ドラムを演奏するにあたって蔑ろにされがちなのが椅子。
正式名称で言えばドラムスローン。
ロカビリー等々で立って演奏する特異な人で無い限りは、座って演奏するのがドラムのスタンダードであり、その点スローン如何で演奏性が大きく変わります。
というわけでこの記事ではドラムスローンの選び方から、おすすめを見て行こうと思います。
ドラムスローンの選び方
安定性
まず第一に重要なのが安定性。
リハスタで使い古されてガタガタになってるのがたまにありますが、グラグラするのは本当に演奏しにくいです。
ヘタっている椅子は別として、新品の椅子でも安定感の差はあるので、自分が求めるだけの安定性があるのか見極めたいところ。
ある程度の高さまでは大丈夫でも、マックス近くまで上げるとグラグラしだす奴もあるので要注意。
その辺はドラマーの高さの好みによる部分も影響しますが。
とはいえ新品で買うにあたって、特にネットで買う場合は判断のしようが無いところではあるので、口コミを頼りにする他ありませんね。
高さ調整
スローンの種類によって、最低座面と最高座面が決まってます。
自分の求める高さに対応しているものを選びましょう。
リハスタに入った時などに、自分がいつも座る高さを測ってメモしておけば尚確実ですね。
固定方法
固定方法は大きく分けて次の三種類があります。
- クランプ式
- ネジ式
- 油圧式
安定感で言えばこんな順番でしょうか。
ネジ式 > クランプ式 > 油圧式
油圧式は種類が少なく、リハスタで座ってみたことがありますが、ちょっと安心感に欠ける部分も。
基本ネジ式かクランプ式で考えておくと良いでしょう。
素材・クッション性
ざっくり分類すると布orビニールの2種類。
当然座り心地が違いますし、蒸れといった快適性にも影響してきます。
あとビニールの方が切れやすく、耐久性が無いともよく言われるところ。
ここも好みの部分が大いにあるので、できれば自身で座り比べたいですよね。
座面の形
最後に注意したいのが座面の形。
一番多く、昔からあるのは丸型ですが、近年は四角型・サドル型も存在します。
あと同じ丸型でもメーカーによってサイズ感も違ったり。
これも一概に何が良いというワケではなく、スタイル・好みに左右される部分なので、自分に合うものをと言うしか無いところ。
背もたれ付きという特殊なやつもあったり。
おすすめのドラムスローン
DW/3100
形状 | 丸型 |
---|---|
高さ | 53-73 |
シート直径 | 13 |
そこそこの金額で、評判が良いのがDW 3100。
自分も安定感に惹かれてこれを使ってます。
身長が180cmあり、高めのセッティングが好みなんですが、グラつく事なく安心してますね。
径の大きい座面なのも座りやすくて○。
↓自分の使ってるdwのスローンの画像。
ヤマハ/DS550U
形状 | 丸型 |
---|---|
高さ | 37-55 |
シート直径 | 294mm |
なるべく安くて使えるスローンを探している方はこちら。
リハスタなんかでもよく見かけたりします。
人によっては高級グレードの椅子より良いという人もいたり。
自分は高さが足りなかったので、選択肢に入りませんでしたが、低めの椅子が好みの方は全然アリでしょう。
カノウプス/CDT-1HY
形状 | 丸型 |
---|---|
高さ | 41-56 |
シート直径 | 記載なし |
日本が誇るドラムメーカー、カノウプスによるスローン。
座り心地を絶賛する声が多く、適度なクッション性と滑りにくさが何よりの特徴。
ただ高めにするとグラつくという声があるので、低め〜中間の高さの人向きと感じます。
見た目も赤字でカノウプスと書かれているのもクール。
PEAL/D1500
形状 | 丸型 |
---|---|
高さ | 49-66 |
シート直径 | 15 |
クッション性が非常に評価されるスローン。
中央部が凹んでいることによる包み込む感覚は唯一無二であり、心地良い安定感と評判です。
因みにSタイプならばさらに10cm低くセッティングできるので、子供から大人まで対応できる柔軟性を持ち合わせています。
「ドラムスローンの選び方とおすすめ」まとめ
ということで、ドラムスローンの選び方からおすすめまで見てきました。
おすすめの中には丸型しか出てきませんでしたが、他の形状は自分自身使ったことが無く、そもそも選択肢が殆ど無いので紹介はしませんでした。
一概に万人に合うスローンがあるわけでは無いので、是非色々と試しながら、自分に合うものを見つけて貰えれば幸いです。