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【アルバムレビュー】Tigermobile/THE HIGH-LOWS

ヒロトマーシー情報館(@HirotoMasima)です!

 

ブルーハーツからのあまりの変貌という、ハイロウズ衝撃のデビューから1年ちょっと。
満を持して発売された2ndアルバムが『Tigermobile』です。

 

前作同様、荒唐無稽な意味の無い楽曲が全てであり、むしろその傾向は1stよりも顕著と言うところ。
ただ例外的に「月光陽光」だけは誰しも認める名曲であり、言葉が前面にでた素晴らしい歌になっています。
月光陽光」をアルバムのラストに配置しているのからも分かるように、本人たちも例外であることは理解してますね。

 

掘り下げて一つずつの曲を見て行くと、意味不明でも心地よい曲がいくつもあります。
しかし「意味不明&キャッチーではないメロディ」で作られている曲が多くあり、あまりアルバム全体を通して聴きなおしたいと思えるアルバムではないんですよねえ。

 

ちなみに珍しくアルバムにキャッチフレーズが付いており、その名も「爆走!!誰かヤツらをとめてくれ!!()
昔のレコードというのは帯にこういったうたい文句がよく付いており、それを意識していますね。
例えばビートルズのサージェント・ペパーズ~なんかだと、「オール最新曲 イギリスと同時発売!!」といった具合。

 

ではでは1曲ずつ見て行きましょう。

 

Tigermobile 楽曲解説

俺軍、暁の出撃

作詞・作曲/真島昌利

 

ゴリゴリなサウンドが目立つロックナンバーです。
リフが目立つ感じで曲的にはカッコイイですが、歌詞は全くの意味不明(^_^;)

 

あまり深く考えずに並べたと思われる言葉が目立ちます。

 

強いて言うならば「NA NA NA NA」の部分は、コール&レスポンスな感じで盛り上がりますね。
冒頭からこんな曲で始まるのが、おおよそのアルバム全体像が見えてくるところ。

相談天国

作詞・作曲/真島昌利

 

マーシー本来のノスタルジックで、神がかった詩的センスが大好きな人からすると、こんな感じの曲を聴くとかなりショックですよねえ。
ブルーハーツからのファンで、ハイロウズ初期で離れてしまったファンが多いのも頷けます。

 

歌の内容としては「相談しよう」と言ってるだけで、そこに意味も何もあったものではありません(^_^;)

 

アレンジ的にもハードロックを意識してる感があり、あえてブルーハーツ等の過去から避けた方向に行こうとしている感じが見えます。

オレメカ

作詞・作曲/甲本ヒロト

 

機械という意味での「メカ」ですが、曲中ではキスを連呼したり、恋について歌ったりと、意味ははっきりしないですがラブソング的な要素があります。

 

頭の先からキスの雨

 

という表現が大好きで、意味不明にしようとしてるのに、本来のヒロトらしい言葉が出て来てるのがたまりませんね。
ビの部分で手拍子が入ってくるのも、楽しい感じで最高です。

アレアレ

作詞・作曲/甲本ヒロト

 

直前の「オレメカ」が良い感じの曲だったのに、またも思いっきり意味不明な方に逆戻り。
直接的な表現が無いのでなんとも言えませんが、「アレ」と言ってるあたり下ネタソングと考えることもできなくはないです。

 

ギターフレーズ的にはシャッフルビートの6度を使う、ロックンロールの定番フレーズを用いてる感じ。
ソロも「ギター→キーボード」と回すあたり、ブルースフィーリングを感じるのが面白いところ。

レッツゴーハワイ

作詞・作曲/真島昌利

 

ハワイに行ったことが無いのに、ハワイについて歌ったマーシー作の一曲()
歌詞に感動するとか、そういったことは無いのですが、絶妙にキャッチーなメロディラインがたまらないんですよね。

 

ソロアルバムで『夏のぬけがら』を作ったり、インタビューでもよく発言するように、マーシーは夏が大好き。
そのため、「冬は嫌だから、南国に行こうよ」と素直な気持ちを歌にした感じですね。

 

ハワイよいとこ 一度はおいで ヤシの葉陰でフラダンス ハワイよいとこ 一度はおいで ヤシの葉陰でフラダンス

 

というサビの部分の心地良さが秀逸。

ロッキンチェアー

作詞・作曲/甲本ヒロト

 

印象的なギターリフが耳に残る一曲。
例のごとくあまり意味の無い部類の曲ですが、「ロッキンチェアーで休みたい」という一貫した主張はあります。

 

シングルカットもされてまして、同曲でミュージックステーションに出演したりしています。
その際の出演映像が秀逸で、カラオケ音源に合わせた、演奏してるフリを拒否したハイロウズ面々は、全身タイツにトナカイの被り物で登場(^_^;)
そして謎の奇怪なダンスを踊るのを、日本中のお茶の間に見せつけました()

