところ(^^;)

タンポポ hang on version


作詞・作曲/真島昌利

 

これを聴くためだけでも、同アルバムを買う価値はあると言っても過言ではありません。

 

リラクシン』収録のバージョン違いですが、猛烈に映えるベースラインが印象的な珠玉のロックアレンジ。

 

ジョナサン・リッチマンを迎えたライブを収録したDVD『that summer feeling』でライブ映像が残っているので、必見ですよ。

ユーのカー


作詞・作曲/甲本ヒロト

 

リラクシン』に『ミーのカー』という曲が収録されていますが、特に歌詞やメロディの部分で類似点は無く、タイトルが似通っているだけ。

 

ユーのカーの方がゆったりとした曲調で個人的には好み。

 

ものすごく抽象的な歌詞で意味がはっきりしないのに、妙に切なくなってくるのがヒロトの魔力でしょう。

青春 lunch time version


作詞・作曲/真島昌利

 

実は青春にはバージョン違いが存在。
よく知られているロックアレンジとは異なり、弾き語りをベースとした静かなものになっています。

 

実際、マーシーがソロで出演したライブで弾き語りで演奏されてたりするので、こんなアレンジにするならばソロ作品に入ってても不思議では無い名曲。

十四才 [SINGLE EDIT]


作詞・作曲/甲本ヒロト

 

アウトロが完奏するバージョン。

 

そこしか違いが無いので、改めてあまり書くことがないという(^_^;)

フルコート


作詞・作曲/甲本ヒロト

 

HOTEL TIKI-POTO』収録『フルコート』のミックス違い。

 

ドラムの音色など細かい部分が異なります。

よろこびの歌 [Nancy Mix]


作詞・作曲/真島昌利

 

同じくチキポト収録のバージョン違い。

 

こっちの方がギターサウンドがはっきりしていたりと、ロックサウンドが好きな人は好みでしょう。

天国野郎ナンバーワン [Live Version]


作詞・作曲/真島昌利

 

タイトル通りそのまんまライブバージョン。

 

そこまで良い音ではないものの、荒い音合いが雰囲気を増長させているので問題なし。

いかすぜOK [Radio Edit]


作詞・作曲/真島昌利

 

のちにベスト盤『FLASH~BEST~』に収録されたバージョンなので、大半の人が聴いたことあるのがこっちのバージョン。

 

とはいえ、違うのは後奏だけなので、肝心の歌部分は一緒なのですが(^_^;)

いかすぜOK


作詞・作曲/真島昌利

 

シングルカットされたバージョンで、後奏ではテンポが急激に落ちて「汗びっしょり・・・」という歌がひたすら繰り返されます。

 

しかもそれが5分以上も続くもんですから、いくらハイロウズが好きでも流石に気だるくて聞いてられないという・・・(笑)

迷路 [Nancy Mix]


作詞・作曲/甲本ヒロト

 

チキポト収録のミックス違いバージョン。

 

音色など細やかな違いのみなので、聴き比べてみると良いでしょう。

ルイジアンナ


作詞:大倉洋一 作曲:矢沢永吉

 

キャロルのデビュー曲のカバー。

 

マーシーが初めてギターを買ったのはキャロルの解散ライブの日、というのは有名な話ですね。

 

矢沢永吉のトリビュートアルバム『JOYRIDE – 矢沢永吉 スーパー・カバー・トラックス』に収録されたもの。

Too Late To Die [Nancy Mix]


作詞・作曲/甲本ヒロト

曇天 [Nancy Mix]


作詞・作曲/真島昌利

一人で大人 一人で子供 [Nancy Mix]


作詞・作曲/真島昌利

俺たちに明日は無い [Nancy Mix]


作詞・作曲/甲本ヒロト

特段分けて書くことも無いのでまとめて紹介。

 

アルバム『angel beetle』収録曲のミックス違いですね。

 

シングルのカップリングに収録されていたものでした。

 

ちなみに[Nancy Mix]というのは、後述するレコーディングエンジニア『南石さん』によるミックスという意味。

ななの少し上に [RADIO EDIT / MONO MIX]


