スズキサトシです。
確定申告指南の第3回の今日は、収入と支出を管理することの重要さについて書いていきたいと思います。
前2回で述べてきたように、確定申告とは1年間の所得から正しい税金の金額を計算するもの。
ということは、いくらお金を貰って、また、何にいくら使ったのか分からなければそもそも計算ができませんよね、ということです。
まず先に経費について書いていきます。
音楽活動における経費
前の記事で記載しましたが、バンド活動にかかる経費となると以下のような費用がかかってくるはずです。
申告において経費と認められるには、『根拠となる領収証やレシート』が必要不可欠です!
おそらく申告したことが無い方は、これらのレシートなどをすぐに捨てているはずなので、まずはちゃんと保管する習慣付けをしましょう。
手書きの領収証じゃなくてもいいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、レシートでも全く問題はありません。
レシートは金券?
「たくさんお金かかってるし、レシート1枚くらい無くしてもまあ対して変わらないよな」と思う方もいると思います。
大間違いです。
以下の図を見てください。
- 1,000円分のレシートを無くしたとします。
- つまり、1,000円分の経費が無くなったので、1,000円所得が増え、その分税金が高くなるということになります。
- 税率が最低の5%であると仮定します。
- 1,000×5%=50円
- つまり、1,000円のレシートを失うことは50円を失うのと一緒ということです。
これが10,000円だったら500円分になり、安いランチ1食分にはなります!
これからはレシート=お金と捉え、きちんと保管をしましょう。
レシート保管には以下のようなファイルがオススメです(^^)
収入を管理できてますか?
ライブハウスからの売上などで明細付きでお金をもらっている場合は、領収証と同じようにファイルなどで保管していれば問題ないでしょう。
しかし、CD・グッズなどの手売り、フリーでやってる音楽講師の報酬など、メモを取らなければ把握不可能になると思います。
収入の申告漏れを防ぐためにも、スマホのメモに適時記入するなどして、管理を徹底しましよう!
また、記載したメモは適時エクセルシートに打ち込むなどしておくと、申告時なお楽になると思います。
「バンドマン・ミュージシャンは収入・支出を管理しよう【レシート・領収書保管】」まとめ
今回は収支の管理について書いていきました!
偉そうに書いて来てますが、一般的な中小企業の申告は数えきれないほど行った経験はありますが、音楽家の申告は一切したことがありません(ーー;)
しかしながら基本となるルールは同一なので、基本的なことは解説ができています。
ですが、自分がバンド活動を実際にしていざ申告となった時に、記事に書いていなかったような疑問にぶち当たったりすることが想像できますので、適時修正していき、盤石な税金講座にしていきたいと思います!
また僕は「ココナラ」というサービスで、1000円定額&回数無制限で申告や税金に関する質問を受け付けています。
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