 

曲の良し悪しはともかくとして、そういった意味で好きな曲ですね()
映像に興味のある方は、YouTubeで探してみてください。

Happy Go Lucky

作詞・作曲/真島昌利

 

タイトルは「行き当たりばったり」という意味ですが、歌詞に意味は無く全体的にテーマ性みたいなのも皆無です。
楽器の名前が分かりませんが、ドラム以外のパーカッション楽器が演奏されてるのが特徴。

 

君が救われないんなら 世界中救われないよ

 

という部分は唯一、マーシーっぽいメッセージが感じられます。

ヌゲヌゲ

作詞・作曲/甲本ヒロト

 

タイトル通り、「脱ぐ」をテーマにした一曲。
ミドルテンポな一曲で、ワウを使ったカッティング中心のギターなど、ファンクっぽさが目立ちます。

 

ライブではヒロトがこの曲で脱ぎ始めるのが定番で、曲を聴きたいということでなく、脱いだヒロトを見たいがために、ファンが心待ちにしている曲でした()

変身リベンジャースーパーファイトバック

作詞・作曲/真島昌利

 

冒頭にブルース・リー主演「燃えよドラゴン」のテーマ曲が使われています。
タイトルからして意味不明なように、全体的に感動する要素は皆無(^_^;)

 

どこへでも行けるぜ俺は すべてなかったことにしろ

 

のメロディはすごく綺麗なので、好きなポイント。
図太いロックサウンドには仕上がっているので、単純にバンドサウンドを楽しむ分にはいいのかな、といったところ。

ブンブン

作詞・作曲/甲本ヒロト

 

同アルバムのヒロト曲では一番好きな曲。
「蚊」の目線から歌われており、視点の置き方が変わっているのが面白いです。

 

ちゃんと メシ 食ったか ちゃんと よく 寝たか 最近 味がおちてるぜ

 

という出だしから最高で、蚊の方から人間に対し「味が落ちてる」と表現するのが良いですね。
ゆっくりとしたフェードインで、徐々に盛り上がって行く曲の入りがカッコイイのも魅力のひとつ。

シェーン

作詞・作曲/甲本ヒロト

 

同名の西部劇映画『シェーン』をテーマに作られた一曲。
ヒロトマーシーが曲のテーマにした映画や、影響を受けた映画など、僕は数多く見てきましたが、映画の完成度・面白さは『シェーン』が断トツ。
こんな良い映画みたら、インスピレーション沸いてくるだろうな、というのを強く思いましたね。

 

曲の内容も映画の影響が色濃く、「ガンマン」について歌われています。
加えて「シェーンよりも僕のほうがすごい」といった主張が見られるところが、カッコイイところ。

月光陽光

作詞・作曲/真島昌利

 

同アルバムにおいて一番の名曲であることに、異論のある人はいません。
発売当時のインタビューでヒロトが語っているように、この曲だけは本当の意味での「歌」になっています。

 

ハイロウズになってから、マーシーが書いたとは思えないほどの意味不明な曲が散見されてきましたが、「月光陽光」を聞くと本質的にマーシーが変わっていないのはよく分かります。
やはり「ヒロトマーシーの凄さは何か?」と聞かれれば間違いなく「言葉」であり、それがあるゆえに多くの人を惹きつけてきました。
とくにマーシーについてはその文学性が突出しており、彼の才能が輝くのは詩ですよね。

 

安っぽい夢が輝けば もう何もかも捨てていくよ しがらみ足を取る生活は 月光陽光 俺を照らせよ 月光陽光 なんて力強く

 

というBメロ→サビの部分がとにかく好きで、これまで何度この言葉に励まされてきたか分かりません。
「月光陽光」という単語からして美しいですよねえ。改めてこんな詩を書けるのは日本ではマーシーだけだと思います。

 

「【アルバムレビュー】Tigermobile/THE HIGH-LOWS」まとめ

 

ということで2ndアルバム『Tigermobile』の紹介でした。
冒頭で紹介したように1st以上に荒唐無稽な曲が多いですが、ギラギラと輝く曲も潜んでいます。

 

ファーストからセカンドと、こうも言葉を無視した曲ばかり出されたら、やはり昔からのファンは悲しいですよねえ。
しかし言葉を過度に期待されることにうんざりしていたヒロトマーシーにとっては、これが必要なことであったのでしょう。

 

次作ロブスターも同じ傾向が続きますが、こういったある種の間をとったことによって、ヒロトマーシーが本来的なスタイルに戻り、珠玉の名盤『バームクーヘン』が生まれたと考えると、納得がいきます。いずれにせよ『Tigermobile』はあまり初心者にオススメできるアルバムでは無いですが、全体的にアルバムを拾っていっている方は、持っておいて損はないでしょう。

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