スズキサトシ(@sasa_rhythm)です!
パブロックを代表するイギリスのバンド『ドクターフィールグッド』。
ボーカル『リー・ブリロー』の唸るような声と、ギター『ウィルコ・ジョンソン』の唯一無二のカッティングと作曲センスで絶大な人気を誇りました。
ヒロトがハーモニカを始めるきっかけとなったバンドとしても知られているので、ぜひヒロトマーシー好きにも聴いてもらいたい名バンドです。
基本的にドクターフィールグッドの曲は3コード12小節の、ブルースに忠実な初期のロックンロールの形。
それゆえに圧倒的にシンプルかつ聴きやすく、複雑怪奇な方向性に向かっていた音楽界に、原点回帰の風を吹かせる要因となりました。
ゆえにパンクロックの誕生もパブロックの影響あってのことであり、この2つのムーブメントは切っても切り離せない関係性があります。
歴史の解説が長くなってきたので、さっそく曲を紹介していきましょう。
ドクターフィールグッドの名曲ランキング
1位 She Does It Right
誰しも認めるドクターフィールグッドの代表曲。
ウィルコの圧倒的なカッティングにノックアウトされないロックキッズはいないと言っても過言ではないほど。
僕も最初に聴いた瞬間イントロだけで脳天を蹴られたような衝撃を受け、大好きな曲の一つになっています。
これは映像で見てもらった方がいかにウィルコのテクニックが尋常ではないか分かるので、ぜひyoutubeで『She Does It Right』で検索してみてください。
ウィルコは曲作りをする時、歌詞の語感まで考えているそうで、まさにすべてがハマっているロック史に残る珠玉の名曲ですね。
Boom Boom
言わずと知れたブルースマン『ジョン・リー・フッカー』の代表曲のカバー。
ギターのウィルコがボーカルを取る、珍しい一曲でもあります。
この曲はやたらと色んなバンドにカバーされており、有名なのは『アニマルズ』のバージョンでしょうか。
どのバンドも原曲通りでは無くオリジナリティを入れており、フィールグッドバージョンも独自の色が感じられます。
サビのギターストロークが、いわゆるモータウンビートで、軽快なサウンドに踊らずにはいられませんね。
ウィルコは力のあるボーカルで無いものの、独特な哀愁漂う雰囲気が珠玉。
All Through The City
ギタリストからすればどうやって弾いてるの?と耳を疑いたくなるような恐ろしいテクニックの一曲。
もちろん曲もキャッチーで聴きやすいです。
サビの叫び気味になる歌唱が印象的で、意味は分からずとも拳を振り上げたくなる内容。
Roxette
神業リフ職人のウィルコのらしい、すざまじい切れ味の一曲。
ドクターフィールグッドのデビューシングルですが、ゴリゴリのブルース臭が強いため、やや分かりにくさはあります。
とはいえ、中心となるリフを弾いているベースに、ユニゾン風に絡んでくるギターなど聴きどころは満載。
アウトロで盛り上がってきたところに、自在なハーモニカが入ってくるところは、有無を言わせないカッコよさがあります。
One Weekend
コールアンドレスポンスが映える非常にカッコいい一曲。
ここまで紹介して来た曲と比べると、やや大人しめな印象がありますが、全てはドクターフィールグッドのサウンド。
コーラスワークも入ってたりと、趣向を凝らした様が見受けられます。
「ドクターフィールグッドの名曲ランキング5選!【パブロック】」まとめ
以上、簡単でしたがドクターフィールグッドの名曲を紹介してきました。
紹介した曲は全て1stアルバム『Down By The Jetty』に入っているので、とりあえずの1枚を探している方は、これを買っておけば間違いありませんよ!
そして実はドクターフィールグッドは現在も活動中。
しかし、バンドの核であったウィルコが1977年に脱退し、その後は次々とメンバーが入れ替わり、最後のオリジナルメンバーのボーカル『リー・ブリロー』も1994年に亡くなって、現在は後から加入したメンバーだけ(^^;)
それでドクターフィールグットを名乗るのはどうなのか、という点があり、ウィルコの脱退と共にバンドは終わったと考える人も少なくありません。
何はともあれ、珠玉のバンドであることに間違いは無いので、ぜひ『She Does It Right』だけでも聞いてもらえると嬉しいですね。
また配信でも良ければ『amazon music umlimited』で、ドクターフィールグッドは全曲聴けます。
無料で試せますので、気になる人は使ってみてくださいね。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
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