タツタ立井電線株式会社様よりレビュー依頼を頂きまして、ギターラインケーブルTPS7182・TPS7222の2種類について比較検証していきたいと思います。
因みに以前同じケーブルのマイクケーブルをレビューしました。

マイクケーブルでの録音比較検証でも大いに音が違って来るのを理解したので、今回もどのような音になるか楽しみですね。
では早速本題に入って行きます。
比較検証に使用した機材
TPS7182
公式HPを拝見しますと「100年先を見据えた、世界トップクラスの業務用 マイク・ラインケーブル」とのこと。
以下、特徴を引用させて頂きました。
・2.9Ω/100m という世界最高レベルの低インピーダンス。
・高密 度且つ低レイテンシーな、ハイビット時代に対応した高精度サウンド。
・外部からのヒットノイズを、周波数帯域別に徹底的にチューニング。
・不要な超低音域の暗騒音を抑え込むことで、中高音域のディストーションも改善。
・トータルラウドネスレベルの確保にも大きく貢献。
・また巨大ホールやアリーナのスピーカーから発生する低域振動によるノイズも減少。
・レベル規制の厳しい会場でも、数値以上の音圧感でPAオペレートをアシスト。
TPS7222
ご提供頂いたケーブルその二。
「緻密なチューニングが、スタンダードを更新する」という謳い文句です。
以下、引用です。
・0.30mm2/22AWGと、同クラス製品 中、最大レベルの導体断面積を確保し従来品から約30%低いインピーダンス特性を実現。
・糸や紙といった緩衝材も、素材や太さ、編み込みトルクも含めリデザイン。
・柔軟性や耐久性を確保しながら、低周波数帯域の倍音成分も細かくチューニング。
・また日常的に手に触れる外皮PVCジャケットも、耐久性、耐候性、耐衝撃性を考慮しつつ、高級感と安心感を両立したデザインを実現。
BELDEN8412
自作した8412のシールドです。
ギターシールドTPS2種類比較検証
録音の比較にあたっては、愛器のテレキャスター・シンラインを使用。
センターでトーン・ボリュームフル10で全部録音しました。
ケーブルの音の比較と言う意味では、素の音の方が分かりやすいとは思いましたが、エレキを素の音で使うことはよほどで無い限り有り得ないので、アンプシュミレーターを通してます。
因みにstudio one付属amprieのvox ac30シュミレートですです。
では順番に聞いていきましょう。
それぞれのケーブルで3パターン弾いてますが、手癖でササッと弾いただけなので、ところどころ若干フレーズが違ったりリズムが揺れてますがご容赦ください・・・(汗)
リズムギター
BELDEN8412
TPS7222
TPS7182
狙いにもよるでしょうが、一番7182がエッジの立った鋭い音で好きでした。
こうして聞き比べると、8412が案外籠った感じに聞こえ、いつも無思考に8412を使っていたものの、ジャキッとした感じが欲しいときは別のケーブルがいいかも・・・。
アルペジオ
BELDEN8412
TPS7222
TPS7182
7222はちょっと音が暴れてる感がありましたが、7182と8412はそれぞれ良い感じ。
個人的には8412がカラッとしていて好きでした。
リード
BELDEN8412
TPS7222
TPS7182
聴き比べた中では一番違いを感じにくい気が・・・(苦笑)
ただ一番音が太く感じたのは7222でしょうか。
芯の通った太いソロを弾きたい際には向いてそう。
「ギターシールドTPS2種類を比較レビューしました」まとめ
比較検証しての所感をまとめるとこんな感じ。
- 7182 → カラッとした抜けの良い音で全般的に使いやすい。
- 7222 → 太めの音なので、ギターソロなどに◎。リズムギターや軽いアルペジオなどは重くなりがちなので、使いどころを選ぶ。
という風になりました。
傾向としてはやはりマイクケーブルの時と同じ感じになりましたね。
ケーブルの種類が一緒なので当然ですが(笑)
7182の方が色々と使いやすい印象を受けましたので、レビューを見て気になった方は試しに手に取ってみてはどうでしょうか。
では簡単になりますが、ギターシールドのレビューでした。
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