こんにちは、スズキサトシです。
僕は世間一般で言うところのバンドマンなのですが、税理士の登竜門資格と言われる『日商簿記1級』を保有しています。
合格率10%の試験で、難関資格の一つと言われます。
そんな資格を持っているのになんでバンドやってるの?という話は置いときまして、おそらく唯一無二の存在であろう『税務会計に強いミュージシャン』の僕がバンドマンのための確定申告について分かりやすく解説していきたいと思います( `ー´)ノ
そもそも確定申告とは
そもそも確定申告とは、『1年間の収入と支出から所得を計算し、正確な税額を計算すること』を指します。
これだけ聞いても大半の人は何を言っているのかさっぱりですよね(笑)
かなりかみ砕いて説明していきます。
まず、僕のような売れていないバンドマンの収入源となると、大半の方は以下のようになると思います。
これらの収入は、実は大きく2つに分けることができます。
事業所得と給与所得の2つに分かれました。
始めに、給与収入について話していきます。
アルバイトの給与収入
給与収入のアルバイト収入ですが、みなさんおそらく給与明細の中でこんな文字を見たことがありませんでしょうか?
『源泉所得税』
まずこの源泉所得税とは何かと言いますと、簡単に言うならば『給料の金額的にこのくらいの税金がかかるからとりあえずざっくりの金額を引いておくよ』という税金です。
これを聞いて、じゃあ自分は多く税金取られていたの?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、それは心配ありません。
なぜなら、『年末調整』というシステムが存在するためです。
しかし、よく考えてください。
あなたには給与所得のほかに、バンド活動という『事業所得』があるはずです。
アルバイト先が把握してるのは、給料という『給与所得』のみです!
バイト先はあなたのバンドでのCDの売り上げや、チケットの売り上げといった『事業所得』は把握していません。
つまり会社が年末調整という形で計算している税金は、給与所得でしか計算されておらず、確定申告をしなければ正しい税金の金額は計算できません。
でも確定申告するなんてめんどくさいと思っちゃいますよね。
ちょっと待ってください。
確定申告をすればお金が貰えるかもしれませんよ!
事業所得を正しく計算すると税金が返ってくる!?
次に事業所得、すなわちバンド収入について見ていきます。
バンドでの収入というと、先ほどあげたようなCD・グッズの売り上げや、チケットの売り上げなどがありますよね。
しかし売れていないバンドマンであれば、それ以上にバンド活動のためにお金を使っていませんか?
このようにバンド活動には多数のお金がかかり、大半の人はバンド活動は赤字のはずです。
そしてさらにアルバイトで稼がなければいけなくなり、『アルバイトでお金を稼いでは、バンド活動費でお金消えるという負のスパイラル』に陥ってませんか?
僕がお伝えしたいのは、『そこまでしてアルバイトを増やさなくても、バンドの事業所得が赤字であることを確定申告すれば、なんと税金が返ってくる(=お金がもらえる)』ということです。
「バンドマン・ミュージシャンが覚えておきたい確定申告の基礎」まとめ
じゃあ具体的にどうやって確定申告するの?というのは別の記事で書くとして、僕が言いたいのはバンドマン(バンドマンに限らず、創作活動全般をしている人に言えることですが。)こそ正しい税金の知識を身に付け、一番大事な時間を作りましょう!
ということです。
人間にとって時間は有限であり、もっとも貴重なものです。
バンドマンはそれに命を懸け、時間を音楽に注ぎます。
1日アルバイトをする時間があれば、何ができますか?
『バンドの練習』・『作曲』・『ライブ』・『音楽の勉強』etc
色んなことができますよね。
確定申告は一見難しいことのように思いますが、覚えれば1日で確定申告ができるようになります。
そのたった1日の手間で半月分のアルバイト代の税金が返ってくるかもしれません。
バンドマンが本来注ぐべき時間は決してアルバイトなどではありませんよね。
僕の記事で税金について理解し、少しでもあなたの音楽活動の時間が増えることを願ってます。
具体的な書類の書き方はこちらの記事をご覧ください。
ミュージシャン・音楽家の開業届・青色申告承認申請書の書き方また僕は「ココナラ」というサービスで、1000円定額&回数無制限で申告や税金に関する質問を受け付けています。
僕に直接相談したい場合は、「ココナラ」でまずはDM相談していただけると幸いです!
最後に、基礎的なことを本で学びたいという方のためにオススメの本を紹介しておきますね。
僕も所有していますが、大変分かりやすくまとられており基礎を学ぶにはピッタリの本です( `ー´)ノ
確定申告で悩むミュージシャン必見!
確定申告が大変なミュージシャンの方は会計ソフトを使った方が楽なので、検討してみることをお勧めします。
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