ギター奏者、とりわけエレキギターを演奏する人にとっては、必須グッズのひとつと言える『ギターストラップ』。
入門用ギターなどでは、セットで付いてくるものも多く、「ギターを始めて数年経ったけど、未だに同じものを使っている」なんて人も多いのではないでしょうか。
過去の僕がまさにそんな状況でして、ギターストラップを変えてみたら、弾き心地が抜群に良くなったことに驚いたことがありました。
エレキギターは立って弾くのが基本であると言え、そうなるとなおさらストラップは単なる補助具では無く、楽器の一部同然。
この記事では、ストラップの選び方とおすすめ商品を分かりやすく紹介していきますので、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね。
ギターストラップの選び方
ギターストラップを選ぶ際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
項目ごとにわけて見ていきましょう。
幅広で柔らかいものを
一口にギターストラップと言っても、様々な種類があり、とくに見落としがちなのが幅の広さ。
単純に幅が狭いほど肩にかかる負担が大きくなり、広いほど負担は小さくなります。
エレキギターは重さで言うと3~4kgの重量はあるので、肩を痛めないようなものを選びたいところです。
実際、プロのギタリストでも肩を痛める人が多かったりするので、いかに負担を軽減するかというのは、ものすごく重要。
滑りにくいものが◎
ギターストラップの材質は大きく分けて3種類ありまして、表にするとこんな感じ。
革(レザー) | コットン(綿繊維) | ナイロン(化学繊維) | |
---|---|---|---|
滑りやすさ | 滑りにくい | 中間 | 滑りやすい |
柔らかさ | ・硬いものが中心 ・スウェード製なら柔らかい |
柔らかい | 硬い |
強度・寿命 | ・長期間使用可能 ・使うほど柔らかくなる |
虫食いにだけ注意 | 数十年使える |
とくに左右の重量バランスが悪いギター・ベースだと、滑りやすいストラップでは、結構ズルズルと滑って来るので、かなり弾きにくいです。
滑りにくさというのは、弾きやすさに直結しており、経験が浅い人ならなおさら余計な労力がかからないよう、滑りにくいものを選んだ方が、上達が早まると言えますね。
ほぼ一生ものレベルで使えますし、革製のものを選んでおけば間違いないでしょう。
長さは余裕があるものを選ぼう
ギターストラップの長さ調整は、モノによって全く異なり、ものすごく動かせる幅が狭いのも。
ストラップの長さは、完全に好みの世界であり、ダラーッと下げて弾きたい人もいれば、かっちり上で弾きたい人も。
無論、好みが変わって高さを変えたくなる場合も多いので、柔軟に調整できるものを選んでおきたいですね。
以下で紹介している商品は、どれも調整の利便性は満たしているので、ご心配なく。
デザイン・安さだけで選ぶのは要注意
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、ストラップも大いに当てはまります。
というのも、僕自身が過去にデザインの良さと安さに惹かれて買ったストラップがあるのですが、2年でボロボロ状態で、色々と切れてる部分も出てきたりしていて、そのうち切れるんじゃないかぐらいの状態に・・・。
結構酷使して使ったというのもあるにせよ、2年でボロボロになるなら、もっとちゃんとしたモノを買っておけば、と思ったから。
長く使いたければ、安直に安物買いだけは避けておきたいところです。
おすすめのギターストラップ
LEVY’S / MS26
素材 | 革 |
---|---|
幅 | 約6.4cm |
世界中で多くのプロが愛用していることで知られる、カナダの有名ブランドのストラップ。
何と言ってもその高品位な素材が魅力であり、一度使えば病みつきになるような付け心地の良さが魅力です。
僕も一本所有してますが、安定感の高さに手放せないグッズとなっていますね。
とりあえず良いストラップが一つ欲しいと思っている方であれば、絶対に後悔はしないと断言できますね。
LEVY’S/ MSSC8
素材 | コットン |
---|---|
幅 | 約5cm |
「LEVY’Sが良いのは分かったけど、もう少し安いのが欲しい」という方には、こちらのコットン製。
革と比べると滑りにくさは劣るものの、抜群に柔らかいのが特徴であり、そのコスパの高さはレビューの多さを見ると分かるはず。
ナイロン製よりも滑りにくいのは間違いないですし、2,000円でこの性能の良さですから、下手に何かを選ぶより、よっぽど確実な選択と言う事ができるでしょう。
FENDER / 2 1/2″ F Suede
素材 | 革 |
---|---|
幅 | 約6.35cm |
こちらはフェンダー製のスエードストラップ。
LEVY’Sと似たタイプではありますが、フェンダーロゴがものすごくクールなので、ストラト・テレキャス使いなど、フェンダーユーザーの方はこちらの方が見た目の相性が良いかも。
カラーバリエーションが少ないのが心もとないものの、フェンダーで統一したい方は是非どうぞ。
AMABILE/ギターストラップ
素材 | コットン |
---|---|
幅 | 5cm |
値段の割に高級感のあるAMABILEのギターストラップ。
1000円ちょっととは思えない素材感・使用感であり、なるべく安価で使いやすいストラップを探している場合は、十二分に満足できるのでは。
個人的に必須アイテムと言える、後述するストラップロックが付属しているのも◎。
ERNIE BALL/4037 ギターストラップ
素材 | ポリプロピレン |
---|---|
幅 | 5cm |
安価ながらプロでも使用者が多い、弦でお馴染みアーニーボールのストラップ。
かなり柔軟に長さ調整ができるのも魅力で、低く構えたいロック系の人にピッタリ。
逆に『長すぎる』という声も多く、上の方で構えるタイプの人は不向きなので要注意ですね。
至ってシンプルな良品なので、練習用や予備として一本持っておいても損はないです。
落下防止にストラップロックは必須
最後に別途紹介したいのがストラップロック。
簡単に言うと、ストラップが外れないように装着する固定具であり、あるのと無いのとでは雲泥の差。
というのも僕自身、エレキギターを始めた当初、しょっちゅうストラップが抜けることに悩まされており、それがストラップロックを付けたことで、一瞬で解決した経験から。
「こんな便利なものがあるなら、もっと早く知りたかったな・・・」と嘆いたほどなので、一緒に紹介した次第です。
落下してヘッドを折ってから後悔しても遅いので、必ず一緒に買っておくことをオススメします。
「【ミュージシャンが選ぶ】おすすめのギターストラップ『革がイチオシ』」まとめ
ということでおすすめのギターストラップを紹介して来ましたが、単なる補助具のようで、実はめちゃくちゃ奥が深いストラップの世界。
大袈裟では無く、ストラップを変えるだけで弾き心地や疲れやすさが、かなり変わるので、もし現状に多少なりとも不満がある方は、新しいストラップの購入も試してみて欲しいですね。
余談ですが、あまり凝ったデザインのものを選んだりすると、楽器の組み合わせによってはおかしな見た目になったり、服装もかなり選ぶような状態になるので、なるべくシンプルなものが使いやすいですよ。
使ってみたいと思えるストラップを手に入れて、ぜひぜひさらに楽しいギターライフを送りましょう。
ギターマガジン・教則本読み放題!
『Kindle Unlimited』は大量の音楽本が読み放題で、誰が見てもお得ですよ。
関連記事 【音楽好き必見】Kindle Unlimitedで音楽書籍が格安で読み放題
【音楽好き必見】Kindle Unlimitedで音楽書籍が格安で読み放題【おすすめ本紹介】