スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
ビートルズ・フーと並ぶイギリス3大ロックバンドの一つ『ザ・ローリング・ストーンズ』。
元々ブルースやR&Bを演奏するバンドから始まった彼らは、黒いサウンドが特徴のひとつ。
とくにブルースへの畏敬の念がすざまじく、これまで数多くのブルースをカバーしてきました。
現代においてもブルースが未だに広く親しまれているのは、彼らが与えた影響と言っても過言ではありません。
結成50年を超え、全く歩みを止めることのないストーンズ。
映画も星の数ほど作られてきましたが、今回はその中でもおすすめの映画を厳選して紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ローリング・ストーンズの映画
シャインアライト
巨匠・マーティン・スコセッシが手掛けた映画。
ザ・バンドの解散コンサートを収めた「ラストワルツ」や、ジョージ・ハリスンのドキュメンタリー「リヴィング・イン・ザ・マテリアルワールド」なども制作しており、彼の監督した音楽映画もどれも名作揃い。
2006年に行ったビーコンシアターでの慈善コンサートの模様を収録した内容であり、迫力あるライブの様子が手に取るように伝わります。
「ラストワルツ」でもそうであったように、かなり接近したショットも見れるので、楽器を演奏する人にとってはそんなところも勉強になるので必見。
ロックンロール・サーカス
「ロックンロールとサーカスの融合」をコンセプトに作られた作品。
多数のゲストが参加している内容で、そのメンバーも「ジョン・レノン」「エリック・クラプトン」「ザ・フー」など、とにかく豪華。
ブライアン・ジョーンズの最後のステージとしても知られています。
しかしながら、完成後30年近く封印されていた曰く付きの作品であり、その理由というのは一つの推論らしいですが「ミック・ジャガーがストーンズの演奏に満足しておらず、さらにザ・フーの圧倒的なパフォーマンスにストーンズが霞んでしまった為」というもの。
実際見てみると、確かにフーのライブがめちゃくちゃ映える絵になっており、なるほどなと感じるとこも。
とはいえ、ストーンズもシンプルにカッコ良いので、見ておいて損はないでしょう。
ハバナムーン
2020年現在、ストーンズの最新ライブ映画。
2016年にキューバの首都ハバナで120万の観客を集めて行われた、歴史的なフリーコンサートを収録したもの。
最初から最後までメンバーが全開で、とにかくメンバーが動き回るのが見どころ。
特にキースがノリノリで、2000年以降のキースのライブ映像の中では、一番動いてるんじゃないかというくらい。
メンバーの気合いが直に伝わってくるような、熱のある映画ですので、ぜひ見ておきたいところ。
ローリング・ストーンズ ギミーシェルター
ブライアン・ジョーンズの死と共に、ストーンズにおける衝撃的な事件として知られる『オルタモントの悲劇』の様子が収録された映画。
ストーンズの全米ツアーの足跡を追いながら、最終日のオルタモントのコンサートがドキュメンタリータッチで描かれます。
映像演出が一風変わっており、メンバーが立ち会ってフィルムを編集しているシーンが何度も挟まれ、たった今編集しているかのような演出になっているというもの。
ミック・テイラー在籍時の映像というのも注目すべき点で、ブルージィなギターが聴けるのは堪りません。
ブライアン・ジョーンンズ ストーンズから消えた男
ストーンズの創設者でありながら、メンバー間の亀裂から徐々に隅に追いやられ、最終的に謎の死を遂げた『ブライアン・ジョーンズ』の伝記映画。
彼の死については諸説あり、本作はその中の一節を元に描かれています。
真実と思うかどうかは見た人が各々考えればいいのかなと思いますが、個人的には信ぴょう性のある話のように感じました。
ストーンズはドキュメンタリー映画が大半で、伝記映画と呼べるものは本作くらい。
興味深く見入ることは間違いナシ。
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SWINGING 60’s
タイトルだけ見ると、60年代のストーンズ映画といった具合ですが、実際の中身は先にも紹介した『ブライアン・ジョーンズ』に焦点を当てたドキュメンタリー映画。
ブライアンがどのようにバンドで居場所を失っていき、謎の死に至ったかという過程を、関係者のインタビューや当時の映像を交えながら紹介するもの。
僕自身、ビートルズは『サトクリフ』が好きだったりと、既にいないメンバーに興味が行くんですよね。
そうゆう影の部分が、一番物語としての面白さを感じませんかね?
そういった意味ではブライアンに関心のある人にとっては、間違いなくオススメできます。
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ワン・プラス・ワン/悪魔を憐れむ歌
『気狂いピエロ』で有名なフランスの鬼才映画監督『ゴダール』による作品。
タイトルにもなっている『悪魔を憐れむ歌』のレコーディング風景と、合間合間に政治的な扇動者たちが登場し主張が流れるといった内容です。
いかにもゴダール作品という感じで、ある種の前衛芸術的なニュアンスが入っており、扇動者たちのシーンを用いる必然性と、関連性が僕にはよく分かりませんでした(^^;)
しかしゆえに映画に普通の音楽映画とは違う雰囲気を出しており、それが妙にストーンズの雰囲気ともマッチしてるのかなと思うところ。
まだブライアンが在籍していた時期ですが、創設者のはずが既にバンドにおける権力を失っている様子や、脱退に至る部分までも描いており、ブライアン好きには見逃せない映画です。
とはいえ、普遍的な映画としての面白さと言われると、先まで書いてきたように、分かりにくいポイントが多々あり、なんとも言えないところ。
コアなファンやブライアン好きでなければ、関心を持って見るのは難しいだろうということで、控えめな評価にしました。
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「おすすめのローリング・ストーンズの映画を紹介!」まとめ
ご覧になると分かるように、ストーンズはライブを中心としたドキュメンタリー映画がほとんど。
個人的には伝記映画の方が物語が分かりやすくまとまっていて好きだったりするのですが、動く本人たちを楽しむならばドキュメンタリーですよね。
バンドとしての伝記映画が無いのは、やはりストーンズが今もなお活動しているバンドであり、現在進行形そのものだからではないかと。
長い時を経てメンバー変遷もあったものの、彼らの活動は一本で結びついており、決して区切れるものではありません。
映画を楽しむとともに、実際のライブに足を運んで熱狂したいですね。
また、これらの作品は基本的に『amazonプライムビデオ』・『DMM月額レンタル』のいずれかで見れます。
それぞれどっちで見れるかは、作品ごとの「おすすめの視聴方法」を参考にどうぞ。
最後に、ストーンズは全作品をアマゾンの音楽アプリで聴けるので、手軽に楽しみたい時はものすごく便利。
僕は使い始めて、今まで入ってなかったことを後悔するほど、格段に音楽を聴く時間が増えました。
一か月無料で試せるので、気になる方はこちらの記事をぜひ参考にどうぞ。
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