テーブルや学習机など、適当な環境で作業をしていると、だんだん欲しくなってくるのがDTM用デスク。
しかしこの専用デスクというのが曲者でして、種類が少ない上にやたらと高額なものばかり。
考えると当然のことで、そもそもデスクの用途としては非常に稀であり、需要が少ないので大量生産みたいなこともできませんし、価格を上げざるを無いんですよね。
そこで当記事では、可能な限り安さを重視して、おすすめのDTMデスクを紹介していきます。
極論を言えば自作デスクの方が断然安いんですが、予算が十分にある方や、自分で作るのが面倒くさいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
DTMデスクを選ぶポイント
おすすめ品に入る前に、選ぶポイントを見て行きましょう。
ここを固めておかないと、選び方が定まらないので非常に重要。
MIDIキーボードの有無
最初が「MIDIキーボードの有無」について。
DTMをする上では、ほぼ外せない機器となっており、鍵盤数は違えど、ほとんどの人は所有していることでしょう。
近年は「キーボードをデスクの下に収納する」という流行りがあり、このスタイルを作りたいならば、自ずと選び方は決まってきます。
なお、そもそもキーボードは使わない人・小型midiキーボードメインなんて人もいるかと思いますので、その場合この限りでは無いですね。
机に配置する物の把握
一口にDTMerと言えども、机に配置する機材やそのサイズなどは、各々異なってきます。
オーディオインターフェース一つとっても、チャンネル数によってサイズ感が大幅に違ってきますし、はたまた人によってはプリアンプを所有している場合も。
さらに周辺機材に目を向けても、データ保存用のHDD/SSDのサイズや、僕なんかはデザインなどもするのでペンタブのスペースも入用。
さらに加えるとモニタースピーカのサイズ感も、当然違ってきますので一人一人最適なものは異なって当然ですね。
くどいですが、PCがデスクトップかノートかという問題も。
机探しに入る前に、リストアップしておくと選びやすかったりするので、こんな感じで書き出しておきましょう。
- ノートパソコン
- 照明
- オーディオインターフェース
- 外付けHDD
- ペンタブ
- MIDIキーボード(61鍵)
必要なサイズを考える
上の2点を踏まえた上で、ようやく必要なサイズ感を考えていく事ができます。
「机を買って機材を載せ替える」という方がほとんどでしょうから、実際のサイズを測っていくと、選ぶ際に間違いありませんよ。
面倒くさいと思うかもですが、このひと手間が無ければ、サイズ感で後悔する可能性もあるので、くれぐれもご注意を。
DTM機材だったら不要になった際、わりとすぐ売れたりしますが、机は正直厳しいので・・・(汗)
DTMにおすすめのデスク・机
ProStyle/KWD-100
正直自分も買うとなったら躊躇する値段なので心苦しいですが、DTM用途として作られているデスクは、最安でも5万を切る程度。
自分も含めて、まだまだ楽曲制作クオリティに自信が無い人は、もっと別のところにお金をかけたいですよね。
とはいえ、環境次第でモチベーションが大幅に変わるのも事実ですし、「しっかりとしたDTMデスクを用意するんだ」という方には手堅い選択肢でしょう。
専用用途だけあって、MIDIキーボードの設置スペースはもちろんのこと、DTMにおける使いやすさを意識して、種々の工夫が見られます。
カラーもホワイトとブラックの2つから選べ、個人的にはスタイリッシュなホワイトが好み。
ProStyle/KWD-200
- 大型のメインテーブル
- モニタースピーカー用の天板
- 可動キャスター付き
先の『KWD-100』の上位モデルであり、さらに快適さを追求しているのが特徴で、具体的な相違点は上記の通り。
1万6千円ほどの価格差はあるものの、それだけプラスアルファの機能は付いていると言えるでしょう。
個人的には1万6千円あったら、「欲しかったソフト音源に使うかな」と思うところですが、デスクを重視したい方は、十分選択肢に入ってくる品。
MIDDLE ATLANTIC / MDVDSK
サウンドハウスにおける、最安のDTMデスク。
最初に紹介した『KWD-100』と遜色無い価格でありますが、こちらの方がかなりシンプル。
僕としては見た目も含めてKWDの方が好きですが、主張しないシンプルなデスクが好きな方は、こちらがいいのでは。
概ねレビュー評価も安定しているので、低価格帯ですが買って後悔はしないはず。
10年以上持っているという声もあるので、耐久性の高さも安心できるポイント。
Bauhutte/BHD-1200M
ここからDTM専用用途ではありませんが、使いやすいデスクを紹介。
PCデスクに定評のあるBauhutteですが、この『BHD-1200M』はシンプルでありながら、高さ調整可能というのが使い勝手◎。
そのまま使うのも勿論のこと、小さいデスクを別途用意してキーボード用にして組み合わせることもできますし、自由な形で使えるのが魅力的ですね。
単純に使いやすいデスクを探している場合は、こちらでも十分かもしれません。
サンワダイレクト/100-DESK039BK
「なんでもいいから手ごろなデスクをネットで買いたい」という場合は、これが一番。
ガジェット系では超有名なメーカーであり、デスク以外でも幾多もの定番品を扱ってます。
ここまで紹介してきた中ではぶっちぎりの安さで一万ちょっとなので、取り急ぎデスクが必要な場合はこれでOK。
カラーも何気に4色から選べ、あまり見ない青・赤があるのも特徴的ですね。
「【安さ重視】DTMにおすすめのデスク・机」まとめ
冒頭にも書きましたが、ぶっちゃけ自作デスクの方が安い上に、自分にぴったりのモノが作れるんですよね。
ネットを見ても自分で資材を買って来て作っている人も多いですが、僕は工作系がとくに苦手で、冗談抜きで「本棚の組み立てですらやっと」というくらい・・・。
自分で作ったらすぐに崩壊するデスクを作る自信がありますね(汗)
そんな僕のように、超絶不器用な方でしたら、既製品で済ませた方が安心して使えますし、何より自作デスクを作る時間を節約できることに。
デスクで使ったお金を回収するために、死ぬ気で音楽制作をするのも、また一つの自分の追い込みかたかもしれませんね(笑)
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