作詞・作曲/甲本ヒロト

ecstasy [RADIO EDIT / MONO MIX]


作詞・作曲/甲本ヒロト

毛虫 [RADIO EDIT / MONO MIX]


作詞・作曲/甲本ヒロト

マミー [RADIO EDIT / MONO MIX]


作詞・作曲/真島昌利

映画 [RADIO EDIT / MONO MIX]


作詞・作曲/甲本ヒロト

こちらもまとめて紹介。

 

同じく『angel beetle』収録のバージョン違いですね。

 

アルバムではステレオであったのが、全てモノラルになっています。

夏なんだな


作詞・作曲/真島昌利

 

タイトルだけでマーシー作とすぐに分かる夏ソング。

 

シングルのみでアルバム未収録だったのですが、のちにベスト盤『FLASH~BEST~』に収録されたことで、初心者が最初に聞く一曲に。

 

いかすぜOKと同じ雰囲気を感じますね。

プール帰り


作詞・作曲/真島昌利

 

いかにもマーシーソロという感じのノスタルジックな作品。

 

ヒロトの声があまりかみ合ってなく、これはマーシーが歌った方が良かったのではと思わずにはいられません。

 

そもそもブルーハーツ時代はこういった曲はソロでやっていたのを、バンドに持ってくるようになったということは、自分で歌う気が薄れている表れだと感じます。
マーシーファンにとってはなんとも悲しい気分に。

ジェリーロール


作詞・作曲/真島昌利

 

ガタガタゴー以来のマーシーボーカル曲。

 

ライブではコロコロ歌詞が変わり、放送禁止用語が連発でした。

 

CD版では大人しめな歌詞になっており、断然ライブバージョンの方がぶっ飛んでてカッコイイのですが、ライブ版は音源化されておらず。

 

ちなみにジェリーロールとはジャムパンのことなのですが、黒人の隠語で別の意味があり、よくブルースで使われる単語。

セクシーナンシーモーニングララバイ


作詞・作曲/THE HIGH-LOWS

 

ここからの3曲はシングルのシークレットトラック。

 

ふざけまくってるのにやたらとキャッチーな一曲で、まさに才能の無駄使いというやつ(笑)

 

歌っているのはレコーディングエンジニアの『南石さん』で、タイトルのナンシーは「南石=ナンシー」という意味。

 

本人は猛烈に嫌がっていたのを無理やり歌わせたそうですが、力の無いボーカルが妙にハマってます(^_^;)

 

ギターソロも口で言ってたり、もはやなんでもありの内容。

 

ちなみに南石さんはヒロトと同じ岡山出身で、2019年現在、地元岡山でレコーディングスタジオを経営しています。

参考 duskline recording studioduskline

狼ウルフ


作詞・作曲/THE HIGH-LOWS

 

歪むギター&ブルースハープというゴリゴリのブルースに合わせて、意味不明な語りがひたすら続く一曲(笑)

 

演奏はメチャクチャカッコいいのに、セリフが突拍子も無さすぎて、混沌とした様子がすざまじいです(^_^;)

オクラホマデスカ?


作詞・作曲/THE HIGH-LOWS

 

たしかジャンケンで誰が何を担当するか決めた一曲。

 

キーボードを弾いてるのはなんとマーシー(笑)
単調ですが妙に耳に残ります。

 

ボーカルはスタッフも含め交代交代で歌うのですが、ほぼ適当。

 

ラップを意識したサウンドがなんとも言えません。

「【アルバムレビュー】flip flop2/THE HIGH-LOWS」まとめ

 

以上、『flip flop2』の紹介でした。

 

あまりハイロウズに詳しくない人でも純粋に楽しめるのは1の方で、2は通向け感が強いです。

 

オリジナルアルバムは全部持っているという人はぜひ買ってみて自分の耳で確かめてもらいたいですが、初心者の人は手を出さない方が無難でしょう。

 

これが発売されたのは2003年11月なので、以降に発売されたシングルのカップリングはアルバムという形では聴けません。

 

しかしながらそれらのB面曲がなかなかの名曲揃いなので、また別に紹介していきたいと思います。

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