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【音楽本レビュー】ロビー・ロバートソン自伝/ザ・バンドの青春

ザ・バンドのギタリストであった『ロビー・ロバートソン』の自伝を読んだ。

 

2018年発売とわりかし最近の本であり、値段も4000円越えの分厚い本と中々にボリューミーな内容。

 

本書を手に取ったきっかけは、いつだったかは定かでは無いが、昨年「ザ・ウエイト」のライブ映像を見て以来、めっきりザ・バンドに凝っており、現在進行形でやたらめったら聴き漁っているからだ。

 

そして何か伝記本でも無いかと調べてみたところ、最初にドラマー・リヴォンヘルム著の『ザ・バンド 軌跡』を見つけたが、廃盤でプレミア価格という状態。

 

こう言うのもなんだが、ボーカルもプレイも含めてリヴォンが好きだったので、彼の本を読みたかったのであるが、容易に手に入るロビーの本を手に取ったワケだ。

  • ザ・バンドに関心がある
  • ボブ・ディラン好き
  • ロック史に興味がある

という人は、間違いなく楽しめる良書と言えるので、ぜひぜひ手に取ってみて貰えると嬉しい限りである。

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ロビー・ロバートソン自伝/ザ・バンドの青春

あらすじ

内容はタイトルにもあるように、ロバートソンの視点で語られ、音楽の道を志したところから解散コンサート『ラストワルツ』までを描いており、ザ・バンドの解散で締めくくられる格好だ。

 

知っての通り83年にロビー抜きでバンドが再結成してたりするが、物語はあくまで76年で幕を閉じる。

 

僕も軽く情報を目にしただけであるが、リヴォン著の『奇跡』では、ロビーが非難されていたりと、往々にして物事の捉え方は個人個人異なる。

 

とはいえ、本書にはロビーから見た形でのバンドの栄枯衰退が詰まっていると感じたし、その具体性も感じられるように思う。

特徴・感想

内容が超絶ボリューミー

冒頭にも書いたように4000円越えと、一般的な本の相場からすればかなり高額な類。

 

全ページ数は552頁と、これだけ聴いても多いと思うが、さらに中身の文章は1ページが上下で分かれている。

 

すなわち、いわゆる文字の大きめの本の倍の文字数があると言っても差支えは無い。

 

ザ・バンド入門的に読もうと思ったら過大なボリュームであるかも知れないが、聴き込んできたファンにとってはとにかく満足ゆく濃厚な内容となっていると言えるだろう。

 

人によって読むスピードは異なるが、僕は一日1~2時間使って読み切るのにざっと3週間はかかったはず。

細かい部分まで掘り下げた形でバンドの歴史が分かる

あくまでもロビー個人の視点ではあるが、バンドの歴史が事細やかに綴られており、ネットで見れる情報だけでは得られない、深い視点が手に入るのは間違いない。

 

どこまで正確性があるのか定かでは無いが、メンバー間の会話なども綴られており、その関係性や空気感が見えてくるのも魅力的だ。

 

とくにロビーとリヴォンの確執というのは、ファンの間では有名だが、ホークス時代からほとんど兄弟のような関係性であったのに、次第に溝が深まって行った様は、非常にいたたまれない気持ちになる。

 

往々にして、近すぎる関係性であった人ほど、何かの拍子で溝ができると取り返しのつかないものになるが、まさにその典型では無いだろうか。

 

ただ本書での視点・見解はあくまでロビーから見たものであるため、機会を見てリヴォンの本も読んでみたいと思うところである。

ディランとの活動の日々も見れる

僕も最初にザ・バンドを知ったきっかけがディランであったように、両者は切っても切り離せない関係性にある。

 

いわゆるエレキ化したディランとのコンサートツアー、ビッグピンク地下室での創作の日々など、今更語るまでもない歴史的な出来事の数々。

 

とくに本書において興味深いのはコンサートツアーの部分であり、行く先々で犯罪者のごとく罵倒を浴びせられながらライブをやる辛さというのが伝わってくる。

 

僕自身も音楽を行う身として自分に置き換えて考えてみると、連日のライブで罵詈雑言が飛んでくる状況というのを考えてみると、全くもって精神的に辛くなるのは間違いなく、リヴォンが脱退したのも頷ける。

 

そんな異様なライブツアーの日々も克明に綴られており、メンバーそれぞれの受け止め方や反応の違いを見れるのも関心を惹く部分。

「【音楽本レビュー】ロビー・ロバートソン自伝/ザ・バンドの青春」まとめ

ということで、ロビー・ロバートソン自伝の紹介であった。

 

「ザ・バンド」ファンはもとより、ディラン好きやロック史に関心がある人まで、幅広い層が楽しめる本なのは間違い無いだろう。

 

自伝の性質として、「読むとさらにその人物の事を好きになる」ということが挙げられるが、僕もさらにザ・バンドとロバートソンの事が好きになった。

 

ぜひぜひあなたの好きを一歩前進させるべく、本書を手に取って貰えれば幸いである。

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