『熊谷モルタルレコード』で開催された、の踊ろうマチルダの単独公演に行ってきた。
熊谷は埼玉県の北部の市であり、好きな日本のバンドの一つである『コレクターズ』のボーカル、加藤さんの出身地として知られている。
同地に訪れるのは2度目で、前回はコレクターズのフロントマンの両名の別バンド『ザ・ビザールメン』を見に、熊谷の老舗デパート八木橋へ行った。
話をマチルダに戻すが、音楽仲間の知人に勧められ聴いてみたところ、しゃがれ声と独自な詩の世界観が個人的にドンピシャで、ライブに行った次第だ。
簡単ではあるが、ライブレポをまとめていこう。
踊ろうマチルダ/熊谷モルタルレコード
こちらが会場となったモルタルレコード。
レトロな雰囲気が滲み出る、良い感じのレコード屋だ。
手書きのボードも趣があって良い。
レコード屋のわりには、CDやレコードが大量では無く、オリジナルグッズが多かったのが印象的。
2階がライブスペースになため、ライブ会場がメインかもしれない。
Tシャツ、レコード、キーホルダーなど、グッズも様々売られていた。
ライブ会場の2階はこじんまりとした、芝居小屋的な様相。
ノスタルジック感が溢れ素晴らしき。
肝心のライブは勿論最高であった。
現代的なアーティストとは一線を画した独自の世界観が良く、ギター以外にインド楽器(ハーモニウム、シュルティボックス、ハーディガーディ)などの特殊な楽器を用いており、独特な音色を出してとにかく独創的。
「異世界に飛ばされるような感覚」とはまさにこのことで、ありふれたサウンドに疲弊した時にこそ、心に寄り添うような音楽と思えた次第。
流行りに一切迎合せず、我が道を行くアーティストこそ、商業主義を行くミュージシャンには決してない何かがあると感じるが、間違いなくマチルダにはその何かがあった。
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