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【音楽本レビュー】ボブ・マーリー レゲエの伝説

ボブ・マーリーの生涯を隅から隅まで一冊に凝縮した本「ボブ・マーリー レゲエの伝説」を読んだ。

 

改めて説明するまでも無い、第三世界発のロックスターであり、『レゲエ』を世界共通言語として広めたボブ・マーリー。

 

本書を取るに至ったきっかけは、言わずと知れたベスト盤「レジェンド」を聴いた事で、ボブの魅力に取り憑かれた故。

 

因みに本書を読む前に、唯一の公式映画「ルーツ・オブ・レジェンド」を見ていたので、事前に映像として大きな流れをさらい、細部を本で埋めてくような格好となり、非常に理解が深まった。

  • レゲエ、ボブ・マーリーに関心がある
  • ロック史に興味がある

という人は、ボブをあまり知らずとも、読みながら理解して行けるので、ぜひ手に取って貰えると嬉しい。

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ボブ・マーリー レゲエの伝説

あらすじ

先にも書いたように、ボブ・マーリーの生涯を事細かにまとめあげた内容であり、全く持って非の打ち所が無いくらい凝縮されたもの。

 

黒人と白人のハーフという生い立ち、父のいない中での成長から、音楽を志し活動を始め、世界的スターになり、無念の死を遂げるまでが綴られている。

 

大きな転換点を章ごとに分けており、それぞれのパートが、家族やメンバーをはじめ、多くのインタビューを元に構成されていることからも、史実の正確性は非常に高いものと言えるだろう。

特徴・感想

関係者インタビューが多い

先ほども言ったように、第一の特徴は関係者インタビューが非常に多いこと。

 

そもそも作者がボブを生前に取材していることもあるなど、まさに足を使って集めた情報が詰まっている。

 

「ピーター・トッシュ」「バニー・ウェイラー」などの、オリジナル・ウェイラーズのメンバーはもとより、妻リタや、バレット兄弟など、関係している人にはほぼインタビューし尽くしてると言っていいほど。

 

本書を書き上げるにあたり、並々ならぬ意欲を注いでるのが文章からひしひしと伝わって来るほどであり、必死に汗を流したのが感じ取れる。

 

やはりインタビューから得れる情報量は非常に多く、作者の言葉だけでは得られない客観性と真実性を帯びると思うところであり、そうした点でも読み応えはすざまじい。

貴重な写真も掲載

あまり数は多くないものの、随所随所に貴重な写真が見られ、本をより絵が見えるものにしてくれている。

 

オリジナル・ウェイラーズ時代の揃いのスーツでキメた写真や、幼い頃のボブなど、ファンなら間違いなく楽しめるものばかりだろう。

 

中にはビートルズのジョージ・ハリスンや、スティーヴィー・ワンダーとの2ショットもあったり、ロックファンにとってはまさに涎垂ものの見栄え。

ジャマイカの歴史についても触れられている

南国の小国ジャマイカの歴史は、黒人奴隷の歴史と密接な関係が。

 

自分の場合、ロックンロールの成り立ちを掘っていく過程で、奴隷史に関心が行き、事前知識があったのですんなり理解できましたが、そうでない人でも概略が掴める分かりやすさ。

 

ボブ・マーリーを産んだ国の土壌を理解する事で、さらに背景の理解が深まるのは間違い無いので、こうした部分に触れているのは流石の一言。

キャリアの中で作品が膨大かつ散乱している為、体系立てた理解の手助けとなる

昔のミュージシャンにありがちだが、権利関係が有耶無耶なものもあったり、様々なレーベルから音源を出してたりと、ボブには相当数の作品が。

 

僕のように後追いで聴く人にとっては、まさにワケが分からない状態であり、そうした意味でいつどのように曲が出て、何が人気だったのか分かるのは非常に有難い。

 

やはり後から聴く分には、売れた曲から聴くのが間違いない掘り方と言え、確かな道標を示してくれるのが嬉しい限り。

 

本書を片手に曲を聴いて行けば、読み終えた頃には大枠でキャリアにおける曲を掴めると言っても過言では無い。

「【音楽本レビュー】ボブ・マーリー レゲエの伝説」まとめ

ここまでざっと紹介してきたわけであるが、実は本書は既に廃盤となっている。

 

しかし良くも悪くも需要がそこまで無いらしく、超絶安価な中古版が簡単に手に入るので、少しでも興味が湧けば気軽に手にとって貰いたい。

 

昔の僕も大いに誤認していたが、レゲエというと、さも独立した1ジャンルのように思われるが、ルーツを辿っていくと結局ロックンロールと一緒なのである。

 

それにボブ・マーリーの作曲や感性は、50年代のアメリカ黒人のコーラスグループ「インプレッションズ」「ドリフターズ」等々を聴いてきて培われてきた部分が大きいところも、非常に面白かったりする。

 

レゲエはもとより、ロック好き必読と言える一冊に、ぜひ目を通してみてはいかがだろうか。

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