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【3分で分かる】ブルーハーツ・ハイロウズ・クロマニヨンズの違い

スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!

 

おそらくこの記事にたどり着いた方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか?

 

「ブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズの違いってなんなの?」
「全部ヒロトとマーシーのバンドなんでしょ?じゃあ同じなの?」

 

管理人も初めてブルーハーツを知ったとき、同じ疑問を抱きました(^_^;)
そこでこの記事では、ヒロトマーシーファン歴10年以上の僕が、分かりやすく違いを解説していきたいと思います!

 

この記事を読み終わる時には、ドヤ顔で友人に違いを説明できること間違いなし(笑)
ということで、早速本題に入っていきましょう。

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活動時期が違う

そもそも3つのバンドは活動していた時期が全く違います。
一覧にするとこんな感じ。

 

ブルーハーツ 1985-1995
ハイロウズ 1995-2005
クロマニヨンズ 2006-現在

 

1985年以前にも、ヒロトマーシーはそれぞれ別でバンドを組んだりしてましたが、彼らが組み、そしてメジャーデビューを果たしたのはブルーハーツが最初。
ちなみに活動開始は1985年ですが、デビューしたのは1987年。

 

その後、95年に解散し、ハイロウズを結成するに至ったものの、10年の活動の末、活動休止(実質的には解散)となりました。

 

つまり、今現在活動しているのは、クロマニヨンズということ。
ブルーハーツ・ハイロウズは既に解散(活動休止)していますし、そしてヒロトマーシーが過去のバンドを復活させることは、100%無いと言っても過言ではありません。

メンバーが違う

ボーカルヒロト、ギターマーシーなのは一緒なのですが、ベース・ドラムが違う&キーボードの有無、というのが違い。
分かりやすく表にするとこんな感じです。

 

年代 バンド名 ベース ドラム キーボード
1985-1995 ブルーハーツ 河口 純之助 梶原 徹也
1995-2005 ハイロウズ 調 先人 大島賢治 白井幹夫
2006-現在 クロマニヨンズ 小林勝 桐田勝治

 

ハイロウズだけキーボードの白井さんが入っていますが、このようにベースとドラムのリズム隊が違うのが、一目で分かりますよね。
ちなみにブルーハーツでも白井さんはキーボードを弾いてますが、その時はサポートでした。

 

そしてリズム隊の演奏力についてですが、好みの問題もあり一概に言えるものではないですが、一般的にハイロウズが一番演奏力が高いと言われています。

 

特にベースに関しては、河ちゃん(ブルーハーツ)、コビー(クロマニヨンズ)がルートに忠実なタイプに対して、とにかく調君(ハイロウズ)はメロディアスに動き回るのが特徴。
ヒロトマーシー曲のベースをコピーした人がみんな言うのが、「ハイロウズは難しすぎて弾けない」です(笑)

 

ドラムについては、梶君(ブルーハーツ)はシンプルで力強い、大ちゃん(ハイロウズ)はテクニック、カツジ(クロマニヨンズ)は大ちゃんとは違った角度でのテクニックと言ったところ。

 

カツジの場合はメタル出身なので、2バスというメタルでよく使われるセッティングだったり、叩き方も特徴があるのですが、ヒロトマーシーの曲で叩くと全てロックンロールになるというのが、彼らの魔法ですよね。

音楽性が違う

どのバンドもヒロトマーシーのバンドなので、音楽ジャンルをも超えるような大きな違いは無いものの、「音楽性」という意味では変わっています。

 

ブルーハーツの音楽性

個別楽曲に目を向けると多様な要素はあるものの、全体を通して言えるのは、「パンクロック」です。

 

ラモーンズ』、『セックス・ピストルズ』といった、パンクの始祖からの影響が色濃く、アレンジ面などを見ると一目瞭然。

 

着の身着のままでステージに上がる姿勢、マーシーのバムフラップ(尻当て)など、姿勢や服装の面でも、パンクが見受けられました。

ハイロウズの音楽性

 

ブルーハーツ時代、若者の代弁者的なレッテルを貼られ、勝手な期待に苦しめられたメンバー。
そういった状況からの脱却を考え、ハイロウズでは一転、違う方向性に。

 

歌詞については、次の項で解説するので、ここではさておき、音楽性はパンクというよりハードロック。

 

楽器面では通常ロックンロールやパンクでは使わない「ワウ」を使ったり、演奏面でもジャムセッションのようなアレンジ性の高い曲を演奏し、自由気ままにライブを楽しむといった様相でした。

 

この傾向は初期に顕著で、ブルーハーツとハイロウズ初期を聴き比べると、あまりの違いに悶絶します。

クロマニヨンズの音楽性

 

ブルーハーツ、ハイロウズと比べると、4人編制になったのもあり、前者に近づいたものの、音がやや硬くなった印象。

 

先にも書いたように、ドラムのカツジがメタル出身、そしてベースのコビーもロックンロール出身であらず、というところが要因に。

 

こちらのコビーが活動する別バンド『nill』のPVを見てもらうと分かるのですが、ファンクっぽい感じで、ヒロトマーシーとは全く違うのが分かりますよね。


ちなみにカツジのバンド『ガーゴイル』はこんな感じ。(2018年に脱退)
みんなメタリカとか好きそうな、ゴリゴリのメタルです。


歌詞が違う

時期にもよるので一概に言えるものではないですが、それぞれのバンドで歌詞が顕著に違うのはよく言われるところ。

 

ちなみに作詞・作曲はどのバンドにおいても、基本的にヒロトorマーシーが作詞作曲。

 

各バンドごとに、詳しく内容を深掘りしていきましょう。

ブルーハーツの歌詞

ブルーハーツがなぜ若者に絶大な人気を誇り、今もなお多くの人を惹きつけて離さないかというのは、「圧倒的にリアルな日本語の言葉」があるからこそ。

 

それまで日本においてパンクの名のもとに活動するバンドの大半は、いわゆる「ハードコアパンク」と呼ばれるもの。

 

日常とはかけ離れた、過激な言葉で歌い、パフォーマンスも派手。

 

それはそれで一部に人気はあったものの、多くの若者を動かすムーブメントとはなり得ませんでした。

 

そんな日本のパンクシーンに、「誰にでも共感できる日本語」で「優しい歌を歌う」というブルーハーツが登場し、もの凄い速度で大衆に受け入れられていったのです。

 

「ブルーハーツが出る前と後では日本の音楽シーンはまるで異なる」とも言われるほどで、その影響がどれだけ大きかったのかよく分かります。

 

しかしそれ故に、先の項で書いたような、「若者の代弁者」という世間からの重責が、メンバーに降りかかることに。
様々な要素がありますが、こういった背景も解散に進む一因となりました。

ハイロウズの歌詞

ブルーハーツ解散要因の反動から、ハイロウズではうって変わって意味の無い歌詞を歌いだします。

 

特に初期3作まではその傾向が顕著で、ブルーハーツ時代からのファンはかなり衝撃を受けたそう。
事実、離れて行くファンも多かったようで。

 

しかしそんなハイロウズも、あえてブルーハーツ的な歌を避ける必要性を感じなくなったのか、詳しい理由は分かりませんが、4thアルバム『バームクーヘン』で本来の言葉が戻ってきます。

 

同アルバムはハイロウズで一番の名作であり、「本来のヒロトマーシーが戻って来た重要作品」と言える、必聴アルバム。

【アルバムレビュー】バームクーヘン/THE HIGH-LOWS

クロマニヨンズの歌詞

ヒロトマーシーが長いキャリアを経て、年齢を重ねて来た部分もあり、「余計な言葉がそぎ落とされてきた」という印象。

 

ハイロウズ初期のような荒唐無稽な歌詞では無いものの、本当にシンプルな歌が多くなってきました。

 

管理人としては、言葉の面ではやはりブルーハーツが圧倒的に感じますが、好みは人それぞれで、クロマニヨンズが一番という人もいます。

 

ただシンプルにするというのは、簡単なようですごく難しいこと。

 

普通は考えを巡らせ歌詞を書くと、どうしても長くなったり、色々なことを詰め込みすぎてしまいがちですが、彼らにそんなことはありません。

 

頭を悩ませて曲を作るということがなく、日常的に曲がどんどん沸いてくる、ヒロトマーシーにしかできない所業だと感じますね。

「【3分で分かる】ブルーハーツ・ハイロウズ・クロマニヨンズの違い」まとめ

3つのバンドの違いを分かりやすくまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

形を変えながらも、30年以上日本のロックシーンの前線を走り続けているヒロトとマーシー。

 

浮き沈みの激しい音楽界において、これだけ長い間支持され活動するというのは、ものすごいことです。

 

それだけヒロトとマーシーには、他のミュージシャンには無い圧倒的な魅力があり、多くの人の心を捉えて離さないんでしょう。

 

現に管理人も14歳のときに心を鷲掴みにされ、未だに夢中であり続けています。

 

この記事を読んでいただいてる方は、ヒロトマーシーに興味を持ち始めている段階の人が多いと思いますが、ぜひ当サイトを参考にして、さらなる魅力に気づいてもらえると嬉しいです。

【3分で分かる】ブルーハーツ・ハイロウズ・クロマニヨンズの違い『動画版』

なおこの記事は動画版もありますので、あわせて見てみるとさらに理解が深まりますよ!